2007年/日本/ヴィスタ/DTS/102分 配給:シナジー

2010年07月21日よりDVDリリース 2008年2月9日(土)より、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、全国順次ロードショー

(C) 2007『恋する彼女、西へ。』製作委員会

公開初日 2008/02/09

配給会社名 0341

解説


広島が舞台となった映画といえば、歴史的に重いテーマを扱った作品ばかりでした。そういったイメージではなく、広島を舞台にした素敵なラブストーリーを見たい。そんな思いから誕生した作品が、『恋する彼女、西へ。』です。

平和の町・広島で、現代のキャリアウーマンであるヒロインと、タイムスリップをして現代に現れた、60年前の純真で真っすぐな心を持つ青年軍人が出会い、やがて二人は時を超えて激しい恋に落ちていく。

この”ラブ・ストーリー・イン・ヒロシマ”の原作と脚本を手がけたのが、NHK朝の連続テレビ小説「さくら」をヒットさせ、2008年の大河ドラマ「篤姫」を担当する田渕久美子。何度も広島へ足を運び、新感覚のSFラブストーリーを誕生させました。

出演は、キャリアウーマンの響子役に『半落ち』の鶴田真由。等身大の現代女性を生き生きと演じ、同世代の女性が共感できるヒロインを見事に演じています。そして過去からタイムスリップして現代の広島に現れた海軍少尉の矢田貝には、『嗤う伊右衛門』の池内博之。現代に戸惑い、歴史の事実を知りながらも、自分の生きる時代を模索する青年を好演しています。

共演には、『1リットルの涙』のかとうかず子、『手紙』の辰巳琢郎、『それでもボクはやってない』の徳井優、『交渉人 真下正義』の金田龍之介、そして日本映画界の名優『江分利満氏の優雅な生活』の小林桂樹といった、芸達者な俳優陣でかためています。

監督はテレビドラマ「京極夏彦 怪シリーズ」「鬼平犯科帳」等を手がけ、本作が映画デビューとなる酒井信行。そして主題歌をブルースバンド”憂歌団”のリードボーカルとして絶大な人気を誇る木村充揮の「小さな花」が使われています。

四季折々の広島平和記念公園、本通商店街、広島市民球場など、全編に渡り美しい広島の風景が随所に織り込まれています。

ストーリー

東京の不動産建築設計会社で働く33歳のキャリアウーマン、杉本響子(鶴田真由)は、失恋ドつぼ中で仕事も絶不調だ。そんな時に、後輩男性社員の仕事の尻拭いで、広島に行くこととなる。

8月の広島の照りつける日差しの下で、響子は突然、男に話しかけられる。「ここはどこですか?」白い海軍服を着た短髪の若い男、彼の名は矢田貝亨(池内博之)といった。現代と不釣り合いな彼に関わりを持ちたくないと思っていた響子だったが、トラブルに見舞われた矢田貝に関わるうちに、彼が60年前の昭和20年8月3日からタイムスリップをして現代に突然現れた人間であることを知る。

半信半疑の響子だったが、彼の言っていることが本当だとわかっていくうちに、次第に彼のことが気になっていく。
響子の口から歴史の事実を聞きながらも、過去へ戻ろうとする谷田貝。響子はいつしか彼に愛を感じ始め、過去へ帰ることができる方法がわかった時、二人は意識し始める。

お互いの運命を変えられないジレンマに悩みながらも、二人が出した決断とは・・・・・

スタッフ

監督:酒井信行
製作総指揮:加地隆雄
原作:田渕久美子
脚本:田渕久美子
撮影:渡邊伸二
音楽:門倉聡

製作:『恋する彼女、西へ。』製作委員会(株式会社C.A.L,株式会社TBSサービス)
   『恋する彼女、西へ。』広島製作委員会(株式会社アンデルセン、オタフクソース株式会社、カルビー株式会社中四国カンパニー、株式会社ハー・ストーリィ、フマキラー株式会社、株式会社フレスタ、丸徳海苔株式会社、株式会社メイツ中国 五十音順)

応援:広島でロマンス映画を成功させる会
制作協力:松竹京都映画株式会社
宣伝協力:フリーマン・オフィス
配給:シナジー

キャスト

鶴田真由
池内博之
かとうかず子
辰巳琢郎
山口馬木也
徳井優
小林正寛
金田龍之介
小林桂樹

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す