原題:Born Into Brothels: Calcutta's Red Light Kids

インド・カルカッタの売春窟に生まれついた子どもたちを、希望ある未来へと導いた奇跡!

文部科学省特別選定作品 第77回アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー映画賞受賞

2004年/アメリカ/カラー/85分/ヴィスタ/ドルビーSRD/カラー/ベンガル語・英語/35mm/日本語字幕:桜井文 サントラ盤:ビクターエンタテインメント ポストカードブック:朝日新聞出版 配給:アットエンタテインメント

2008年11月22日(土)より、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー

Copyright© Red Light Films, Inc. 2004

公開初日 2008/11/22

配給会社名 0104

解説


一人の女性カメラマンが始めた、希望を与える写真教室

インド・カルカッタの売春窟で暮らす子どもたちに、夢や希望は与えられていない。
女の子は売春婦に、男の子は女たちの世話をするよう運命付けられている。
ニューヨークで活動する写真家ザナ・ブリスキが、売春婦の取材にカルカッタの売春窟を訪れた時、そこで暮らす子供たちの悲惨な運命を目の当たりにする。ザナは「どうにか子どもたちをここから救い出したい」願いから唯一彼女ができることを始める。それは写真教室を開くこと。インスタントカメラを購入してそれを子どもたちに与え、構図から現像まで一通りのことを教え始め、同時に映像作家ロス・カウフマンがその活動を映像に収めていった。

子どもたちが撮った驚くべき写真の数々!ニューヨークの写真展へ

バスに乗り込み、動物園や海に出かけた子どもたちは、カメラのファインダーを通して初めて外の世界を知る。子どもたちの撮った写真には素晴らしい才能だけでなく、もっと何か大切なものを感じさせられる。子どもたちはカメラで自分を表現することを知る。そして、閉ざされていた心を解放し、夢と希望を抱き始めていく。子どもたちが撮った驚くべき写真は、高く評価され、ニューヨークで写真展が開催され話題となる。次に地元カルカッタの書店ギャラリーでも開催されることが決まり、そこを訪れた子どもたちは世界中の記者に囲まれ取材を受け、自分たちの将来の夢について語り出す。

“ぼくたちにも素敵な未来が待ってる“ 初めて抱いた将来の夢

子どもたちが学校に通うための手続きに奔走するザナ。何度も役所へ出向き子どもたちの出生証明書など必要な身分証明書類を求めた。売春窟で暮らしていることから、HIV検査も必要になった。そしてやっとのことで子どもたちは学校に行くチャンスを得る。しかし、子どもたちを生まれ育った境遇から抜け出させるのは大変なことだった。学校へ行くことを家族に反対される10歳の少女プージャ。才能が認められ子供写真展が開催されるアムステルダムに招待を受けた11歳の少年アヴィジットは、母親の死で動揺してしまう。14歳の少女スチートラは家族に強制されて売春をさせられる危機に陥る。子どもたちが選択するそれぞれの未来は・・・。

ストーリー




子どもたちの紹介

アヴィジット(11歳) 「お医者さんか画家になりたい。でも、写真家もいいな」
芸術的才能に恵まれた男の子
ゴウル(13歳) 「この街で暮らす人たちの生活を写真で伝えたい」
感受性豊かで思慮深い男の子
プージャ(10歳) 「お裁縫と写真を仕事にしたい。でも妹を養わなくちゃ」 
お転婆な女の子
コーチ(10歳) 「もし学校に行けたら、素敵な未来が待ってるんだろうな」
内気で優しい女の子
マニク(10歳) 「初めて海と動物園に行ったんだ。びっくりしたよ!」
ケンカが大嫌いな男の子
シャンティ(11歳) 「写真を撮っている時はいつもの“仕事”が忘れられる」
 ちょっぴり我がままな女の子
スチートラ(14歳) 「カメラと出会って違う自分になれる気がした」
おとなしくて口答えしない女の子
タパシ(11歳) 「どんなに貧しくても、いつか幸せになれると思うよ。先生になりたい!」
夢見る女の子

スタッフ

監督:ロス・カウフマン、ザナ・ブリスキ
編集:ナンシー・ベイカー&ロス・カウフマン
撮影:ロス・カウフマン&ザナ・ブリスキ
音楽:ジョン・マクダウエル
クリエイティブ・コンサルタント:サム・ポ−ランド&ヴィクラム・ジャヤンチ
エグゼクティブ・プロデューサー:ギャラリン・ホワイト・ドレイファス
共同エグゼクティブ・プロデューサー:パメラ・ターナー・ボウル

キャスト

登場する子供たち:
アヴィジット
ゴウル
プージャ
コーチ
マニク
シャンティ
スチートラ
タパシ

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す