原題:RASUMUSU PA LUFFEN

さぁ、一緒に行こう!

1981年/スウェーデン/105min 提供・配給:東芝デジタルフロンティア

2003年09月18日よりビデオ発売&レンタル開始 2003年09月18日よりDVD発売&レンタル開始 2003年3月8日・幸せ探しの旅が始まるシネ・リーブル池袋にてロードショー

公開初日 2003/03/08

配給会社名 0238

公開日メモ 孤児院で暮らす9歳の男の子ラスムスが、里親を探すため、きゅうくつな孤児院を脱走。気のいい風来坊オスカルと出逢い、自由気ままな旅に出る。「旅していると何もかも自分のものに感じるね、オスカル。」やがて二人はさまざまな困難に見舞われるが、旅の最後には、思ってもみなかった愛と幸せが…。

解説



『長くつ下のピッピ』『ロッタちゃん』『やかまし村』シリーズでおなじみのスウェーデンの世界的児童文学作家アストリッド・リンドグレーン。その数々の名作のなかでも、みずみずしい自然描写、あふれるユーモア、心あたたまるストーリーで多くのファンをもつ、国際アンデルセン賞受賞作「さすらいの孤児ラスムス」を映画化したのが『ラスムスくんの幸せをさがして』です。
孤児院で暮らす9歳の男の子ラスムスが、里親を探すため、きゅうくつな孤児院を脱走。気のいい風来坊オスカルと出逢い、自由気ままな旅に出る。「旅していると何もかも自分のものに感じるね、オスカル。」やがて二人はさまざまな困難に見舞われるが、旅の最後には、思ってもみなかった愛と幸せが…。
監督のオル・ヘルボムは57年『名探偵カッレとスパイ団』(未公開)の映画化に成功して以来、20年以上に渡って『長くつ下のピッピ』や『エーミル』シリーズなど17ものリンドグレーン作品を監督。無邪気で賢いラスムス少年には、映画出演作はこれ1本のみのエリック・リンドグレーン。人間味たっプりの相棒オスカルには、ベテランのアラン・エドワール(兼音楽)が扮して盛り上げています。
二人が劇中で歌うゆかいな即興歌、緑したたる草原やきらめく湖水など、短い北欧の夏の美しさをあますことなくとらえたカメラ、時に人生の真実を鋭くつく珠玉のセリフの数々…。子どもから大人まで楽しめる見どころがいっぱいの愛すべき映画。あなたもラスムスくんとあてどもない旅に出たくなるでしょう。

ストーリー



ラスムスくんは、おおぜいの仲間と孤児院で暮らす男の子。寮母ヒョーク先生は厳しくて「感謝しなさい」がログセだ。ある日、大きな食品店のご夫婦が養子を探しにやってきた。ラスムスは耳の穴まで洗って期待したけど、ご夫婦が選んだのは巻き毛が可愛い女の子。「やっぱり!もうここで、きれいで金持ちでやさしいパパやママを待つだけの生活はごめんだ!」その夜おそく、ラスムスは、大親友グンナルに別れを告げるとはだしのまま孤児院を飛び出した。
あくる朝、納屋の乾し草の中で目覚めたラスムスは、となりにボサボサ頭のおじさんが寝ているのに気付いてびっくり。男は“神様に選ばれた風来坊、パラダイスのオスカル”と名乗り、ラスムスにサンドイッチを半分くれた。アコーディオンとハーモ二力をさげ、陽気な歌を歌いながら田舎をさすらい歩いているオスカル。その自由さに憧れたラスムスは自分も連れて行ってと頼みこむ。「僕の里親が見つかるまででいいから、おねがい!」
こうして始まった奇妙な二人の放浪生活。草と花、木と空、森と太陽と月が道連れの旅の途中でオスカルは、風来坊は絶対に盗みをしてはいけないこと、友だちを大切にすること、仕事は一度にたくさんしないことなどを教えてくれる。
ところがある日、二人が親切なペードペルイ夫人の屋敷に立ち寄った直後、二人組みの覆面強盗が入ったことからオスカルは犯人と疑われ警察に連行されてしまう。突然ひとりぽっちになってしまったラスムス。やさしい両親にめぐりあう夢がかなう日はくるのでしょうか?

スタッフ

監督・製作:オル・ヘルボム、ロルフ・ハスバーグ
原作・脚本:アストリッド・リンドグレーン
「さすらいの孤児ラスムス」アストリッド・リンドグレーン作、尾崎義訳 岩波書店・刊)
音楽:ゴスタ・リンダホルム、アラン・エドワール
撮影:ルネ・エリクソン

キャスト

ラスムス:エリック・リンドグレーン
オスカル:アラン・エンドワール
ミス ホック:エミー・ストーム
グンナル:パル・スティーン
マルティナ:レナ・ブログレン

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す