あなたは新しいリュック・ベッソンを知ってますか?

2005年12月21日フランス公開

2005年/フランス/カラー/90分/ドルビーデジタル/スコープサイズ/ 配給:アスミック・エース

2006年10月20日よりDVDリリース 2006年5月13日、丸の内ピカデリー1ほか松竹・東急系にて全国一斉ロードショー

© 2005 – EUROPACORP – TF1 FILMS PRODUCTION – APIPOULAÏ PROD

ビデオ題名が変わって再発された場合の題名 Angel-A

公開初日 2006/05/13

配給会社名 0007

解説


6年の沈黙を破る、
リュック・ベッソン監督最新作

全世界待望の新作が
遂にその秘密のベールを脱ぐ

リュック・ベッソン監督の最新作が遂に完成した。
本国では公開日当日まで、作品の内容、出演者、映像から写真に至るまで、すべてフランス映画界最大のトップシークレットとして進行してきた作品だ。
ベッソンは本作品についての取材を一切受け付けず、試写会も行わなかった。
熱狂するフランス全土の観客と、憤慨する全ジャーナリストたちが同時に目撃。
公開当日その瞬間にすべての人間が初めて見る、という試みを行ったのだ。
12月21日、午前9時、パリ。
公開初日の早朝、ワールドプレミアは開催され、詰め掛ける観客と入り乱れるマスコミ陣の熱気でシャンゼリゼ通りのゴーモン劇場は溢れかえった。

『ジャンヌ・ダルク』以後、『TAXi』『トランスポーター』などの大ヒットシリーズでプロデューサー活動に徹してきたヨーロッパ最高の映像クリエイターが、6年ぶりに生み出そうとする《世界》とは、いったいどんな物語なのか?
今、その沈黙は破られる。

構想10年。監督10作目。
21世紀に初メガホン。
『レオン』と『フィフス・エレメント』の 間に創造した”人生でたった一度の愛”。

あの時、僕は若すぎたんだ。2人のキャラクターに、満足できる《魅力》を与えてあげることが出来なかった。今の自分にとって、そして今の時代にぴったりな《愛》をテーマに、大きくても、小さくても、ありのままの自分を受け入れる物語。それが『アンジェラ』なんだ」
──────────────────リュック・ベッソン

10年間温めてきた構想を、ついに実現する時が来た。
『グラン・ブルー』『ニキータ』『レオン』『フィフス・エレメント』・・・誰も見たことのない映像世界と不滅のラヴ・ストーリーを生み出してきたリュック・ベッソン。すべてをやり尽くした彼が、再びたどりついたテーマは”純粋な愛”。『レオン』と『フィフス・エレメント』の間に書き上げた、たった15ページのシノプシスが基になっている。
世界一美しい街──パリを舞台に、人を愛すること、愛されることの難しさ、そしてその愛を手に入れたときに起こる”奇跡”を、アンドレとアンジェラという”ふたり”を主人公に描き出した。誰にとってもたった一度だけのラヴ・ストーリーだ。

ベッソンの新しい女神リー・ラスムッセンと
大人気コメディアン、ジャメル・ドゥブーズ。
ジャン・レノ=ナタリー・ポートマンを超える、
新たなる伝説がはじまる

アンジェラは誰か?
ナタリー・ポートマン、ミラ・ジョヴォヴィッチ・・・次々に自分の女神を発見し、その才能を見事に開花させてきたリュック・ベッソンが、新たに見つけた女神は、リー・ラスムッセン。身長180センチ、GUCCI専属のスーパーモデルとして、ファッション界を賑わす彼女は、その完璧なまでのルックスに加え、自らも映像クリエイターとして監督や脚本も手がける多彩な才能のもち主だ。
一方、もう一人の主人公アンドレを演じるのは、片腕を失くしたコメディアンとしてフランスで人気沸騰中のジャメル・ドゥブーズ。『アメリ』での彼の演技は記憶に新しい。
強く、清らかで、繊細な心をもつアンジェラ。不器用なまでに純粋な男アンドレ。ジャン・レノ=ナタリー・ポートマンを超える映画史上最高のカップルがスクリーンに誕生した。

ベッソンからパリへのオマージュ

西暦2003年の未来を描いた『フィフス・エレメント』、15世紀のフランスに生きた若き聖女を描いた『ジャンヌ・ダルク』。ベッソンがこの作品の舞台に選んだのは、この物語の「3人目の主人公」と言う”パリ”だ。憧れてやまないパリへ、愛の告白をしたとベッソンは語る。彼はこの街を、いまだかつて誰も見たことがないほど、神聖な場所として描き出している。朝5時から10時、そして夕刻という時間帯のみの撮影を敢行し、特殊な”曙光”を追いかけた。非現実的で最も美しく切り取られたパリに、見る者は心を奪われる。40年以上も彼の哀しみや喜びを見守り続けてきた街。本作品はベッソンがこの地へ捧げるオマージュでもある。

新しい才能との音楽コラボレーション

「最愛の人から離れ、一度だけ浮気をした。彼女はビョークより甘くリリカルなんだ」・・・
ベッソンと本作で初のコラボレーションを果たしたアンニャ・ガルバレクは、JAZZ業界で著名なサキソフォン奏者ヤン・ガルバレクの娘としても有名なアーティストである。
そのふわりとして砂糖菓子のような彼女から生み出された数々のサウンドトラックは、どれをとっても透明感があり、ロマンに溢れ、本作へ甘く寄り添っている。彼女の生み出した音楽はまさにこの作品における「4人目の主人公」だ。

ストーリー



生まれてはじめて誰かを
愛しいと思った

48時間後、俺の命は奪われているかもしれない。
こんな人生、もうたくさんだ。
アレクサンドル三世橋から見下ろすセーヌ河。
ここで何もかも終わりにしようと思った。
その瞬間、突然、君が隣に現れた。
透けるような白い肌に神々しく輝く金色の髪。
細く、長く、滑らかな曲線を描く肢体を持つ、美しい人。
俺は君を見上げ、息を呑んで、そこに立ちすくんだ。

「あなたと同じことをする」
いきなりそう告げて君は飛び降りた。
次の瞬間、俺も君を目がけて飛び降りていた。
「死なせたくない」
あまりにも無謀で、無垢で、はじめての感情だった─。

アンジェラ、君は一体、何者なんだ?

スタッフ

監督:リュック・ベッソン
製作:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン
撮影:ティエリー・アルボガスト
プロダクションデザイン:ジャック・ビュフノワール

キャスト

ジャメル・ドゥブーズ
リエ・ラスムッセン
ジルベール・メルキ
セルジュ・リアブキン

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