ハリー・ポッターと賢者の石
原題:Harry Potter and the Sorcerer's Stone
史上最強のファンタジーがやってくる。 12月1日世界が魔法にかかる。
2001年11月16日全米公開
2001年/アメリカ/ 152min ワーナー・ブラザース映画提供、ヘイデイ・フィルムズ/1492ピクチャーズ 配給:ワーナーブラザース
2014年07月16日よりDVDリリース 2010年08月06日よりDVDリリース 2007年11月21日よりDVDリリース 2007年06月29日よりDVDリリース 2002年5月15日よりビデオ&DVD発売 2001年12月15日より丸の内プラゼール系ほか渋谷東急ほか、全国松竹・東急系にて拡大ロードショー 2001年12月8日より丸の内ピカデリー2系ほか渋谷東急ほか、全国松竹・東急系にて拡大ロードショー 2001年12月1日より丸の内ピカデリー1系ほか渋谷東急ほか、全国松竹・東急系にて拡大ロードショー
©2001 Warner Bros. All Rights Reserved
公開初日 2001/12/01
配給会社名 0085
公開日メモ 日本でも120万部のベストセラー小説を映画化
解説
家族も、ひとりの友達さえもなく、階段の下の物置に住んでいる少年。
誰からも愛されず、何ひとつ持たず、
間違いなく自分のものといえるのは、額にあるイナズマ形の傷だけ。
それが、ハリー・ポッター。
11歳の誕生日、彼のもとに驚くべき手紙が届く。
そこにはこう書かれていた。
「ハリー・ポッター殿 ホグワーツ魔法魔術学校への入学を許可します」
ハリーは出発する。キングズ・クロス駅の9と3/4番線から、紅色の汽車に乗って。
この世界に居場所がなかったのは当たり前。
だってきみは────魔法使いなんだ!
世界がこの日を待っていた。生きて、しゃべって、笑っているハリーに会う日を。国境を越え、文化も宗教も超えて、100カ国以上の人々が愛した男の子がいま、スクリーンからきらめく緑の瞳で見つめ返す。やっぱりハリーはいたのだ。都会の真ん中で、風が吹き抜ける草原で、あるいは砂漠に囲まれた町で。たがいに遠く離れたいくつもの部屋で、1億の人々がそれぞれの心に描いたハリーが、いたずらっぽい目をした少年の姿となって、私たちの目の前に現れた。1億通りのイマジネーションが集まって生まれた、たったひとりの男の子。奇跡のように彼はそこにいる。あのハリー・ポッターが。
世界中で1億部を売り尽くした、史上最大のベストセラー『ハリー・ポッター』シリーズ。アルバニア語からズールー語まで46の言語に訳され、100カ国以上で出版されたこの物語が、ついに映画になった。同じ時代を生きる世界中の大人と子供が、あらゆる差異を超えて、ひとつの物語に胸を躍らせ、感動できることを教えてくれた11歳の男の子。ハリー・ポッターが、2001年12月1日、スクリーンに魔法をかける。
監督は『ホーム・アローン』『ミセス・ダウト』のクリス・コロンバス。ハリウッドの有名監督が何人も立候補し、前代未聞の“監督オーディション”が行われた本作品に彼が選ばれた決め手になったのは、この作品への桁外れの情熱。映画化の話を知るずっと以前から、娘に勧められて読んだこの作品に夢中になり、すっかり“ポッタリアン”になっていたという。
「今まで監督や脚本家をやってきたのは、すべてこの作品のための準備期間だった」と言い切るコロンバスは、あくまでも原作に忠実に映画化することを主張。原作者のJ・K・ローリングと会って「この本の格調の高さを絶対に損なわず、ある種の暗さや鋭い刺のようなものを失わない」と誓い、実際にすべての撮影を英国で行い、キャスト全員を英国人にすることにこだわった。
脚本を担当したのは『恋のゆくえ ファビラス・ベイカー・ボーイズ』の脚本家・監督で、近作『ワンダー・ボーイズ』でオスカー候補となったスティーブ・クローズ。彼もまた、熱狂的なポッタリアン。みずからが愛してやまないヒーローであるハリーが喋る台本を書くという、脚本家として世界で一番幸運な仕事を手に入れた。
そして主人公ハリーを演じるのは、11歳のダニエル・ラドクリフ。彼こそ、スクリーンに奇跡を起こした張本人だ。いたずらっぽく輝く目。その奥に時折のぞく、かすかな暗さ。子供らしい好奇心に満ちていながら、誰よりもタフで聡明なラドクリフは、額に稲妻を描く前から、すでにハリーだった。3000人の子役をオーディションしても決まらず、途方にくれていた監督とスタッフは、ラドクリフをひと目見るなり確信した。「ここにいた!彼こそハリーだ」と。ことの重大さに「息子の人生が一変してしまう」と反対する厳格な両親を、監督は「どんなことをしても息子さんを守り抜く」と説得。
映画化に協力を惜しまず、完成までつねにスタッフのアイデアとインスピレーションの源となった原作者のJ・K・ローリングも「これ以上のハリーは誰も見つけられない」と絶賛し、1億人の思いを受け止めるにふさわしい、ハリー・ポッターが誕生した。
この史上最強のファンタジーをスクリーンに描き出すために、アカデミー賞に名を連ねる、これ以上望めない顔ぶれの一流スタッフが情熱を注いだ。
撮影にジョン・シール(『イングリッシュ・ペイシェント』『パーフェクト・ストーム』)、美術にスチュアート・クレイグ(『イングリッシュ・ペイシェント』『危険な関係』)、編集にリチャアード・フランシス=ブルース(『グリーン・マイル』『セブン』)、衣裳にジュディアーナ・マコーフスキー(『リトル・プリンセス』『カラー・オブ・ハート』)。そして音楽には、『スター・ウォーズ』、『インディ・ジョーンズ』『ジョーズ』『E.T.』など数々の珠玉の映画音楽を生み出してきた、巨匠ジョン・ウィリアムズ。
ホグワーツ魔法学院のセットは、ライトではなく松明と蝋燭の灯りで照らされ、誰もがどこかで見たことのある、しかし決してどこにも存在しない、不思議な世界が生み出された。
大人も子供も、ハリーとならどんな遠くへも行ける。
9と3/4番線ホームから、紅色の汽車が出るのはもうすぐだ。
さあ、ハリーと一緒に出発しよう。
友情と冒険と試練、
そして、あなたがまだ知らないこと全部が待つホグワーツへ!!
ストーリー
額に稲妻形の傷を持つハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)は孤児。「両親は自動車事故で死んだ」と説明され、亡くなった母親の妹にあたるペチュニアおばさん(フィオナ・ショー)、その夫のバーノンおじさん(リチャード・グリフィス)、息子ダドリー(ハリー・メリング)のダーズリー一家に引き取られて暮らしていた。寝置きするのは階段の下の物置で、服はすべてダドリーのお下がり。一家はハリーを毛嫌いしていて、食事も満足に与えずにこき使っていた。
11歳の誕生日が近づいたある日、ハリーに一通の手紙が届く。不思議な緑色のインクで書かれたその手紙のに宛名は「サレー州リトル・ウィジング プリベット通り4番地 階段下の物置内 ハリー・ポッター様」。なぜ階段の下で寝ていることまで知っているのだろう。自分には一人の友達もいないし、手紙をもらったことなんか一度だってないにに……。不思議に思うハリー。しかしその手紙は、読む前にバーノンおじさんに取り上げられてしまった。
ハリーが読んでいないことを知ってるかのように、その後も何度も舞い込む手紙。そのたびにおじさんが取り上げるのだが、それでも手紙は届き続ける。恐れをなしたダーズリー一家はハリーを連れて海の真ん中の岩場にある小屋に逃れるが、ハリーの誕生日きっかりに、大音響とともに小屋の掛け金が壊れ、ハグリッド(ロビー・コルトレーン)という巨大な男が手紙を持って出現する。やっと中身を読むハリー。それは何と、魔法魔術学校の入学許可証だった。壊れたメガネをかけたやせっぽちのハリー・ポッターは、実は魔法使いだったのだ!
ハグリッドはハリーに真実を明かす。ハリーの両親はすぐれた魔法使いで、10年前のハロウィンの日、魔法界を支配していた強大な悪の力を持つ魔法使いヴォルデモートに立ち向かった。この戦いでヴォルデモートは姿を消し、魔法界に平和が戻ったのだが、両親は1歳の赤ん坊だったハリ−を残して死んでしまう。ハリーの額にある稲妻形の傷は、その時につけられたものだった。魔法界を救ったハリーの両親は世界中の魔法使いにとって伝説的な英雄であり、その遺児であるハリーも知らぬ者のない有名人だという。
真実を知らされたハリーは、かつて両親も学んだというホグワーツ魔法魔術学校に入学する決心をし、9月最初の日、ロンドンのキングズ・クロス駅へ向かう。人間には見えない9と3/4番線から「ホグワーツ特急」に乗った彼は、同じく魔法魔術学校に入学するハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)やロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)とさっそく仲良くなった。
ホグワーツに着いたハリーを待ち受けていたのは、数々の不思議なイベント。そして、立派な魔法使いになるための厳しい勉強と修行の日々が始まった。しかし不気味な事件が次々と起こり、ハリーたちはホグワーツで危険な陰謀が進行していることに気づく。しかもそれは、ハリーの両親の死の真相と深く関わっているらしいのだ……!
スタッフ
監督・製作総指揮:クリス・コロンバス
製作:デイビッド・へイマン
製作総指揮:マーク・ラドクリフ、マイケル・バーナサ、ダンカン・ヘンダーソン
脚本:スティーブ・クローブス
編集:リチャード・フランシス=ブルース
音楽:ジョン・ウィリアムズ
撮影:ジョン・シール
美術:スチュアート・クレイグ
衣装:ジュディアーナ・マコーフスキー
チーフ・アニマル・トレーナー:ゲイリー・ゲイロー
視覚効果監修:ロブ・レガート
キャスト
ハリー・ポッター:ダニエル・ラドクリフ
ロン・ウィーズリー:ルパート・グリント
ハーマイオニー・グレンジャー:エマ・ワトソン
ほとんど首なしニック:ジョン・クリーズ
ルビウス・ハグリッド:ロビー・コルトレーン
フリットウィック先生:ウォーウィック・デイビス
バーノン・ダーズリー:リチャード・グリフィス
ダンブルドア校長:リチャード・ハリス
クィレル教授:イアン・ハート
オリバンダー老人:ジョン・ハート
スネイプ先生:アラン・リックマン
ペチュニア・ダーズリー:フィオナ・ショー
マクゴナガル先生:マギー・スミス
ミセス・ウィーズリー:ジュリー・ウォルターズ
フーチ先生:ゾーイ・ワナメイカー
ドラコ・マルフォイ:トム・フェルトン
ダドリー・ダーズリー:ハリー・メリング
ミスター・フィルチ:デビッド・ブラッドリー
LINK
□公式サイト□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す
http://www.harrypotter.com/
ご覧になるには Media Player が必要となります