原題:MEGALODON

古代から甦った恐怖の巨大ザメ! 巨大人食いザメとの死闘を描く、海洋モンスター・パニック真打ち登場!

2002年/アメリカ/92min DVD発売:マクザム、ギャガ・販売:ハピネット・ピクチャーズ(税抜:4,700) ビデオ発売:マクザム、ギャガ・販売:マクザム(税抜:16,000)

2002年10月25日DVD発売/2002年10月4日ビデオ発売&レンタル開始

(C)2002 Megalodon Productions LLC.

解説




巨大人食いザメとの死闘を描く、海洋モンスター・パニック超大作が満を持して登場!石油掘削によって6500万年前に絶滅したはずの古代ザメ“メガロドン”が甦り、人類を恐怖の渦に巻き込んだ!
監督、脚本、SFXと作品の核を担うゲイリー・J・タニクリフは、『M:I−2』『スリーピー・ホロウ』『ブレイド』等、メジャー大作でSFXを手掛け、『ディフェンダー』『アーマゲドン』では監督・脚本もこなし、さらに役者としても活躍するなど、マルチな才能を発揮しているクリエーター。スペシャル・エフェクトは『ブリタニック』のコービット・デザインが担当。アクション・パニック映画で定評がある一流のスタッフが最新SFX技術を駆使し、18メートルを越す巨大ザメを迫力満点で描き出している。
『JAWS/ジョーズ』を初め、『ディープ・ブルー』『シャーク・アタック』『ジョーズ・アタック』等、モンスターパニックの中でも、最も高回転を生み出すサメもの。数々のサメパニックに対抗するリアルな恐怖が襲い掛かる!

【チェック・ポイント!】

 舞台となる北洋の石油採掘基地“コロッサス”の夕陽に映える全景や、1500メートルの深海と海上の基地とを結ぶ固定移動式潜水艇、小型深海艇、などの近未来的なメカ描写もなかなかええ感じ。劇中の台詞では18メートルと『シャーク・ハンター』より気持ち小さ目(でも、充分モンスター級だ)なようだが、その縦横無尽な暴れっぷりがモンスター・ファンには堪らないもう1本の“メグ”もの新作。深海に太古の生物が今なお生息している洞窟上の窪地が存在し、石油掘削リグがそこを貫通してしまったために、巨大鮫が解放されてしまったというのが今回の趣向だ。
 前座的な役割のものも含めると、メガロドンに留まらず様々な古生物が登場してくれるのも面白い。まずは、海底からの土砂吸引ラインに紛れ込み、詰まりの原因を探るため近寄った作業員に喰らいつくダンクルオステウス。コブ状の皮膚と鋭い牙を持つその姿はプロップで描かれ、稚魚ながらも『エイリアン』のチェスト・バスターを思わせる禍々しい凶暴さを露わにする。さらに、海底からこの群れが湧き出し潜水艇に体当たりし、海中に広がっていく場面も、1匹1匹の細長い体躯の動きなどを丁寧に描写する。劇中の台詞で、警備隊に警告を出して…というのがあったが、解放されたこの群れと人間の戦いをテーマにしても1本作れそうなキャラだ。そして、洞窟の中を進む潜航艇の周りを泳ぐ、様々な古代魚や深海魚、海月の群れ。水中の薄闇の中、色とりどりに発光し、ひらひらとした触手等を動かすその姿は、アニメっぽさの残るCGIが逆にファンタスティックな効果をあげて飽きさせない。これは、手法と描こうとする対象が見事にマッチした好例と言えるだろう。
 そして真打たるメガロドンだが、海中を25ノットで自在に泳ぎまわり、動くものには見境なく攻撃をかける凶暴さ!小型潜水艇にガッシリと噛み付く場面は、『シャーク・ハンター』でも同様なものがあったけど、海面の浮氷に逃れた生存者を狙い、氷をぶち破って犠牲者を飲み込む姿は喝采もの。正直、特に海面に上がってからの鮫のCGI描写は、深海魚とは逆にアニメッぽさが鼻についてしまうのは確かだけれど、そのダイナミックな暴れっぷりで許せちゃうってのはあるぞ。
 なお『メガロドン』とは直接の関連は無いが、現在、生物襲撃パニックの雄ヌー・イメージでは同社の鮫映画シリーズ第3弾『Shark Attack 3: Megalodon』を製作中。これまでの『シャーク・アタック』シリーズは、『スパイダーズ』『オクトパス』など“大きいことはいいことだ!”という同社の色がイマイチ発揮できていなかっただけに、“メガロドン”という題材を用いる第3弾には、ちょっと期待してしまうのだ。これも、是非、日本でもリリースしてもらいたい。
(殿井君人)

ストーリー



掘削不可能と言われたグリーンランド沖の油田にそびえ立つ世界最大の石油削施“コロッソス”。ニュース番組の取材で訪れたクリステインとジェイクは、24億ドルの建設費をかけた施設やハイテク機器に目を見張る。完壁な安全性を誇るコロッソスだったが、時々起こる微震の原因を調査するため、彼らは従業員と共に、最新鋭の潜水艇で水深1500メートルの海底へ。掘り屑を取り除くチューブに異変を見つけた一行はその部分を持ち帰り、解体してみる。すると中から7000年前に生息していた魚を発見した。石油掘削によって深海に潜んでいた古代生物が浮上してきたのだ。そしてそれは、その後のさらなる恐怖の始まりだった…

スタッフ

監督・脚本・SFX:ゲイリー・J・タニクリフ『ディフェンダー』『アーマゲドン』『M:I−2』『ミミック2』(SFX)
製作・監督:パット・コービット『ブリタニック』『アーマゲドン』
製作・脚本:スタンリー・アイザック『ラベジャー』『アーマゲドン』
撮影:ティモシー・ハウセル『ダイナソー』『ドルフィン(I-MAX)』
音楽:トニー・フェネル『アーマゲドン』

キャスト

マーク・シェパード『ロストボイジー』『アイスランド』
ロビン・サックス『オーシャンズ11』『ギャラクシークエスト』
アル・サピエンズ『リーサル・ウェポン4』『コードネーム:フェニックス』
リーアン・リトレル『Born to be ワイルド』
ジェニファー・サムフィールド『ワイルド・ボンテージ』『バッドトリップ』
エヴァン・ミランド『ファイト・クラブ』『カウボーイ・コップ』

LINK

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