原題:The Spy Game

美しい獣たちのミッションが始まる!

2001年11月21日全米公開

2001年/アメリカ/カラー/ドルビーデジタル/スコープサイズ/上映時間:2時間8分/ 字幕スーパー翻訳:戸田奈津子 配給:東宝東和

2002年7月12日よりビデオ&DVD発売 2002年12月15日より日本劇場ほか全国東宝洋画系にてロードショー公開 2001年12月8日より先行ロードショー

(C)2001 BEACON COMMUNICATIONS,LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

公開初日 2001/12/15

配給会社名 0002

公開日メモ 厳重な警備を誇る中国の刑務所にやってきたトム・ビショップ(ブラッド・ピッ ト)。彼はこの刑務所に捕らえられている人物を救出に来たCIAエージェントだ。

解説



類稀な美貌と抜群の演技力を武器に、ハリウッドの頂点に立つブラッド・ピット。オスカー3部門の候補にあがった名作『リバー・ランズ・スルー・イット』の監督として、ピットをスターダムに押し上げたロバート・レッドフォード。新旧ハリウッドを代表するトップ・スターのふたりが、今度は役者同士として鉄壁のコンビを結成。華と魅力を競い合う夢のプロジェクトが、ついに完成した!その名も、『スパイ・ゲーム』。ピット&レッドフォードが世界を股にかける活躍を見せる本作は、知的スリルに富むエキサイティングなストーリーのなかに、男と男の絆の美しさが香り立つ極上のサスペンス・アクション超大作だ。

ビショップによる要人救出作戦を描く息詰まるプロローグ。これを皮切りに、ワシントンDC、香港、ベトナム、ベルリン、ベイルートと、激動する世界を駆け巡って進行する物語は、アクション、サスペンス、そしてロマンスの魅力をたたえながらダイナミックに展開。その中心に鮮やかに浮かび上がるのは、緊張と不安が渦巻くスパイの世界で、命を預けあいながらサバイバルを続けてきた男と男のドラマだ。狙撃の腕と度胸をCIAに買われ、ミュアーの手で一人前のエージェントに育てあげられていくビショップ。あらゆる物事を理性で判断する非情な物腰の陰で、ビショップに父親的な愛情を注ぐミュアー。訣別の時を迎えたのちも、おたがいの腕に寄せる信頼とプロの誇りで強く結ばれたふたり。そんな彼らの師弟関係には、アカデミー賞監督と新人スターという立場で巡り会ったレッドフォード&ピットの姿が、ごく自然にオーバーラップしてくる。レッドフォードに敬愛のまなざしを向けるピットと、彼の成長ぶりを誇らしげにみつめるレッドフォード。彼らのリアルな感情が溢れ出る共演シーンを目の当たりにして、胸の高鳴りを覚えない映画ファンは、いないだろう。

そんなふたりのコンビネーションを、より完壁なものにしているのが、監督のトニー・スコットだ。『トップガン』を筆頭に、『クリムゾン・タイド』『エネミー・オブ・アメリカ』といったヒット作を連発してきた彼は、緊迫感に富む骨太のサスペンス・アクションの名手。東西冷戦の荒野を生き抜いてきた最後のアウトローとも言うべきミュアーと、同じ荒野を歩みながらも純粋さを失わないビショップのそれぞれの個性をひきたてながら、「守るべきもの」を持つ男たちの美学を鮮やかに浮き彫りにしていく。
ピット、レッドフォード、スコット。最強のカードを取り巻く共演陣にも一流の顔ぶれが揃った。戦火のレバノンでビショップと恋におち、ビショップとミュアーの絆に微妙な影を投げかける謎めいたヒロイン、エリザベスを演じるのは、『ブレイブハート』『娼婦ベロニカ』のキャサリン・マコーマック。ミュアーの忠実な秘書で、ビショップ救出作戦に協力するグラディスには、『秘密と嘘』でオスカー候補にあがったマリアンヌ・ジャン=バチスタ。また、ミュアーと腹のさぐりあいを演じるCIA幹部のハーカーには、『ウエルカム・トゥ・サラエボ』のスティーブン・ディレーンが扮し、頭脳戦の醍醐味を盛り上げる。
製作を手がけたのは、『グラディエーター』でオスカーを受賞したダグラス・ウィックと、『ザ・ハリケーン』『13デイズ』のマーク・エイブラハム。臨場感あふれる撮影は、『エネミー・オブ・アメリカ』のダン・ミンデル。プロダクション・デザインは、スコット一家の一員として、『ハンニバル』『テルマ&ルイーズ』などを手がけたノリス・スペンサー。編集は、スコット監督と『トゥルー・ロマンス』『ザ・ファン』で組んでいるクリスチャン・ワグナー。コスチューム・デザインは、『トラフィック』『イギリスから来た男』などのスティーブン・ソダーバーグ作品で知られるルイーズ・フロッグリー。いずれもアーティスティックなエンターテインメントのツボを心得たスタッフが、映画のクオリティに大きく貢献している。

ストーリー


中国。厳重な警備を誇る刑務所に、一台の救急車が到着した。ふたりの中国人医師と共に降り立ったのは、白衣を着たアメリカ人の男。彼トム・ビショップ(ブラッド・ピット)は、この刑務所に捕えられている人物を救出にやって来たCIAエージェントだった。他の医師たちが受刑者に予防接種をしているあいだ、救出劇の準備にとりかかるビショップ。配電盤の接続に失敗し、電気ショックを受けて危篤状態に陥ったと見せかけた彼は、運び込まれた病室を脱け出してターゲットのいる監房へ。途中、看守と鉢合わせする危機にあいながらも、病室まで舞い戻ることに成功する。だが、彼とターゲットを乗せた救急車は、あとひと息のところで警備員に行く手を阻まれてしまった。
ワシントンDC。CIAの作戦担当官として数々の伝説を築き上げてきたネイサン・ミューア(ロバート・レッドフォード)は、今日、華々しいキャリアの最後の日を迎えようとしていた。TVから流れるのは、ベルリンの壁崩壊1周年を報じるニュース。そこに、香港のアメリカ大使館から1本の電話が入る。
「ボーイスカウトがトラブルに巻き込まれた」
ポルシェを駆ってCIA本部に駆けつけたミューアは、香港からの電信を通じてビショップが中国で投獄された事実を知る。続いてオフィスに現れた同僚のハーカー(スティーブン・ディレーン)から、ビショップに関する資料を求められ、事の重要性を察知するミューア。秘書のグラディス(マリアンヌ・ジャン=バティスト)に資料の隠匿を命じた彼は、CIA作戦本部副部長のフォルジャー(ラリー・ブリッグマン)をはじめとする幹部が集合している会議室に乗り込み、事件の背景をさぐろうとする。
ビショップとミューア。ふたりが出会ったのは、ユエ崩落後のベトナムだった。ラオスの将軍暗殺の密命を帯びて現地に乗り込んだミューアは、任務の実行に狙撃兵のビショップを抜擢・予想外のアクシデントに見舞われながら任務をやり遂げたうえ、絶望的な状況を生き延びたビショップに、スパイの素質を見出す。その後、ミューアのはからいでベルリンの米軍基地に飛ばされたビショップは、再会したミューアの元でエージェントの訓練を開始。生来のカンの良さを発揮してめきめきと腕をあげていった。
ビショップにとって、ミューアは、仕事の師であると同時に、自分の命と人生を委ねる相手でもあった。だが、大義をまっとうするためには犠牲が出ることもいとわないミューアの非情なやり方は、しばしぱビショップの純粋さを傷つけた。東ベルリンの二重スパイをあぶりだす陽動作戦を敢行するため、亡命者を囮に使ったミューアに、強い憤りを感じるビショップ。テロリスト暗殺の根回しをするために赴いたベイルートでは、自分の選んだ連絡員を捨て駒に使われる屈辱を味わい、ついに彼はミューアの元を離れようと決意する。それは、現地で心をかよわせたエリザベス(キャサリン・マコーマック)との苦い恋を締めくくる出来事でもあった。
それら一連の経緯を語りながら、上層部の動きをうかがっていたミューアは、大統領の訪中が差し迫っているという政治的な事情から、アメリカがビショップを見殺しにする気でいることを悟る。彼の脳裏に浮かぶのは、拷問に耐えながら、救出にわずかな望みを託すビショップの姿・・・・・・。組織に背き、国に背いてでも、守らなければならないものがある。意を決したミューアは、グラディスを通じてビショップのいる刑務所の画像解析写真を入手。引退後の生活のために蓄えていた全財産を引き出し、一世一代のオペレーションに取りかかる。
ブロの誇りと男の友情を賭けたこの作戦に、ミューアが与えたのは「ディナー・アウト」の暗号名。上層部の目をあざむきながら、遠く離れたビショップを救出するには?ミューアの頭の中で練り上げられた巧妙なシナリオが、いよいよ実行に移される時がやって来る。

スタッフ

監督:トニー・スコット
脚本:マイケル・フロスト・ベックナー、デビッド・アラタ
ストーリー:マイケル・フロスト・ベックナー
製作:ダグラス・ウイック、マーク・エイブラハム
製作総指揮:アーミヤン・バーンステイン、イアン・スミス、
      トーマス・A・ブリス、ジェイムス・W・スコッチドポール
撮影:ダン・ミンデル
プロダクション・デザイナー:ノリス・スペンサー
編集:クリスチャン・ワグナー
衣装:ルイーズ・フロッグリー
音楽/指揮:ハリー・グレッグソン-ウィリアムス
キャスティング:ポニー・ティンマーマン、ルシンダ・スーソン

キャスト

ネイサン・ミュアー(CIA近東作戦部員):ロバート・レッドフォード
トム・ビショップ(CIA契約エージェント):ブラッド・ピット
エリザベス・ハドレー(NGO職員):キャサリーン・マコーマック
チャールズ・ハー力ー(CIA局員):スティーブン・ディレーン
トロイ・フォルジャー(CIA副長官):ラリー・ブリッグマン
グラディス・ジェニップ(ミュアーの秘書):マリアンヌ・ジャン=バチスタ
バイアーズ(国家安全保障会議員):マシュー・マーシュ
ロバート・エイキン(ClA対情報機関員):トッド・ボイス
ハリー・ダンカン(香港アメリカ大使館職員):デビッド・ヘミングス
ミッチ・アルフォード(投資会社役員):ジェイムズ・オーブリー
トラン(元南ベトナム兵・ビショップの協力者):ベネディクト・ウォン
リー(ビショップの協力者):ケン・リャン
ジャン(ビショップの協力者):エイドリアン・パン
シュミット(亡命希望者):ジョーグ・スタドラー
ドーメ(CIA協力者):オーミド・ジャリリ
アマード医師:アミドゥー
シーク・サラメ(対アメリカ・テロ組織の黒幕):ナビル・マサド

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す
http://www.eigafan.com/New_info/Review/spygame/index.html
ご覧になるには Media Player が必要となります