2018年/日本/配給:東宝

(C)2018 「羊と鋼の森」製作委員会

解説

「火花」「君の膵臓をたべたい」などの話題作を抑え、「2016年 本屋大賞第1位」を受賞した小説「羊と鋼の森」。 「2016年 キノベス第1位」、「2015年 ブランチブックアワード大賞」も受賞し、史上初の三冠受賞を達成、さらに直木賞にもノミネートされるなど、昨年最も話題になった小説のひとつです。

本作はピアノの調律に魅せられた一人の青年の成長物語。北海道の高校に通う外村は調律師・板鳥と出会い、感銘を受け、ピアノの調律師として生きていくことを決意。板鳥がいる江藤楽器で働き始め、ピアノと繋がる多くの人と出会い、調律師としての自分を探し求め成長していきます。
ピアノの調律師という世界を繊細な筆致でつづり、日本中の読者と書店員の心を震わせた本作。初版6500部の少部数から、数々の受賞を経て、現在では累計発行部数は50万部を突破という偉業を達成しており、すでに実写映画化も発表されております。

そしてこの度、その繊細な世界観を表現するメインキャストをついに発表いたします!
ピアノに魅せられる主人公の青年・外村(とむら)直樹(なおき)を演じるのは、NHK連続テレビ小説「まれ」や、『orange-オレンジ-』、『四月は君の噓』、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』など常に話題作に出演し、絶大な人気を誇る若手俳優・山(やま)﨑(ざき)賢人(けんと)。

そして、外村に感銘を与え、彼の人生を導いていく調律師、板(いた)鳥(どり)宗一郎(そういちろう)役を、『64』『葛城事件』などで多くの賞を受賞し、日本映画界を支える実力派俳優・三浦(みうら)友和(ともかず)が演じます。

ピアノの一音から景色や森の匂いを感じ取る調律師という難しい役に、今最も勢いのある若手俳優と日本を代表する実力派俳優が挑戦! 主演の山﨑賢人は「調律そして、森とピアノの独特の表現をどう映像にしていくのかすごくわくわくしています。外村直樹をとにかく一歩ずつ丁寧に生きたいと思います。」、三浦友和は「我々俳優陣も原作の音色を壊さないよう、より繊細な心で臨みたいと思います。」とコメント。原作の世界観を丁寧に表現し、若者から大人まで、多くの人の心に突き刺さる繊細な物語を作り上げようと強い意欲を見せています。

メガホンをとるのは昨年32.5億円の大ヒットとなった映画『orange』の監督・橋本光(はしもとこう)二郎(じろう)。『orange』で「未来の自分から手紙が届くファンタジックな世界観」と「少年少女の繊細な心の動き」を丁寧に作り上げた新進気鋭の橋本監督が、本作の世界観に挑みます。
原作の舞台でもある北海道で2月から本格ロケがスタート。音、景色、森の匂い…
観る人の五感を刺激する美しい映画が、まだ雪が深い冬の旭川で、作られていきます。

ストーリー

北海道の田舎で育った主人公・外村直樹は、高校でピアノの調律師・板鳥宗一郎に出会う。

彼の調律したピアノの音に「森の匂い」を感じ、調律師の仕事に魅せられ、その世界で生きていくことを決める。そして専門学校に通ったのち、板鳥のいる楽器店で調律師として働くようになるのだった。

 

一番年齢が近く兄のような存在である柳につきながら、調律師としての道を歩み始めた外村は、一緒に回るなかで、高校生姉妹、和音と由仁に出会う。同じ柳の調律したピアノながら、明るく弾むような音色の由仁に対し、端正でつややかな音を奏でる和音の音。外村は、そんな和音の音に魅了されていく―。

調律師との出会い。

姉妹ピアニストとの出会い。

 

初めての調律と、挫折。

そして見えてくる“本当の自分”。

 

悩み、迷い、挫折を経験しながらも、一歩一歩前へ進んで行こうとする、

みずみずしくも逞しい“成長物語”―。

スタッフ

監督:橋本光二郎
原作:宮下奈都
脚本:金子ありさ

キャスト

山崎賢人
三浦友和

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