原題:five

第5回NHKアジア・フィルム・フェスティバル::http://www.nhk.or.jp/sun_asia/index.html

2003年/イラン=NHK/50min(予定)/カラー/ペルシャ語 主催:NHK、NHKエンタープライズ21、NHKプロモーション

2003年12月13日(土)〜21日(日) 第5回NHKアジア・フィルム・フェスティバルにて上映 (会場:東京都写真美術館ホール)

(c)NHK 2003

公開初日 2003/12/13

公開終了日 2003/12/21

配給会社名 0262/0263/0261

解説


イランの巨匠キアロスタミ監督が作った、故小津安二郎監督へのオマージュ。
小津生誕100年を記念し「特別参加作品」として、この第5回フェスティバルに華を添えてくれます。

《監督:アッバス・キアロスタミ監督》
1940年生まれ。テヘランの美術大学を卒業後、多くのCF製作、ポスター・デザインを手掛けながら、絵本作家としても有名になる。1970年、『パンと裏通り』で映画監督デビュー。イスラム革命後、イランでは女性が肌や髪を露出することが禁じられ、映画も厳しい検閲を受けることになったが、子供の世界を描いたキアロスタミは作品を撮り続けることができたという。
1987年『友だちのうちはどこ?』が各国の映画祭で受賞、キアロスタミの名を世界中に知らしある。『そして人生はつづ<』(1992)、『オリーブの林をぬけて』(1994)、そして『桜桃の味』(1997)でカンヌ国際映画祭パルムドール受賞。同年、ユネスコからフェリーニメダルを受賞。『風が吹<まま』(1999)はベネチア国際映画祭で審査員グランプリを受賞した。

ストーリー

2003年は、日本の生んだ世界的映画監督、小津安二郎の生誕100年であり、世界中で「OZU」を顕彰するプロジェクトが始まっている。NHKも小津映画の大々的な放送や関連番組を制作する予定。その中で、アジアの生んだ世界の巨匠アッバス・キアロスタミ監督に小津映画へのオマージュ作品を委嘱し、NHKアジア・フィルム・フェスティパルヘの特別参加が決定した。

——小津監督の映画作りにおいて、私は家族の絆というテーマを最も色濃く感じます。今回の作品ではそこを踏まえて、今まで私の映画に登場した素人の俳優たちの中に、家族関係や家族の感情といったものを探し、描こうと考えました。——

小津作品を敬愛するキアロスタミ監督が、小津作品への尊敬と愛を独自のスタイルで組み上げる。キアロスタミ特有の俳優でない普通の人々の起用で、虚実の向こう側にある人間と風土への深い愛の考察となっていく…。巨匠キアロスタミが、NHKアジア・フィルム・フェスティパルのために演出する映画による映画への愛。

スタッフ

監督:アッバス・キアロスタミ

キャスト

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