原題:紫雨風暴/PURPLE STORM

台湾金馬賞をはじめ 香港アカデミー賞を総なめにした超本格アクションムービーが ついに 日本上陸!

《第19回香港電影金像奨》 最優秀撮影賞、最優秀撮影賞、最優秀アクション賞、最優秀編集賞、 最優秀衣装&メイク賞、最優秀音響効果賞 《第36回台湾金馬奨》 最優秀撮影賞、最優秀アクション指導賞、最優秀音響効果賞、最優秀オリジナル作曲賞

1999年/香港/カラー/ビスタサイズ/ドルビーデジタル/113分 協力:香港政府観光局 配給:アートポート

2003年03月21日よりビデオ発売&レンタル開始 2002年11月16日よりキネカ大森にてロードショー公開

(C)1999 Media Asia Films(BVI)Ltd. All Rights Reserved.

公開初日 2002/11/16

配給会社名 0014

公開日メモ 台湾金馬賞をはじめ香港アカデミー賞を総なめにした超本格アクションムービーがついに 日本上陸!

解説


運命は一人の男の記憶に委ねられた

殺人兵器が混入された紫色の雨を降らそうと企てる、元ポルポト派率いるテロリスト集団。現代科学を駆使し、その計画を阻止せんとする香港警察・テロ対策部隊。そして、これまでの記憶をすべて失った一人のテロリスト。世紀末の香港を舞台に、三者の息詰まる攻防戦をスピーディーに描いたドラマティック・アクション大作。それが『パープルストーム』!
 その評判は香港公開前から、インターネットを中心に熱狂的ファンを生むだけでなく、第19回香港電影金像賞(香港アカデミー賞)での最多5部門受賞など、アジアの映画賞を独占。その勢いは日本にも飛び火し、“ポルポト派版「シュリ」”としてウワサが先行。多くの映画ファンから、劇場公開が待たれていた。
 記憶を失ったテロリスト・トッドには、「ジェネックス・コップ」「重装警察」のアクションから「美少年の恋」「華の愛—遊園驚夢—」の文芸作までをこなす、ダニエル・ウー。リーダーのソンに、カム・コクリョン。映画プロデューサーや監督として知られる彼の迫真の演技に、観る者はド肝を抜かされることだろう。さらに、人気シンガーのエミール・チョウ(「ゴージャス」)や哀川翔らと共演作「DOA FINAL」でもアクションを披露したジョシー・ホーなど、多彩なキャスト陣が脇を揃えた。また、「ラスト・エンペラー
「ツイン・ピークス」などで女優として活躍、その後「オータム・イン・ニューヨーク」で新鋭監督としても注目を浴びた、ジョアン・チェンが精神科医役で特別出演しているのも観逃せない。監督は“金城武版「ミッション:インポッシブル」”として話題を呼んだ、「ダウンタウン・シャドー」のテディ・チャン。本作の成功が出資者であるジャッキー・チェンに認められ、「アクシデンタル・スパイ」の監督として大抜擢された。
 香港公開から約3年の月日を経て、ウワサの『パープルストーム』がついに日本列
島を直撃する!!

ストーリー


香港海上で貨物船がテロリストに襲われ、化学兵器’リシン-X’が強奪される。その激しい銃撃戦の中、テロリストの一人トッドは頭部に傷を負い香港警察に身柄を拘束された。検査の結果、トッドは過去の記憶をすべて失っていた。

トッドは元クメール・ルージュのメンバーで、CIAからも指名手配されているテロリストであり、数々の凶悪テロ事件の首謀者ソンの息子とも噂されていた。対テロ部隊のマー・リーは記憶喪失のトッドを利用してソンらの活動阻止と組織の壊滅を計画。精神科医シャーリーの協力のもと、トッドに実はソンに近づくために組織に送り込まれた潜入捜査官だという偽の記憶を与えるのだった。偽りの住まいや恋人まで用意されたトッドは彼らの言葉を信じるのだったが、過去の残忍な記憶はフラッシュバックとなって表れ、彼を苦しめるのだった。

襲われた船から発見されたデータにより、ソンの無差別テロ計画が明らかになる。’リシン-X’は人体に触れると即座に体内に浸透、赤血球を破壊し2時間で死に至らしめる化学兵器だった。ソンは爆発を利用して雲を作り、’リシン-X’を大量に含んだ紫色の雨を降らせるという大量虐殺を企てていた。そんな中、ソンからトッドを引き渡すよう連絡がはいる。マー・リーらはソンを逮捕すべく厳重な警備を敷くのだったが、ソンはビルを爆破し、混乱に紛れトッドを連れ去ってしまうのだった。

そこでトッドはソンとの関係や自分に恋人と息子がいたこと、そしてその息子は革命の犠牲となったことを知る。少しずつフラッシュバックの映像と繋がりはじめる過去の記憶。トッドは潜入捜査官としての自分に疑問を持ち始めながらも、任務遂行に努めていた。しかし、何度もソンの命を奪うチャンスがありながら、彼は引き金を引くことができなかった。

やがてトッドはシャーリーを問い詰め、自分の過去の正体を知ってしまう。深い絶望からソンのもとに戻る決意をするトッドだったが、今の彼には目的達成の為に仲間をも見殺しにするソンに疑問を持たずにはいられなかった。革命とは何なのか。罪のない人々の命を奪うことは必要なことなのか。ソンのテロ計画が着々と進行するなか、今のトッドに出来ることは自分の心に従うことだけだった。
果たして彼は過去の自分と訣別し、テロを阻止することができるのか?
トッドの孤独な闘いが今はじまる——————。

スタッフ

監督:テディ・チャン
製作:トーマス・チュン/ウィリー・チャン
プロデューサー:ジョン・チョン/ソロン・ソ
脚本:ジョージョー・ホイ/クラレンス・イップ/ラム・オイワー
プロダクションコーディネーター:ジョージョー・ホイ
美術:ケン・マック
衣装:ドーラ・ン
アクション監督:トン・ワイ
撮影監督:アーサー・ウォン
編集:コン・チーリョン
音楽:CAM
オリジナル作曲:ピーター・カム

キャスト

トッド:ダニエル・ウー
ソン:カム・コクリョン
マー・リー:エミール・チョウ
グン・アイ:ジョシー・ホー
シャーリー:ジョアン・チェン
O.B :パトリック・タム

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