原題:The Story of "NEW-TOWN"

平成14年度文化庁映画芸術振興事業 ひと・と・まち ボクは「ここ」に帰って来たんだろうか。

2003年/日本/カラー/16mm/103分/ 配給:戸山創作所

2004年2月28日〜3月19日までポレポレ東中野にてモーニングショー 2004年2月21日〜28日までパルテノン多摩・小ホールにて特別先行上映

公開初日 2004/02/21

公開終了日 2004/02/28

配給会社名 0417

解説



街ができ、人が住み、ボクは「そこ(ニュータウン)」にいた

岡山県山陽団地。1970年初頭に造成された岡山市“郊外”の新興住宅地=「ニュータウン」。そこで育ち、高校を卒業したボクは、「ニュータウン」を出た。
そして「映画をつくる」ために帰って来た。
街の歴史を調べる。家族に向かい合う。同級生と語らう。懐かしい人たちに会いに出かける。
内部告発したひとりの科学者を描いた映画『科学者として』が多くの観客を集めた映画監督・本田孝義。
自らの故郷、岡山県山陽団地を題材にした映画を思い立ったのは、神戸の酒鬼薔薇聖斗事件がきっかけだった。
事件が起こった場所は、ボクが育った街に似ている…。
そこは、日本のどこにでもあるような「ニュータウン」だった。

日本のあちこちにある「ニュータウン」
あなたの近くにある「ニュータウン」

高度成長期、核家族化が進むのに合わせて、日本各地につくられた「ミュータウン」。
高層住宅もあれば、一戸建てもある。安価な土地と住宅に惹かれ、多くの家族が移り住んだ。ささやかながらも安定した暮らしを夢見た世代。
それから、数十年、「ニュータウン」は曲がり角を迎えている。
ニュータウン第一世代の高齢化。それに伴う、街全体の空洞化。土地・住宅の売れ残り、ニュータウン事業自体の縮小や撤退。

誰でも、どんな世代でも、
「何か」を思い出すことができる映画

少し色褪せた街にアートを届けるために、ボクは美術展を企画する。
「ニュータウン」に傘が舞い、いろんな色が広がっていく。
ボクは、思った。「ニュータウン」に住む人たち、それぞれの“物語”があり、「ニュータウン」そのものに“物語”がある、と。
アナタはむかしどこに住んでいましたか。今、どこに住んでいますか。どんな人と出会いましたか。ささやかな思い出を忘れてはいませんか。

ストーリー


スタッフ

監督:本田孝義

キャスト

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