2017年/フランス/フランス語/カラー/シネスコ/120分 配給:松竹=コムストック・グループ 

2017年11月11日(土)新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマほか全国公開

© Les Films du Lendemain / Shanna Besson

解説

近代彫刻の巨匠、ロダンの愛と苦悩に満ちた半生を描く。
本年度カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作

今年11月に没後100年を迎える、“近代彫刻の父”オーギュスト・ロダン(1840~1917)。《地獄の門》や、その一部を抜き出した《考える人》で高名な19世紀を代表する芸術家である。彼は42歳の時、弟子入り切望するカミーユ・クローデルと出会い、この若き才能と魅力に夢中になる。

本作はロダン没後100年を記念し、パリ・ロダン美術館全面協力のもと、『ポネット』(96)、『ラ・ピラート』(84)の名匠ジャック・ドワイヨンが、ロダンの愛と苦悩に満ちた半生を忠実に描いた力作である。
『ティエリー・トグルドーの憂鬱』(15) でカンヌ国際映画祭、セザール賞の主演男優賞をW受賞したフランスきっての演技派ヴァンサン・ランドンがロダンを演じる為に8カ月間彫刻とデッサンに没頭しロダンの魂までも演じきり、“ジャニス・ジョプリンの再来”と呼ばれる『サンバ』のイジア・イジュランがカミーユを好演。2017年カンヌ国際映画祭のコンペティション作品部門にてお披露目され話題となった。

解禁された予告編では、えびぞりの裸婦モデルを前に創作に没頭するロダンの姿、さらに≪地獄の門≫や賛否両論を巻き起こした≪バルザック像≫といった代表作の創作風景が映し出される。1880年パリ、42歳を迎えたロダンが出会った愛弟子カミーユ・クローデル。互いに惹かれあい激しく愛し合う二人だが、やがて、彫刻家として名声を得たいと願うカミーユはロダンを拒絶するようになる。カミーユへの行き場を失った愛をぶつけるように、モデルたちとの官能的な絡み合いを繰り広げるロダン。愛と苦悩の日々の末、近代彫刻の父が創り上げた最高傑作誕生の瞬間とは――。

ストーリー

スタッフ

監督・脚本:ジャック・ドワイヨン 
撮影:クリルトフ・ボーカルヌ 
衣装:パスカリーヌ・シャヴァンヌ

キャスト

ヴァンサン・ランドン、イジア・イジュラン、セヴリーヌ・カネル 

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