原題:FINAL DESTINATION

『Xファイル』のスタッフが放つネオ・オカルト・ホラー!!

東京国際ファンタスティック映画祭2000出品::http://www.nifty.ne.jp/fabta/tokyo/index.htm

2000年3月17日全米公開

2000年/アメリカ映画/ニュー・ライン・シネマ作品/97分 配給:ギャガコミュニケーションズ

2011年09月07日よりDVDリリース 2005年03月18日より2005年5月20日までの限定DVDリリース 2004年04月23日よりDVDリリース 2001年5月25日ビデオ発売 2001年1月20日よりみゆき座全国東宝洋画系にてロードショー

公開初日 2001/01/20

配給会社名 0025

公開日メモ 謎のテロリストが自国の利益のために動いたとき、世界の平和の均衡がはぶられようとしていた。国連に属し世界平和のために働く国際保安エスキパートチームの活躍を描く。

解説


突如起こった飛行機墜落事故。だが予知夢によって一命を取りとめた人々は書き換えることができない”死”の定めに再び直面する。運命は、未来は変えられるのか? そして迫りくる《死》の呪縛から逃れることはできるのか!?

1999年の後半、『シックス・センス』のロングラン・ヒットによって映画界は何度目かのホラー・ブームに沸いている。『ホーンティング』そして年末の『エンド・オブ・デイズ』と、社会現象にまで発展した『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』。日本でも『リング』シリーズのほか、数多くの和製ホラーが誕生している。そしてそのブームにとどめを刺すのが、この『Final Destination』だ。

だが『Final Destination』が多くのホラーと一線を画するのは、そのストーリーラインにある。主人公の少年は飛行機が墜落する予知夢によって事故の大惨事を免れる。だが彼の夢のおかげで生き延びたはずの7人の男女が次々と不審な死を遂げていくのだ。予知夢は運命の歯車まで変えられなかったのか? 飛行機事故で死ぬのが運命だとしたら、彼らはこのまま生き続けることはできないのだろうか? 予知、運命、死、現実、破滅、恐怖……さまざまなキーワードを散りばめながら物語は驚愕のクライマックスへ向かって疾走する。

ジェフリー・レディックのストーリーを基に、この奇妙で独創的な映画を創造したのはTVシリーズ『Xファイル』の製作者であるジェームズ・ウォンとグレン・モーガン。不気味で神秘的なテイストは『Xファイル』や『ミレニアム』シリーズを彷彿とさせるものだ。キャストは、『アイドル・ハンズ』でブレイクしたティーン・アイドルのデヴォン・サワをはじめ、TVで人気の若手スターたち。全米では2000年3月に公開され、若者を中心に大ヒットとなった。

ニューライン・シネマが贈る、『オーメン』や『ローズマリーの赤ちゃん』を彷彿とさせるデス・インパクト・ホラーが、Τの『Final Destination』だ。この映画の持つ不可思議な雰囲気や隠喩がサスペンスを作り出すのに重要な役割を果たしている。『Final Destination』は、ジェフリー・レディック、グレン・モーガンとジェームズ・ウォンが脚本を、ウォーレン・ザイド、クレイグ・ペリー、グレン・モーガンが演出を担当。監督はジェームズ・ウォンがつとめた。キャストには、デヴォン・サワ、アリ・ラーター、カー・スミス、クリステン・クローク、アマンダ・デトマー、ショーン・W・スコット、そしてチャド・ドネッラなどの若手俳優がダイナミックに起用された。

ストーリー


アレックス・ブラウニング(デヴォン・サワ)は、高校のフランス語のクラスメートと一緒に、パリへ旅立とうとしていた。飛行機の客席でシートベルトを締め、離陸の準備が整ったまさにその瞬間、アレックスは強烈な予感に襲われる。離陸した直後に飛行機が爆発し、激しい炎を吹き上げるのが見えたのだ。アレックスはパニックに襲われて、全員を飛行機から降ろそうとする。混乱に陥りながらも、アレックスを含む7人の搭乗者たちが不運な運命を背負った飛行機から降りることになった。

出発ロビーに戻ったのは、アレックスと彼の友人のビリー(ショーン・ウィリアム・スコット)とトッド(チャド・E・ドネッラ)、アレックスの警告に即座に従った若い女性のクレア、アレックスのあまりに執拗な警告に恐れをなして飛行機から降りたカーター(カー・スミス)と彼女のテリー(アマンダ・デトマー)、そして飛行機から降りる生徒たちの付き添いを申し出た教師のミス・ルートン(クリステン・クローク)だった。その後、彼らは飛行機が燃えさかる火の玉となって爆発するのを目の当たりにして、アレックスの恐ろしい予感が悲惨にも正しかったことを知ったのだった。

自分の直感が7人の命を救ったとはいえ、皮肉なことに、この墜落事故後、アレックスは罪の意識と疑念に苦しめられる。運命の不吉な兆しが、事故後にアレックスにつきまとうFBIと同様、彼のすべての行動について回るようになる。アレックスは次第に、「しばらくの間、死を免れることができたこの7人も運命の手からそう長くは逃れられない。」と確信する。クレアはアレックスの味方となるが、そのクレアをはじめ、誰一人として、アレックスのゾッとするその予言めいたことを全く信じようとはしなかった……。1人、また1人と、この運命から逃れられない者たちが死神の犠牲となっていくにも拘わらず。

スタッフ

監督:ジェームズ・ウォン
製作:グレン・モーガン、クレイグ・ペリー、ウォーレン・ザイド
製作総指揮:リチャード・ブレナー、ブライアン・ウィッテン
原案:ジェフリー・レディック
脚本:グレン・モーガン、ジェームズ・ウォン、ジェフリー・レディック
撮影:ロバート・マクラクラン
音楽:シャーリー・ウォーカー 

キャスト

デヴォン・サワ
アリ・ラーター
カー・スミス
クリステン・クローク
ダニエル・ローバック

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