2013年/日本/カラー/114分/ 配給:ビターズ・エンド

2013年5月18日(土)〜 シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー 2013年4月27日(土)〜 沖縄・桜坂劇場にて先行公開

(C)2012「旅立ちの島唄〜十五 の春〜」製作委員会

公開初日 2013/04/27

配給会社名 0071

解説


今年もっとも期待される若手女優のひとり、三吉彩花の記念すべき初主演作は、小林薫・大竹しのぶという日本映画界を代表する名優との共演。
島唄にのせて、娘世代も親世代も感動の涙がとまらない、旅立ちの名作が誕生しました。

『グッモーエビアン!』の好演で、第67回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞を見事受賞した三吉彩花が、小林薫・ 大竹しのぶという、日本映画界きっての演技派と共演した初主演作『旅立ちの島唄〜十五の春〜』の公開劇場が決定しましたので、どうぞご紹介くださいますようお願いします。
舞台は、沖縄本島から東へ360キロにある絶海の孤島・南大東島。島には高校がない。子どもたちは進学のため、たった15歳で島を出て、家族と離れて暮らさなければならない。その南大東島に実在す る少女民謡グループ“ボロジノ娘”。島を旅立つ先輩を見送って、グループのリーダーになる優奈を演じるのが三吉彩花だ。15歳の揺れ動く複雑な感情をみずみずしく演じきっただけでなく、三線と島唄を特訓し、彼 女が披露する南大東の別れの歌“アバヨーイ(さよならの意)”は必見。優奈の父・利治には名優、小林薫。家族と離れ、島でさとうきび農家 を続ける父親の葛藤を体現し、日本中の父親の共感を呼ぶ。そして、日本を代表する女優、大竹しのぶが長女とともに島を離れて以来、那覇で 暮らす母親・明美の心のうちを見事な演技力で表現している。メガホンをとったのは井筒和幸監督作品(『黄金を抱いて翔べ』『ヒーローショー』)の脚本家としても知られ、『キトキト!』(07)で監督デビューした吉 田康弘。実在する“ボロジノ娘”にインスパイアされ、島の現実をリサーチし、そこからオリジナル・ストーリーを生み出した。ちいさな仕草 ひとつから登場人物の心を鮮やかにすくいとって、娘の想い、親の想いを繊細に描き、ドラマティックな映画以上に感情を揺さぶられる感動作 を完成させた。

ストーリー




絶海の孤島と呼ばれる南大東島。この島には高校が無い。この島で生まれ、高校に入学する子供は皆15歳で旅立っていかなければならない宿命にある。
島で暮らす一人の少女・優奈(三吉彩花)。民謡グループのリーダーである優奈は、3人兄妹の末っ子で、父親と二人暮らし。中学卒業まであと一年。
サトウキビ農家の島人である父親(小林薫)。本島生まれで、優奈の姉・美奈が高校に行く時に、一緒に島を出た母親(大竹しのぶ)。幼子と共に島に戻っている姉・美奈(早織)。
那覇で働く長男。この島に暮らす誰しもに振りかかる、家族が離ればなれに暮らさざるを得ない厳しい現実。めったに母親に逢えない寂しさ、父親を一人島に残して出て行くことへの不安、淡い恋心、バスや横断歩道といった未知の世界への好奇心、そして将来への不安。みんなで一緒に暮らせたら、という言葉を飲み込んで、15歳の旅立ちのときが迫る—。
新しい生活と島の暮らし。島を出る者と残る者。それぞれが悩みや不安を抱えながらそれでも前に進んでいく人々の中で、南大東島の島唄を唄い切って島を旅立つ15歳の姿を描いた感動作。

スタッフ

監督・脚本:吉田康弘【「キトキト!」(脚本・監督)/「ヒーローショー」「黄金を抱いて翔べ」(脚本)】

特別協賛・撮影支援:南大東村
企画・制作 アミューズ 映像製作部/沖縄映像センター/デジタル・フロンティア
製作:『旅立ちの島唄〜十五の春〜』製作委員会
(アミューズ、沖縄映像センター、ファミマ・ドット・コム、ビターズ・エンド、ひかりTV、琉球放送、沖縄タイムス社)

キャスト

三吉彩花
大竹しのぶ
小林薫
早織
立石涼子
山本舞子
照喜名星那
上原宗司 
手島 隆寛 
小久保寿人 
日向丈 
松浦祐也 
若葉竜也 
ひーぷー 
普久原明

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