市川崑×石坂浩二という絶対無比のコラボレーションで、あの金田一耕助が帰ってくる!

2007年/日本/ 配給:東宝

2007年07月06日よりDVDリリース 2006年12月16日〜有楽座系にて公開

(C)2006「犬神家の一族」製作委員会

公開初日 2006/12/16

配給会社名 0001

解説


金田一さん事件ですよ—
日本映画界、夢のビッグプロジェクト始動!

1976年に角川映画の記念すべき第1弾として世に送り出され、日本映画界に新しい風を吹き込んだ映画『犬神家の一族』。横溝正史の名探偵推理小説を、大の横溝ワールドファンでもある名匠・市川崑監督が、絢爛たる映像美と卓越したセンスで見事に撮り上げました。30年前に公開されたこの映画は、配収15億6000万円を記録。現在の興収に換算すると約50億円に相当する大ヒットとなり、日本娯楽映画史上に輝かしい金字塔を打ち立てました。世に横溝ブームを巻き起こした映画『犬神家の一族』が、30年という熟成期間を経て、スクリーンに復活します!

今回製作される新生『犬神家の一族』は、犬神家の巨額の遺産を巡って起こる凄惨な連続殺人事件を描く本筋に加え、登場人物の多様さと随所に散りばめられたユーモアで明るく華やかだった前作のテイストを継承しながらも、日本映画界を代表する豪華なオールスターキャストとともに、さらにスケールアップした映像絵巻を紡ぎ出します。連続殺人の向こう側に複雑な愛憎模様、人間の業、親子の絆が見えてくる、単なる謎解きものを超えた日本映画でしか成し得ない“究極の推理エンターテイメント大作”が誕生します!

市川崑×石坂浩二の黄金コンビ!新たな金田一耕助への挑戦!

『犬神家の一族』は、監督:市川崑×主演:石坂浩二という絶対無比のコラボレーションを生み出しました。『犬神家の一族』(76)に続き、『悪魔の手毬唄』(77)、『獄門島』(77)、『女王蜂』(78)、『病院坂の首縊りの家』(79)と計5作品、同じコンビで次々に公開され、いずれも大ヒットを記録しています。“石坂金田一”は一躍脚光を浴び、よれよれ袴にぼさぼさ頭、頭をかくとフケが落ちるユーモラスなキャラクターながら鋭い推理力で事件を解明していく金田一耕助は世間に広く認知されました。これ以後、様々な役者が映画やテレビで金田一耕助を演じ、また、金田一耕助の孫という設定で描かれた漫画「金田一少年の事件簿」も誕生し、かの名探偵はテレビや映画を通じて老若男女、幅広いファン層に親しまれてきました。

新生『犬神家の一族』では、日本映画界の至宝・市川崑が再びメガホンをとります。そして主演はやはりこの人しか考えられない、市川監督から「外せない、決定的なキャスト。」と指名された石坂浩二が27年ぶりに名探偵・金田一耕助を演じます。

「最近は映画とテレビドラマが混合した作品が多く、もっと映画らしい映画を撮りたいと思いました。前の作品を改めて見たら、実によくできていて、挑戦意欲がかき立てられました。とにかく楽しくて明るい娯楽作品を作ります。」と語る市川監督。「芝居とは何かを教えてくれた市川監督への恩返しになればと。新たな金田一を演じたいです。」と意気込む石坂。前作と同じ黄金コンビで新たな『犬神家の一族』、そして新たな「金田一耕助」に挑みます。

ストーリー




日本の製薬王といわれた信州の犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛(さへえ)はある遺言状を残して永眠した。佐兵衛には腹違いの3人の娘、松子(まつこ)、竹子(たけこ)、梅子(うめこ)がおり、それぞれに佐清(すけきよ)、佐武(すけたけ)、佐智(すけとも)という息子がいた。犬神家屋敷には、佐兵衛が地盤を築く上で世話になった大恩人の孫娘・野々宮珠世(たまよ)も住んでいた。

公開された遺言状は、“3人の孫、佐清、佐武、佐智のいずれかとの結婚を条件に、犬神家の全財産を珠世に譲渡する”という驚愕の内容であった。血で血を洗う争いに駆り立てるかのごとく仕組まれた遺言状に、遺族は騒然となる。

一族の不吉な争いを予期し、金田一耕助に調査を依頼していた法律事務所の若林が何者かに殺されるという第一の殺人事件が、遺言状の公開前にすでに起こっていた。だが、これは巨額の財産を巡って起こる血塗られた連続殺人事件の発端にすぎなかった。

名探偵・金田一耕助は、殺人事件の犯人を推理する過程で、犬神家の血の系譜の裏にある謎を解き明かしていく…。そしてある意外な真相が暴かれることに—。

スタッフ

監督:市川崑
原作:横溝正史
製作:黒井和男
プロデューサー:一瀬隆重
脚本:市川崑、日高真也、長田紀生
製作:角川映画/TBS/ソニー・ミュージックエンタテインメント/オズ
製作:角川映画

キャスト

金田一耕助:石坂浩二
野々宮珠世:松嶋菜々子
犬神佐清:尾上菊之助
犬神松子:富司純子
犬神竹子:松坂慶子
犬神梅子:萬田久子
犬神佐武:葛山信吾
犬神佐智:池内万作
犬神幸吉:螢雪次朗
猿蔵:永澤俊矢
藤崎鑑識課員:石倉三郎
柏屋の九平:林家木久蔵
はる:深田恭子
犬神小夜子:奥菜恵
犬神寅之助:岸部一徳
大山神官:大滝秀治
琴の師匠:草笛光子
等々力署長:加藤武
古館弁護士:中村敦夫
犬神佐兵衛:仲代達矢

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