1946〜65年/チェコ/ 配給:チェスキー・ケー、レンコーポレーション

2003年8月16日から19日まで、渋谷ユーロスペースにてロードショー

公開初日 2003/08/16

公開終了日 2003/08/19

配給会社名 0156/0083

解説


トルンカは本国チェコのみならず、世界的な人形アニメーションのパイオニアで、戦後すぐのカンヌではディズニーやポール・グリモーと競いグランプリを獲得し、ジャン・コクトーは「トルンカ、それは子供と詩の王国である」と激賞し、別の審査員は「映画の詩人と呼べるのは、チヤップリンとトルンカだけだ」と作品への賞賛を惜しみません。
日本のファンに上映が待ち望まれていた造形美の結晶ともいうべき『真夏の夜の夢』や、人形アニメーション以外で表現不可能なポエジー溢れる『皇帝の鶯』、そして伝統的な騎士物語を叙情的かつ豊かなペーソスで描く『バヤヤ』と、前人未踏のトルンカの代表的な長編をまとめてご紹介。

また、遺作『手』や、異色のSF人形アニメ『電子頭脳おばあさん』、駅馬車のパロディの西部劇『草原の歌』、トルンカの師スクパの造形したフルヴィーネク親子を題材にした『フルヴィーネクのサーカス』、ハシェクの国民的物語『善良な兵士シュヴェイク』シリーズなど珠玉の短編もまとめて併映致します。

デジタルではなく、全くの手作業で、質・量ともにこれだけの偉業を成し遂げたのは、トルンカただ一人です。まさに、人形アニメーションの巨人、パイオニアといえるでしょう。

ストーリー


●Aプロ
『真夏の夜の夢』(’59/75分)

●Bプロ
『皇帝の鶯』(’48/73分)

●Cプロ
『バヤヤ』(’50/78分)

●Dプロ
『バネ男とSS』(Perak a SS/’46/モノクロ/14分)
『コントラバス物語』(Roman s basou/’49/カラー/14分)
『草原の歌』(Arie-prerie/’49/カラー/21分)
『楽しいサーカス』(Vesely cirkus/’51/カラー/12分)
『フルヴィーネクのサーカス』
『情熱』(Vasen/’61/カラー/9分)

●Eプロ
『悪魔の水車小屋』(Certuv mlyn/’49/カラー/20分)
『二つの霜』(Dva mrazici/’54/カラー/13分)
『電子頭脳おばあさん』(Kyberneticka babicka/’62/カラー/29分)
『天使ガブリエルと鵞鳥夫人』(Archandel Gabriel a pani Husa/’64/カラー/29分)

●Fプロ
『善良な兵士シュヴェイク1/コニャックの巻』(Z Hatvanu do Halice/’54/カラー/23分)
『善良な兵士シュヴェイク2/列車騒動の巻』(Svejkovy nehody ve vlaku/’54/カラー/22分)
『善良な兵士シュヴェイク3/堂々めぐりの巻』(Svejkova budejovicka anabase/’54/カラー/31分)
『手』(Ruka/’65/カラー/19分)

スタッフ

監督:イジー・トルンカ

キャスト

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