原題:Three... Extremes

2004年/124分/カラー/アメリカンビスタ/ドルビーデジタル/R-15 字幕翻訳:香港篇 風間綾平/韓国篇 全雪鈴 配給 角川映画 エンジェル・シネマ

2005年10月28日よりDVDリリース 2005年5月14日、VIRGIN TOHO CINEMAS六本木ヒルズにて先行ロードショー

(c)KADOKAWA PICTURES, b.o.m Film Productions, applause pictures

公開初日 2005/05/14

配給会社名 0058

解説



韓国、香港、日本—。世界が注目するアジア映画を牽引する3人の映画作家が人間の深い欲望に迫る、衝撃の幻想コンピレーション。豪華で刺激的なめくるめく才能の競演が実現した!
監督は日本篇が三池崇史、韓国篇がパク・チャヌク、香港篇はフルーツ・チャン。世界が注目する俊英監督3人がその腕を競う。主演は本作が映画初主演となる長谷川京子、韓国№1男優のイ・ビョンホン。美と戦慄に彩られた寓話があなたを心の迷宮へ誘う、大人のためのダークファンタジー。各国で物議をかもした衝撃作が再編集を経て、ついに公開決定。陶酔の世界へようこそ。

ストーリー





■日本篇 box
■ストーリー
降りしきる雪の中、小説家の鏡子(長谷川京子)は外出から帰途についていた。今でも原稿を手書きし、私生活はまったくベールに包まれた美貌の作家。鏡子が仕事場に戻ると、担当編集者の吉井(渡部篤郎)がいた。吉井は仕事の範疇を超えて、鏡子に少なからず興味があるらしい。だがそんな吉井に鏡子が心を開くことはない。鏡子には人には言えない過去があった。幼い頃、当時父親代わりの男、曳田(渡部篤郎・二役)の寵愛を一身に受けていた双子の姉を焼死させていたのだ。それからというもの、鏡子は常に姉の幻影に付きまとわれている。そして鏡子は行方の知れないその男をいまでも探し続けているのだ。吉井は曳田に瓜二つだった。ある日、鏡子のもとに一通の招待状が花と共に届いていた。それは、姉を亡くしたあの忌まわしい場所への誘いだった。

■韓国篇 cut
■ストーリー
若手映画監督のリュ・ジホ(イ・ビョンホン)は誰もが羨むような成功を手に入れ、素晴らしい人生を満喫している。クリエイターとして確実な地位を手に入れ、観客からも批評家からも手堅い評価と支持を受けている。富と名声、それを裏付ける才能、誰からも好かれる性格、そして愛する妻…。ある日撮影から帰ってくると、見知らぬ男が彼を迎えた。それは狂った夜の始まり—。男はリュの映画のエキストラだった。リュも、そして誰もが気にとめなかった男。何もかもに恵まれたリュに激しく嫉妬し、彼を破滅させるために現れたのだ。どこかから連れてきた子供とリュの妻ミラン(カン・ヘギョン)を人質にした男は、リュに恐ろしい選択を強要する。どちらを選んだとしてもリュの人生はもとには戻らない。それが男の望みだった。徐々に男の狂気が家の中を汚染していく。男が恐ろしい告白を口にし、次第にリュの人生の暗部が暴かれていくのだった。

■香港篇 dumplings
■ストーリー
いつまでも若く、美しく?それは全ての女性の夢。リー夫人(ミリアム・ヨン)は成功した事業家の夫(レオン・カーファイ)と結婚し、引退した身。だが幸せなマダムとしての日々は長くは続かず、夫は若い愛人と逢瀬を重ねていた。キンは衰えていく美貌にふたたび若さを取り戻し、自分の生活を守りぬこうと決意を固める。彼女は財力とコネを駆使し、大陸からやってきた謎の女メイ(バイ・リン)が作る美と若さの特製餃子にたどり着く。必要なのはほんの少しの勇気。餃子の中身を知った彼女は驚愕するが、すでに永遠の美という禁断の夢から引き返すことはできなかった。

スタッフ

「BOX」
監督:三池崇史

「CUT」
監督:パク・チャヌク

「Dumplings」
監督:フルーツ・チャン
撮影監督:クリストファー・ドイル
プロデューサー:ピーター・チャン

キャスト

「BOX」
長谷川京子
渡部篤郎

「CUT」
イ・ビョンホン
カン・へジョン
イム・ウォニ

「Dumplings」
ミリアム・ヨン
バイ・リン
レオン・カーファイ

LINK

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