原題:the Animal

“スパイダーマン”もあきれ果て“スーパーマン”も逃げ出した 脳ミソゆるゆるスーパーヒーロー登場!

2001年6月22日公開

2001年/アメリカ/カラー/87min/DTS / Dolby Digital / SDDS 配給:東宝東和

2002年4月6日よりヴァージンシネマズ他ロードショー公開 2002年3月30日より有楽町スバル座にて先行ロードショー公開

(C)2001 Revolution Studios Distributiopn Company LLC All Rights Reserved.

公開初日 2002/04/06

配給会社名 0002

公開日メモ 2001年夏、『ハムナプトラ2』、『パールハーバー』に続き、アメリカ大陸を‘獣王無人’に暴れた超話題作が『アニマルマン』だ!

解説


ためになるかいせつ(または、アニマルマンの正しい飼い方)

ハリウッドが遂に成し遂げた奇跡の偉業!観る者の魂を、前人未到の天然パラダイスに強制投棄するこの映画、脳が溶け出すほど脱力させる。更に幽体離脱をも越える恍惚感に思わずニヤニヤ。名付けて〈全身ゆるゆる感満喫〉ムービーその名は『アニマルマン』。
警官を目指す主人公マーヴィンはどこから見ても屁たれなヤツ。昇進試験も虚弱体質がたたって落第続き。だが、その彼がある日、突然のリニューアル!謎の科学者・ワイルダー博士の手術によって、全身にアニマル・パーツ“動物の臓器”を移植されたのだ。
馬、イルカ、アシカ、象、おサル、ついでに羊、猫、犬…埋め込まれた体内の動物パワーが手っ取り早く発揮される。行く先々で人々にのほほーんとした平和を与えていくアニマルマンことマーヴィンは一躍注目の的。とんとん拍子で、ヒーローとなってしまった。しかし自分の意志とは無関係に、アニマル・パーツが暴走を始める。食欲に性欲までもがケダモノ並みになってしまったのだ。夜毎、理性は無制限解放状態…無意識のうちに精肉店に侵入したり、当人も仰天の逆進化。英雄として褒め称えられていたはずのマーヴィンは、いつの間にか人類の敵になってしまった!?アメコミ原作でもなんでもない、“アクション・フィギュア”や“ボトル・キャップ”になるようなことはまずありえない脱力ヒーローなのだ。
温かな優しさと心揺さぶる感動にあふれる“動物映画”を観て涙ぐんでる人のワキの下をコチョコチョくすぐるかのような、とんでもない野心作。一歩間違えれば、クローネンバーグ・タッチのホラーにもなりかねないこの物語を、迷うことなく“全身ゆるゆるゾーソ”ヘと導いたのは、アメリカで絶大な人気を誇るエンターテイナー、『ビッグ・ダディ』のロブ・シュナイダー。その才能がコメディ映画の未開拓領域をパックリ切り開いてみせたのだ。
そして、マーヴィンと心を通わせていくヒロイン・リアンナを、やはり全米で一大ブームとなった“リアリティ・テレビ番組”『サバイバー』の出場者コリーン・ハスケルが演ずるのも話題。そのキュートな魅力は男性観客のアニマル下心を膨張させること必至。見事な映画デビューとなった。また、オリヴァー・ストーン作品の常連出演者として知られるジョン・C・マッギンリー、『パール・ハーバー』のガイ・トリーらが助演でがっちりサポート。監督はこれがメジャー・デビューとなるルーク・グリーンフィールド。脚本とプロデュースをロブ・シュナイダーと共同で手がけたのは、コメディ・アニメ『シンプソンズ』にも携わったトム・ブレイディ。そして製作総指揮に名を連ねるのは、全米ボックス・オフィスの暴れ馬、『ビッグ・ダディ』『リトル・ニッキー』の人気者アダム・サンドラー。
クライマックスの決着シーンでは、観客全てを無条件降伏させるマキシマム級のオチ脱力が襲いかかる。この奇跡的快挙を祝宴でもやって讃えようではないか!今日もどこかでデ○ルマン、明日はやっぱり『アニマルマン』!!

ストーリー


ゆかいなおはなし(または、アニマルマン観察日記)

エルカートン警察署・事務員マーヴィン・マンジ(ロブ・シュナイダー)には夢があった。殉職した父の跡を継ぎ、立派な警官になること。しかし、このマーヴィン、虚弱体質の上、ちびっ子たちにもナメられっばなし。マッチョなシスク巡査部長(ジョン・C・マッギンリー)からはイジメの標的に。森を守るべく抗議活動をしていた動物保護施設の職員リアンナ(コリーン・ハスケル)こそマイ・アイドルだったが、やっぱり高嶺の花みたい。
そんな時、強盗事件発生の急報が入った。留守番だったマーヴィンは単身出動!ところが途中の山道で、突如出没したアシカ(?!)を避けた彼は車ごと崖下へ転落してしまった。
それから8日後。事故現場で目を覚ましたマーヴィンには怪我一つなかった。それどころか妙にマッスル・ボディとなり、さらに背中には覚えのない手術痕と、そしておケツには体毛がモジャラモジャラ。空港に行けば、驚異的な嗅覚でヘロインの密輸を見事に阻止してみせた。この功績が認められ、彼は見習い警官に昇格決定。シスクだけは不満そうだったが。
マーヴィンの前に現れたのは、フィルダー博士(マイケル・ケイトン)と名乗るヒゲのおじさんだった。「アニマル・パーツ“動物の臓器”を全身に移植することで、瀕死の君を救ったのだ。だけど金がなかったから、サーカスにいたヤツとかのを代用したのだよ」と語る目は、どう見ても面白半分。
こうして“アニマルマン”ことマーヴィンの活躍がなんとなく始まった。鳥の言葉を解し、オランウータンともがっちりスクラムの彼を見て、リアンナは心を劾かされたみたい。池で溺れた市長の息子さんもドルフィン泳法で無事救出。一躍絵に描いたようなヒーローとなった。
しかし、アニマル・パーツは従順ではなかった。博士によれば、それぞれの器官が先祖がえりを起こしているとゆーではないか。事実、無意識のうちに精肉店に侵入し、生肉をムシャムシャやってしまったらしい。農場では、ヤギのネリーに思わず欲情。リアンナとの初デートでも、こらえきれずに「ちょっとトイレヘ」…で、オスの自家発電(×2回)!自分で自分が手におえなくなったマーヴィン。そんな時、2頭の牛がひづめの跡を激しく残して蒸発。その犯人として、マーヴィンの名前が…。
この騒動には真犯人がいるのかも…どうする、どうなる、アニマルマン?!

スタッフ

製作総指揮:アダム・サンドラー、ジャック・ジアラブート
製作:パリー・ベルナルディ、カー・ダンジェロ、トツド・ガーナー
共同製作:トム・ブレイディ、ジョン・シュナイダー
監督:ルーク・グリーンフィールド
脚本:トム・ブレイディ、ロブ・シュナイダー
原案:トム・ブレイディ
撮影:ピーター・リオンズ・コリスター
プロダクション・デザイナー:アラン・オウ
編集:ジェフ・ガーソン、ペック・プライアー
音楽:テディ・カステルッチ
音楽監修:マイケル・ディルベック
衣装:ジム・ラピダス

キャスト

マーヴィン・マンジ:ロブ・シュナイダー
リアンナ:コリーン・ハスケル
シスク巡査部長:ジョン・C・マッギンリー
マイルズ:ガイ・トリー
ウィルソン署長:エドワード・アズナー
ファティ:ルイス・ロンバルディ
ワイルダー博士:マイケル・ケイトン

LINK

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