原題:Fat Girl

はじめてだからって、何が悪いの?

2001年ベルリン国際映画祭コンペに出品作品

2001年3月7日フランス公開

2001年/フランス・イタリア・スペイン/93分/ 配給:プレノンアッシュ

2003年08月01日よりビデオ発売&レンタル開始 2003年08月01日よりDVDリリース 2003年3月21日よりシアターイメージフォーラムほか全国ロードショー

公開初日 2003/03/21

配給会社名 0065

公開日メモ 本作が2001年のベルリン国際映画祭コンペに出品が決定した今,世界が注目しているフランス映画界の女性監督カトリーヌ・ブレイヤ。

解説



少女たちの性についての常講や価値観が変化し、見知らぬ人とのセックスが特別なものではな<なった昨今、少女たちにとって、そして大人たちにとって、「処女」とは、「はじめてのセックス」とはどんな意味を持つのか。『本当に若い娘』、『ロマンスX』で世界に衝撃を与えてきたカトリーヌ・プレイヤが、社会を覆う「処女」の概念に大きな問いを投げかけた美しい衝撃作。一筋縄ではいかない少女達の焦燥感を、少女期の危うい妖艶さに包まれたロキサーヌ・メスキダと、幼さと成熟をからたに包んだアナイス・ルブーが見事に体現。二人に降りかかる真夏の出来事、そして、アナイスの表情のストップモーションで終わるショッキングなラストシーン。その視線は、世の中の固定観念を投げ捨てる、爽快なまでの意志を感じさせる。 カトリーヌ・プレイヤの最高傑作といえる魅力を放つ本作は、2001年シカゴ映画祭では最高賞にあたるゴールデンヒューゴー賞の栄冠に輝き、ベルリン映画祭では革新的な映画に与えられるマンフレッド賞を、またロッテルダム映画祭ムービーゾーン賞(ヤングシネマ賞)なども受賞している。なお日本ではR-15指定での公開となる。

ストーリー



15才の美しい少女エレナと、ちょっと太った妹アナイス。この全く容姿の違う姉妹に共通する問題は、いかにして処女から脱出するかということ。ある夏休み、家族でヴァカンスに出掛けた二人は、カフェでイタリア人の大学生フェルナンドと出会う。突然のチャンスの到来に、エレナは自分の美しさ
を見せ付けるかのように、妹の目の前で彼にアプローチを開始する。深夜、エレナは姉妹の寝室にしのび込んで来るフェルナンドを迎える。しかし、最後の一線を大事にしたいと考えるエレナは、いざという時に決心がつかない。そして別の「性行為」ではじめての夜を終える。その気配の中、隣のベッ
ドで息を殺すアナイス。数日後ついにエレナはフェルナンドと結ばれるが、彼の母親とのトラブルが生じ、一家はヴァカンス地を離れることになる。そしてパリヘの帰り道、姉と違って「はじめての相手は好きではない人がいい」と考えていたアナイスに、突然その時がやって来た一一一。
本作が2001年のベルリン国際映画祭コンペに出品が決定した今,世界が注目しているフランス映画界の女性監督カトリーヌ・ブレイヤ。

スタッフ

監督:カトリーヌ・ブレイヤ
製作:ジャン=フランソワ・ルプティ
編集:パスカル・シャヴァンス、グエノラ・オルム、フレデリック・バルブ
撮影:ヨルゴス・アルヴェニティス、オリヴィエ・フォルタン、クリストフ・ル=カロ
録音:ジャン・ミノンド、オリヴィエ・ヴィレット、エルワン・ケルザネ
衣裳:カトリーヌ・メイラン、サニーヌ・シュラムベルジェール、アンヌ・ダンフォール・ヴァレンヌ、ジャネット・ラティメール

キャスト

ロキサーヌ・メスキダ
アナイス・ルブー
リベロ・デ・リエンゾ
アルシネ・カンジアン
ロマン・グピル
ラウラ・ベッティ

LINK

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