他人の夢に入れる特殊な能力を持った男、 人々は彼のことを「悪夢探偵」と呼ぶ。

第1回ローマ国際映画祭正式出品作品 第11回釜山国際映画祭正式出品作品

2007年/日本/カラー/ビスタサイズ/35mm/ドルビーSR/上映時間1時間46分 製作・配給:ムービーアイ・エンタテインメント

2007年06月22日よりDVDリリース 2007年1月13日シネセゾン渋谷、池袋サンシャイン他全国拡大ロードショー

(c)2006 NIGHTMARE DETECTIVE FILM VENTURER

公開初日 2007/01/13

配給会社名 0366

解説


全世界待望!塚本晋也監督最新作に,して最高傑作 『六月の蛇』でベネチア国際映画祭審査員特別大賞を受賞し、名実共に世界のとなった塚本晋也監督。クエンティン・タランティーノをはじめとする世界を代表する映像クリエイターたちを虜にしてきた彼の記念すべき長編第10作目となる本作は、約20年に渡り温め続けてきた念願の企画。黒マントに身を包み、他人の夢の中に入れる特殊な能力を持った主人公<悪夢探偵>が、そのカを駆使し、ヒロインの女刑事と共に猟奇的な連続殺人事件の謎に迫っていく姿を、驚異の映像と斬薪なストーリーで描き出す、スリルとサスペンスに満ちた超絶アクションスリラー。
 主演の悪夢探偵こと影沼京一を演じるのは、数々の話題作で活躍を続ける松田龍平。そして、京一と事件解決に乗り出すヒロインの女刑事圏霧島慶子役に、本作が本格的な映画初出演作となるhitomi。同じく事件の謎を追う同僚の刑事圏若宮役に、実力派俳優・安藤政信。他にも名優・大杉漣、原田芳雄が出演するなど、日本映画界を背負って立つ俳優たちがここに集結した!

ストーリー



映画史上かつてないダークーヒーローの誕生。その名も『悪夢探偵』 陰惨な殺人事件が立て続けに発生する。被害者はいずれも密室で自らの体を切りつけ失血死しており、携帯電話から最後に「0」という番号へ発信していた。ある被害者を目撃していた者は「夢の中で、誰かに襲われているようだった」と証言する。
事件を担当する女刑事、霧島慶子は「0」番の人物が、電話を通じて自殺者に何らかの暗示を掛けているのでは?と考え捜査を開始する。そして、他人の夢の中に入れる特殊な能力を持つ通称<悪夢探偵>と呼ばれる青年の存在を知る。半信半疑ながらも影沼京一という名のその男にコンタクトを取り、捜査への協力を申し入れるが、夢の中に入る行為は非常にリスキーであるという理由で、あっさりと断られてしまう。断りきれない事情により何度か他人の夢の中に入ってきたが、その人を分かろうとすればする程、人間の本性や嫌な部分が垣間見え、依頼者と自身の心の間には常に傷跡が残るからだと。「人の夢に入るなんてもういやだ。いやだ、いやだ、いやだ、いやだ・一」と捜査への協力を頑なに拒む。 そんな京一に業を煮やした慶子の同僚刑事鵬若宮は、自ら「0」番へと発信し、犯人と思しき人物へコンタクトを図る。そして、電話の向こうで会話に応じたのは一人の男<ヤツ>だった。<ヤツ>は、「あっ、今あなたにタッチしました」という謎の言葉を残すと、すぐに電話を切ってしまう。
 程無くして若宮の身の危険を感じ、黒マントに身を包み<悪夢探偵>となった京一が慶子たちの前に致し方なく姿を現わす。そして、眠りについた若宮の夢の中へと入り込み、<ヤツ>とのコンタクトを試みる。果たして京一は<ヤツ>を倒し若宮を助けることが出来るのだろうか?そしてヤツとは一体何者なのか?
<悪夢探偵>と<ヤツ>の壮絶な戦いが、今、幕を開ける!!

スタッフ

監督・脚本・撮影・編集:塚本晋也
企画・制作プロダクション:海獣シアター
プロデュース:牛山拓二
プロデューサー:塚本晋也、川原伸一、武部由実子
製作・配給:ムービーアイ・エンタテインメント

キャスト

松田龍平
hitomi
安藤政信
大杉漣
原田芳雄

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