ゾンビ処刑人 – CINEMATOPICS

原題：The Revenant

各国の映画賞を席捲した話題の問題作『ショーン・オブ・ザ・デッド』×『処刑人』なバディ・ゾンビ・アクションコメディ！

最優秀作品賞オーストラリア映画祭最優秀作品賞ザナドゥSFホラー映画祭最優秀作品賞ファルスタッフ国際映画祭観客賞・長編映画賞シネヴェガス映画祭監督賞・観客賞ファンタスティック映画祭最優秀映画賞・監督賞・観客賞ゾンパイアアンデッド映画祭銀賞トロントアフターダーク映画祭最優秀作品賞・監督賞・主演男優賞・観客賞 NYホラー映画祭ベスト・オフ・ザ・エッジ賞オマハ映画祭ベストメイキャップ賞・ベストSFX賞 L.A.スクリームフェス最優秀作品賞・監督賞ナイト・オブ・ホラー国際映画祭シッチェス国際映画祭ブリュッセル国際映画祭シカゴ国際映画祭ストックホルム国際映画祭リーズ国際映画祭スターツ・デンバー国際映画祭マール・デル・プラタ国際映画祭

2009年/アメリカ/カラー/アメリカン・ビスタ(予定)/HDV/117分/ビスタサイズ/英語字幕宣伝協力:東風提供:日活配給:AMGエンタテインメント

2011年11月19日(土)よりシアターN渋谷にてレイトショー公開

公開初日　2011/11/19

配給会社名 0644

解説

アメリカ市民に支持されたのは、史上最高に汚く臭いアンチ・ヒーロー。
夜回りゾンビのガンマンが、悪を倒して生血を啜る！
『ショーン・オブ・ザ・デッド』『コリン』『ゾンビランド』など、根強い人気を誇るゾンビ映画界に、またひとつ強力なゾンビ映画が登場した。思わぬ事態から街のヒーローになってしまったゾンビと、ゾンビに憧れる人間という着想を得たのはこれが本格初監督のケリー・プリオー。幼い頃からホラーを愛していた彼は「エルム街の悪夢３／惨劇の館」でSFXアーティストとしてそのキャリアをスタート。その後も「アビス」「エアフォース・ワン」などで順調にキャリアを積み重ねるプリオーに分岐点が訪れたのは２００２年。「ファンタズム」シリーズの鬼才ドン・コスカレリとの映像制作だった。長年尊敬の念を抱いていたコスカレリ監督が仕掛けた前代未聞の超低予算バトルホラー「プレスリー VS ミイラ男」でVFX、撮影の二役をこなし、自らも監督作を作りたいと思いを募らせるに至ったプリオーは7年にわたる構想の後、ゾンビ側の視点に立ち、人間社会をコミカルに皮肉りながらも最後には叙情的な切なさを残すまでに物語を結晶させることに成功、世界中の映画賞を席捲した。

ストーリー

死など存在しない。海に沈んだ星は、別の地平線から再び昇る
そして天に輝く王冠は永遠に光を放ち続けるのだ。——名も泣き墓標より
イラクに派兵中、不慮の事故に遭い無言の帰還を遂げた若き兵士、バートの葬式。
バートの婚約者ジャネットは泣き崩れ、親友のジョーイはその早すぎる死にショックを隠しきれない。
そして、あまりのことに耐え切れなくなった２人は、激しく体を求め合う。一方、墓場では埋葬されたバートが蘇っていた。事情が飲み込めず困った彼はジョーイを訪ねる。

クセえ！　マジ信じらんねえ！！
お前から、何か変なニオイがするぞ！！！
「…あいつはいい奴だった。」ジャネットと別れ、独り自宅で亡き親友の思い出に浸っていたジョーイの部屋のドアがノックされる。そこにいたのは顔面デロデロ、ゾンビ化したバートだった。こんな姿では婚約者のもとにも帰れなかろう。と彼は戸惑いながらもバートを受け入れる。

…ウェーッ。エオッ！ゲロゲロ…（内臓）ドフッ。
何なんだよ！お前の大好物だったろ！？
ゾンビ化したバートを待っていたのは飽くなき飢餓感だった。しかし、心配したジョーイが人間の食事を与えても防腐処理された内臓が耐え切れないのか、臓物ごと吐き出してしまう始末。生き血だけが食事になりえると気づいた２人は病院へ向かい輸血パックを強奪！

“夜回りガンマン”と呼ばれる２人組が強盗を阻止しました、
——市中、喝采の嵐です！
深夜の裏道、彼らを強盗が襲う。しかし、そこはゾンビ。もはや撃たれても死ぬことはないので、あっさりと強盗を成敗。そして２人は気づく。…ここは悪人の街、ロサンゼルス。殺されてもしょうがない奴らの温床っ！彼らは愛車の最新型カマロに乗り込み『夜回りゾンビ』として夜な夜な街に繰り出しては悪人を豪快に殺戮しつつ生き血を啜る日々をスタートする。そして彼らは怖いもの知らずの正義のヒーローとして一躍時の人に。

カッコいいな、ゾンビ・ヒーローだ。
決めた！俺もゾンビになるっ。お前の血、ちょっと飲ませてみろや！！
勿論拒否したバート。しかしある日銃撃戦で撃たれ死にかけているジョーイを助けようと、バートは彼の血を飲んでしまう。朝、目覚めると望みどおりゾンビになっていたジョーイ。２人組ゾンビとなった彼らはさらなる快進撃を続ける。しかし、一方警察も彼らの居所を追っていた。

彼女を俺たちみたいにしたいのか？
夜な血を求めてさまようあわれな化け物に？
ハイテンションのジョーイに対し、ため息混じりのバートがひとり部屋へ戻ると、そこにはジャネットが。彼女も事実を知ってしまったのだ。愛する２人が永遠に一緒にいるために自分をゾンビにしてくれと懇願するジャネット。
そこへジョーイが戻ってくる。バートはジャネットの血を飲んだことを打ち明ける。ジョーイは激怒。バートの葬式の後、彼女と寝たことを告白する。２人は銃を撃ちまくる大喧嘩を繰り広げるが、当然どちらも死なない。ジョーイは飛び出して行き、２人はケンカ別れ。そしてバートはジャネットと永遠のお別れをする。

バイブがなきゃ……話せない人生なんてゴメンだ。
頼むから俺のことを、殺してくれ、殺してくれよ。
１人になったジョーイは町で何者かに連れ去られる。最初に殺したはずの強盗ミゲルだった。実は血を飲まれた時にはまだ生きていて、ゾンビとして蘇ってしまったのだ。自分をゾンビに変えたジョーイに腹を立て、ミゲルは彼を切り刻み、生首をバートの元に送りつける。生首になりもごもご喋り続けるジョーイの首に人口声帯代わりのバイブを優しく当ててやるバート。警察も、軍も、マスコミも全てが彼を狙っている。…しかし、ついに相棒まで失い絶望に陥ったバート。しかし、不死身の体では自殺すら許されない。絶望の淵に立つバートの行く末とは…。

スタッフ

監督・脚本・編集・制作：ケリー・プリオー「エアフォース・ワン」
制作：リアム・フィン「ＪＦＫ」/ジャック・テレマケ「マーダー・フィルム」
撮影：ピーター・ホーキンス「ベティ・ペイジ」
編集：ウォルター・モンタギュー・アーチ
音楽：ウェンデル・ホブス
VFX：アダム・ベンソン「グリーン・ランタン」

キャスト

デヴィッド・アンダース「ＨＥＲＯＥＳ／ヒーローズ」
クリス・ワイルド「エボリューション」
ルイーズ・グリフィス「TEKKEN 鉄拳」
エミリアーノ・トーレス「ＣＳＩ：マイアミ」
ジェイシー・キング「クライムチアーズ」

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