原題:REQUIEM FOR A DREAM

クイックフィックス・カルチャーから生まれたADDIOTION MOVIE

2000年10月6日全米初公開

2000年/アメリカ映画/カラー/ヴィスタ/SR D/1時間42分/日本語字幕:寺尾次郎 オリジナルサウンドトラック盤:ワーナーミュージック・ジャパン/原作本:河出書房新社 提供:パイオニアLDC/配給サナドゥー

2011年09月21日よりDVDリリース 2002年02月22日よりDVD発売&レンタル開始 2002年02月22日よりビデオ発売&レンタル開始 2001年7月7日よりシネセゾン渋谷にて公開

公開初日 2001/07/07

配給会社名 0103

公開日メモ クイックフィックス・カルチャーから生まれたADDIOTION MOVIE

解説


これは、愛の本質とは何か?幸福とは何か?人間とは何か?を観る者に鋭く問いかける映画である。
孤独で、満たされない日常を送る恋人たちが、幸福と言う名の出口を求めてさまようラブ・ストーリー
手軽で簡単な現実逃避の手段として私たちの誰もが一度は手にして体験してしまうもの〔煙草・コーヒー・TV・ゲーム・携帯・メール・ダイエット・仕事・セックス・恋愛〕を通して、人間の弱さを正面から描ききっている作品。
主人公の恋人たちにとってたまたま身近にあったものが、ドラッグだった。
主人公の母親もまた、TVのヴァラエティー・ショー出演のために過激なダイエットを試み、たいくつな日常からの出口を追い求めていく。現代に生きる人間の行動様式の基本とも言えるADDICTION(中毒)について、革新的な映像表現と、かつてない音響設計で絶望の極限を通り越し各々の出口に辿り着く若い2人の物語は、21世紀の新しい寓話。

『未来世紀ブラジル』『時計じかけのオレンジ』『ダークシティ』といったアンチ・ユートピア的作風群を遥かに凌ぎ、現実と妄想がハイ・スピードでデッドヒートを繰り広げる究極のヴィジュアル体験である。

監督のダーレン・アロノフスキーは、デビュー作『π〈パイ〉』が1998年サンダンス映画祭監督賞を受賞し、同時にシカゴサンタイムズ、ワシントン・ポスト、シアトル・タイムズ等アメリカのメジャー・ペーパーのベスト10入りも果たすという快挙を成し遂げた鬼才。
2本目の長編である本作『レクイエム・フォー・ドリーム』が、20OO年カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されるという名誉を受けたダーレンは、NYのブルックリンに生まれ、名門ハーバード大学で実写及びアニメ映画を学んだ才人。2000年11月現在で『バットマン』シリーズ最新作のオファーを受けているという。

主人公のハリー・ゴールドファーブを演じるジャレッド・レトは、『17歳のカルテ』『シン・レッド・ライン』といった話題作に出演。デイヴィッド・フィンチャー監督の『ファイトクラブ』でブラッドピットを相手に印象的なキャラクターを演じブレイクした影のある美形のヤングスター。同監督の最新作『PANIC ROOM』でニコール・キッドマンに次ぐ主演に抜擢された新世紀のアクターである。

ヒロイン、マリオンを演じるジェニファー・コネリーは、『ワンス・アポン・アタイム・イン・アメリカ』で衝撃的なデビューを飾った美少女スター。コメディやメジャー大作の出演が多かった彼女も、近年は『狼たちの街』『ダークシティ』といった作品で妖しい魅力を振り撒くファム・ファタールを演じ、大人の女優へと変身を遂げている。本作では、かつての彼女からは想像のつかない大胆な演技的変貌を遂げた。

主人公の母親サラ・ゴールドファーブ役を演じるエレン・バーステインは、『エクソシスト』『アリスの恋』のテンションある演技で有名だが、本国アメリカではつい先頃、アル・パチーノ、ハーヴェイ・カイテルらと共に名門アクターズ・スタジオの共同責任者にも就任した名女優。本作では、2種類のボディ・スーツ、9つの墨を身につけた気鬼迫る演技を披露し、監督の期待に見事こたえ、2001年アカデミー賞の有力候補との声が囁かれている。

ストーリー


コニー・アイランドの寂れた海岸。
古びた煉瓦アパートに孤独な未亡人サラ・ゴールドファーブ(エレン・バースティン)と心優しいがいつもブラブラしている1人息子ハリー(ジャレッド・レト)が住んでいる
家に閉じこもってチョコレートを頬張りながらTVを観るのが何よりも好きな母のもとに、或る日1本の電話がかってくる。ごひいきのダイエット番組に挑戦者として出演してくれというのだ。夢中になったサラは、息子ハリーがバルミツヴァ(少年が13歳の時に受けるユダヤ教の儀式)の時に写した写真を観た。そこには息子と共に赤いワンピースを着た若き日の自分がいた。母は、晴れのTV出演の為にもう1度赤いドレスを着ようとダイエットを決意する。
一方、ハリーと彼の新しい恋人マリオン・シルヴァー(ジェニファー・コネリー)は、孤独と苦悩の日々が相手によって補われることを期待しつつ、徐々に互いの心を開き始めていた。2人の愛は、現実世界からイヤなことをシャットアウトした人工的な逃げ場として燃え上がり、マリオンの家の床で静かに横たわりながら将来の幸福という大きな夢を語ることに費やされる。
そんな2人に友人タイロン(マーロン・ウェイアンズ)が耳よりな話を持ってくる。麻薬の売人をやり、荒稼ぎをしようというのだ。
やがて季節が変わり、赤いドレスが着られるようになったサラは、医者から処方されたダイエット用の薬に大きく依存し、アンフェタミン中毒になってしまった。
ハリーとマリオンは麻薬売買が思うようにうまくいかず喧嘩ばかりしていた。そして、挙句の果てに自らもヘロインの常用者になってしまう。

やがてヘロイン欲しさに自分の体を売るマリオン。
マフィアのヤクを横取りしょうと危険な賭けにでるハリーとタイロン。絶望への道を猛スピードで突っ走っていく彼らが、やがて迎える結末とは?幻覚と現実が入り混じるどうどう巡りの日常から果たして出口は見つけられるのだろうか。

スタッフ

監督:ダーレン・アロノフスキー
脚本:ヒューバート・セルビーJr./ダーレン・アロノフスキー
原作:ヒューバート・セルビーJr.
製作総指揮:ニック・ウェッシュラー/ボー・フリン/ステファン・シンコウィッツ
共同製作総指揮:ベン・バレンホルツ
製作:エリック・ワトソン/パーマー・ウェスト
共同製作:ランディ・サイモン/ショナ・スミス/スコット・ヴォーゲル/スコット・フランクリン
撮影:マシュー・リバティーク
編集:ジェイ・ラビノウィッツ
美術:ジェイムズ・チンランド
衣装:ローラ・ジーン・シャノン
音楽:クリント・マンセル
演奏(弦楽四重奏)クロノス・クァルテット
サウンド・デザイナー:ブライアン・エムリク

キャスト

サラ・ゴールドファーブ:エレンバースティン
ハリー・ゴールドファーブ:ジャレット・レト
マリオン・シルヴァー:ジェニファー・コネリー
タイロン・C・ラヴ:マーロン・ウェイアンズ
タピー・ティボンズ:クリストファー・マクドナルド
エイダ:ルイーズ・レッサー
アーノルド・ザ・シュリンク:ショーン・ギュレット

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