原題:Closing The Ring

アイルランドの丘で発見された指輪。50年間眠り続けた愛の秘密が今、目覚る・・・。
アカデミー賞スタッフ・キャストが贈る、実話から生まれた感動のラブストーリー

2007年/イギリス・カナダ・アメリカ/118分/カラー/ヴィスタ/ドルビーデジタル
エンディングテーマ:エイミー・ピアソン『Lost Without Your Love』SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL INC.
後援:ブリティッシュ・カウンシル
配給:松竹

2008年12月20日よりDVDリリース
2008年7月19日(土)よりテアトルタイムズスクエアほか全国順次ロードショー

(C)SCION FILMS PREMIER (THIRD) LIMITED PARTNERSHIP/UK FILM COUNCIL/ CLOSING THE RING LIMITED/ CTR CANADA LIMITED

公開初日 2008/07/19

配給会社名 0003

解説



アカデミー賞に輝くスタッフ・キャストが贈る
半世紀、二大陸を結ぶ実話から生まれた感動のラブ・ストーリー

 今から数年前のある日、アイルランドのラジオから一風変わったニュースが流れた。ベルファストの丘で、指輪が見つかったというのだ。もちろん、ニュースになるからには、ただの指輪ではない。50年以上も前にその丘で墜落死した、アメリカ軍の航空兵の結婚指輪だったのだ。
 いったい、この指輪はどんな運命を辿ってきたのか? そして、誰のもとへ帰るのか──? 多くの人々の想像力をかきたてたこのニュースに、一人の脚本家が創作意欲を激しく揺さぶられ、半世紀、二大陸を結ぶラブ・ストーリーを書き上げた。実話から生まれたこの物語に惚れこんだ、アカデミー賞に輝く一流のスタッフ、キャストの手によって映画化されたのが、本作『あの日の指輪を待つきみへ』である。

今、指輪に封じられた愛の秘密が明かされる──

 ある日突然、アメリカに暮らすエセル・アンのもとに、アイルランドからの報せが届く。エセルの名前が刻まれた金の指輪が、ベルファストの丘で発見されたというのだ。送りましょうという申し出を、なぜか冷たく断るエセル。彼女は、長年連れ添った夫チャックを亡くしたばかりだった。父親の死を淡々と受け止める母親に不満を抱く娘のマリーに、自分の人生は21歳で終わったから、今さら嘆くことなど何もないと語るエセル。マリーは、両親の親友で、青春の日々を共にしたジャックに事の真相を尋ねるが、彼は瞳に悲しみをたたえるだけで、過去を語ろうとしない。
 なぜ、エセルが一度も行ったことのないアイルランドに、指輪が埋もれていたのか? 指輪に刻まれたもう一つの名前「テディ」とは誰なのか? 彼は今、どこにいるのか? 指輪を見つけた青年が、はるばるアイルランドからエセルを訪ねてきた時、遂にエセルは決意する。50年前の過去と向き合うことを──。今、2つの時代、2つの国を結ぶ、壮大な愛の旅が始まった……。
 この世の中で、失くした恋ほど、美しいものはない。時が経てば経つほど、悲しみさえも熟した甘い果実となり、再び傷つくことを恐れる私たちを、過去の部屋に閉じ込める。しかし、若き日の悲恋に決着をつける旅に出たエセルは、運命の愛は一度きりではないという、人生の素晴らしい真実を見つける。その姿は、すべての女性に、命ある限り愛に生きる勇気を与えてくれるだろう。

一人のヒロインのために名匠が選んだ、ハリウッドの大女優と期待の若手女優

 映画史に輝かしい功績を残してきた監督、そして俳優人生の中で、本作の脚本を「最も感動した物語の一つで、どうしても自分の手で映像化したかった」と語るのは、リチャード・アッテンボロー。『ガンジー』でアカデミー賞を受賞、ロード(卿)の称号を持つイギリス映画界の重鎮である。
 アッテンボロー監督が、ヒロインのエセルを演じられるのは彼女しかいないと熱烈なオファーを贈ったのが、『愛と追憶の日々』でアカデミー賞を受賞したシャーリー・マクレーン。1955年の映画デビュー以来、半世紀もの間、ハリウッドのトップの座に君臨し続ける大女優だ。若き日のドラマティックな恋愛が残した甘美な影をまとったエセルが、やがて新たな人生に向かって光り輝いていく姿を見事に演じきった。充実した歳月を重ねることでしか得られない、風格に満ちた美しさをスクリーンに刻み付けている。
 若き日のエセルには、大ヒットTVシリーズ「TheOC」で、日本でも人気急上昇のミーシャ・バートン。大先輩の若い頃を演じるというプレッシャーをはねのけ、名匠の抜擢に圧倒的な演技力と瑞々しい存在感でこたえた。
 エセルを見守り続けたジャックには、『サウンド・オブ・ミュージック』から『ナショナル・トレジャー』まで、100本以上の映画に出演しているベテラン俳優、クリストファー・プラマー。その他、『父の祈りを』でアカデミー賞にノミネートされたピート・ポスルスウェイト、『マイ・レフトフット』で同賞に輝いたブレンダ・フリッカーら、実力派が脇を固めている。
 アイルランドとアメリカ、それぞれの国の2つの時代を映像の質感で描き分けた撮影は、『ことの終わり』でアカデミー賞にノミネートされ、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』『トロイ』などの大作でも知られるロジャー・プラット。

 人生が続く限り、愛は終わらない。2008年夏、運命の愛を探しに行きませんか──?

ストーリー



アイルランドの丘で発見された指輪。50年間眠り続けた愛の秘密が今、目覚める……

すべては、名前が刻まれた一つの指輪から始まった──

 1991年、アメリカ。ミシガン州ブラナガンに暮らすエセル・アン(シャーリー・マクレーン)のもとに突然、遠く離れた国アイルランドからの国際電話が入る。ジミーと名乗る青年(マーティン・マッキャン)が、ベルファストの丘で、エセルの名前が刻まれた金の指輪を発見したというのだ。「送りますか?」というジミーの申し出を、なぜか冷たく断るエセル。指輪にはもう一つ「テディ」という名前が刻まれていた……。

一人娘も知らないエセルの過去、固く口を閉ざす親友──

 エセルは、長年連れ添った夫チャックを亡くしたばかりだったが、夫の死を淡々と受け止めていた。そんなエセルに不満をぶつける一人娘のマリー(ネーヴ・キャンベル)に、エセルは「私の人生は21歳で終わったのよ。今さら何を嘆くの?」と言い放つ。ショックを受けたマリーは、両親の親友であるジャック(クリストファー・プラマー)に、いったい何があったのか問いただすが、ジャックは悲しげな瞳で「過去を掘り返すな」と忠告するだけだった。

1941年、アメリカ。運命の出逢いと美しい友情があった──

 50年前、若き日のエセル(ミーシャ・バートン)は幸せの絶頂にいた。遂に運命の人とめぐり逢ったのだ。航空学校に通うために、田舎からこの町にやって来たテディ(スティーヴン・アメル)だ。一点の曇りもない、ピュアで爽やかな彼の笑顔は、エセルの心の太陽だった。優しくて真面目なチャック(デヴィッド・アルペイ)と、恋愛に不自由したことのない遊び人だが魅力的なジャック(グレゴリー・スミス)は、二人の恋を応援した。彼らもまた、町で1番美しいエセルに密かに恋していたが、テディとの友情を失いたくなかったのだ。

一つだけの指輪で永遠の愛を誓った、秘密の結婚式──

 燃え上がる二人の恋を阻むものが、一つだけあった。戦争だ。爆撃機に搭乗する日を目前にしたテディは、エセルのために自らの手で建てた家にジャックとチャックを招き、ある特別な約束を願い出る。もし自分が戦死したら、どちらかにエセルの面倒を見てほしいというのだ。ジャックはエセルへの日々募る愛を隠して、自分は恋多き男だからと辞退、チャックが複雑な想いで約束を交わす。
 それから数日後、エセルとテディは教会で結婚式を挙げる。出席者はジャックとチャックだけ、神父はまだ資格のない見習い、結婚指輪はただ一つ。テディにもらった指輪にエセルが二人の名前を彫ったものだ。神の前で永遠の愛を誓ったテディは、指輪を胸に戦地へ旅立った。

壁の中に”封印”された、愛の思い出──

 いつも戦争は、大切なものを奪っていく。テディの乗った爆撃機は、ベルファスト上空から悪天候のため丘へ墜落。遺体は発見されず、戦死の報を受けても、エセルは諦められない。やがて帰還したチャックとジャックは、エセルに頼まれて、テディがエセルに遺した家の壁の中に、彼の写真と遺品を “封印”する。テディの死を認めず、悲しみに蓋をしたエセルは以来、泣くことも心の底から喜ぶこともできず、ただ淡々と生きてきたのだ。
 そして今、遂にエセルは封印を解く。決意のきっかけは、ジミーがアイルランドから届けに来た指輪だ。エセルの頼みで壁を壊したジャックもまた、テディとの約束を果たすために封印した、エセルへの愛に向き合うのだった。

過去に決着をつけるため、アイルランドへ──

 なぜ、ジミーが指輪を掘り出したのか? ジミーには、エセルたちに繋がる本人も知らない縁があった。彼の祖母エレノア(ブレンダ・フリッカー)は50年前、この地に派遣された米軍の男たちと毎夜ダンスに興じていた。その中にはジャックの姿もあった。そして、エレノアの旧い知り合いで、元消防士のクィンラン(ピート・ポスルスウェイト)は、丘に米軍の爆撃機が墜落して以来ずっと、掘り起こし作業を続けている。好奇心に駆られたジミーが半ば強引に参加、すぐに発見したこの指輪こそ、どうやらクィンランの50年来の”捜し物”らしいのだ。そんなジミーと、エセルはベルファストへ旅立つ。運命の愛に決着をつけるために……。

なぜ、クィンランはテディの指輪を捜していたのか? 
テディの死にまつわる、エセルが知らない事実とは?
今、過去と向き合う勇気が、エセルを輝かしい未来へ導こうとしていた──。

スタッフ

監督: リチャード・アッテンボロー
プロデューサー: ジョー・ギルバート、リチャード・アッテンボロー
共同プロデューサー: マーティン・F・カッツ
脚本: ピーター・ウッドワード
衣装: ヘイゼル・ウェブ=クロージャー
音楽: ジェフ・ダナ
プロダクション・デザイン: トム・マクラーフ
編集: レスリー・ウォーカー
撮影監督: ロジャー・プラット(BSC)

キャスト

シャーリー・マクレーン
クリストファー・プラマー
ミーシャ・バートン
スティーヴン・アメル
ネーヴ・キャンベル
ピート・ポスルスウェイト
ブレンダ・フリッカー
グレゴリー・スミス
デヴィッド・アルペイ
マーティン・マッキャン

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