俺を殺しに来た少年。 最後の仕事は、彼を守ることだった。

2012年/日本/カラー/110分/ 配給:日活

2012年10月13日ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー

(C)2012「赤い季節」製作委員会

公開初日 2012/10/13

配給会社名 0006

解説


俺を殺しに来た少年。
最後の仕事は、彼を守ることだった。

殺し屋をやめた男 × 両親を亡くした少年
絶望の淵にいた二人の旅が、今、はじまる——

普段はバイク屋で働きながら、殺し屋としての裏の顔を持つ健。だが、“組織”を抜けようと決めたときから、彼の人生は一変する。健を組織に引きとめようとする兄貴分のアキラと、健の平穏な日々を望むバイク屋の店主、陽子。しかし、彼らの思惑をよそに、健はある決意を胸にしていた。10年前、刑事だった健の父は、何者かの手によって殺害された。あのとき、父を殺したのは一体誰だったのか? 最後に、父がやり残したことは果たして何だったのか? 拳銃を手にした健は、両親を事故で失った傷心の剛と共に、真実を求めてバイクで走り出す——。

チバユウスケ ソロプロジェクト SNAKE ON THE BEACH始動!
その楽曲が全編に鳴り響く、新たなる青春映画

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(2003年解散)、ROSSO(活動休止中)、The Birthdayのフロントマン、チバユウスケによるソロプロジェクト、SNAKE ON THE BEACHの楽曲にインスパイアされて一本の映画が生まれた。青春の苦悩と焦燥を深く刻み付けた『赤い季節』で主人公の殺し屋、健を演じるのは、『松ヶ根乱射事件』(07)以来、約5年ぶりに単独の映画主演を飾る新井浩文だ。昨年、映画デビュー10周年の節目を迎え、今年に入り映画だけでも10本もの作品が公開される新井は、本作でこれまでになかった銃撃アクションやバイク・シーンの数々に果敢に挑戦。脚本の段階から彼を想定して描かれたハードボイルドな主人公像を、激しく野性的に演じている。

また、健の兄貴分であるアキラに村上淳、健が自身の姿を重ねる剛に今作で映画初出演の新居延遼明(爆弾ジョニー)、健を見守る陽子に風吹ジュンが扮するほか、田口トモロヲ、永瀬正敏、泉谷しげるといった個性的な面々が豪華競演を果たしている。

本作で初の監督と脚本を務めるのは、『ミッシェル・ガン・エレファント“THEE MOVIE”』で企画を手掛けた能野哲彦。チバユウスケがSNAKE ON THE BEACHとして初の映画音楽を担当、
中村達也、イマイアキノブらと共に映画のためのバンドTHE GOLDEN WET FINGERSを結成、書き下ろし音源を披露するなど、多彩なソロ楽曲をスクリーンの中に響かせている。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの楽曲がフィーチャーされた新井浩文の代表作の一本『青い春』(02)以来となるチバと新井の“顔合わせ”も大きな見どころだ。

 音楽と映画がかつてないかたちで融合し、主人公たちの孤独や悲しみと共鳴する、新しい青春映画がその全貌を間もなくあらわにする。

ストーリー

殺し屋稼業から足を洗い、バイク屋で働く健(新井浩文)。同じ世界にいた母のような陽子(風吹ジュン)と共に、平穏とはいえないまでもまっとうに暮らそうとしていた。しかし、忌まわしい過去はそう容易くは健を自由にはしてくれなかった…。昔の先輩であり、今も殺し屋を続けるアキラ(村上淳)が再び健を仲間に入れようと、バイク屋に足を運ぶようになったのだ。健を元の世界に戻したくない陽子、どうしても健が必要なアキラ、日常が少しずつゆがみ始め、平和だった日々に亀裂が入っていく—。

スタッフ

監督・脚本:能野哲彦
製作:鳥羽乾二郎、藤倉尚、門池三則
企画:ベイス、祭
プロデューサー:西村信次郎、千葉広二
アソシエイトプロデューサー:西尾勇哉、瀬戸垣内潔
音楽:SNAKE ON THE BEACH
撮影:岩神拓郎
照明:前田淳
録音:久連石由文
美術:ENZO
衣装:伊賀大介
ヘアメイク:徳田芳昌
編集:茶圓一郎
装飾:渡辺大智、大和昌樹
音響効果:北田雅也
音楽監修:福本良一
監督補:番場秀一
共同脚本・助監督:久保田博紀
制作担当:須永裕之

製作:日活、ユニバーサルミュージック、バッド・ミュージック・グループ音楽出版、ベイス
制作プロダクション:祭
制作協力:ベイス

キャスト

新井浩文
村上淳
田口トモロヲ
永瀬正敏
泉谷しげる
風吹ジュン
新居延遼明

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