原題:Zoolander

3%の体脂肪率。1%の知能。彼の名は・・・

2001年9月28日全米初公開

2001年/アメリカ/カラー/シネマスコープ/89分/2,447m 5巻/DTS,SR,SRD/翻訳:林 完治 パラマウント映画 AND ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ提供/ イン・アソシエイション・ウィズ VH1 and NPVエンターテインメント/スコット・ルーディン and レッド・アワー・プロダクション/ 配給:UIP映画

2007年11月22日よりDVDリリース 2003年01月24日よりDVD発売開始 2002年9月14日より銀座シネパトスにてロードショー公開

(C) 2001 BY PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

公開初日 2002/09/14

配給会社名 0081

公開日メモ 卓越したコメデ…センスを持ち、今アメリカで最高のエンターテイナーとして最大級の賛辞を受けているベン・スティラー。その彼が自ら監督・主演を務め、ハンサムで完壁なスタイルのスーパーモデルに挑み、そして、遂にかってないストレンジ・キャラクターが“ズーランダー”だ!

解説


合計葉を<Z>に、今、ハリウッド生まれの新型エンターテインメント、スーパー”GOGOくいけいけ>”ムービーが鮮烈に登場。その名は『ズーランダー』。卓越したコメデ…センスを持ち、今アメリカで最高のエンターテイナーとして最大級の賛辞を受けているベン・スティラー。その彼が自ら監督・主演を務め、ハンサムで完壁なスタイルのスーパーモデルに挑み、そして、遂にかってないストレンジ・キャラクターを創りあげた。
“デレク・ズーランダー”は、その独自の魅力で、世の女性をメロメロにさせ、ファッション界を席巻している。人々は口々に言う。「最高にハンサム!」(←だけど単細胞)。「とってもキュート」(一ところが脳タリン)。「驚くほどセクシー!」(←しかし自己中)。「強烈にクール」(←でも間抜け)という、つまり平たく言えば、おバカなスーパーモデルなのである。彼のテーマはいつだつてくクール&ビューティー>、そして<プロのハンサム>??今、人気絶頂の彼の周りで、申し合わせたように次々と事件が巻き起こる。脅威のライバル出現、ある大掛かりな暗殺計画、そして何故か愛の予感。ズーランダーはそれらに敢然と立ち向かう、というより、成り行きに身を任せ突き進む。その結末はい・か・に!?
一度、その端麗な姿・華麗な身のこなしを見るや、あなたを絶対に虜にさせるズーランダー!そして見終わった時、あなたは知らない内にキメ顔を作っている!!
主演のズーランダーには、『メリーに首ったけ』『ミート・ザ・ペアレンツ』で全世界を爆笑の渦に巻き込み、日本でもファンを急増中のベン・スティラー。本作では『リアリティ・バイツ』『ケーブル・ガイ』に続いて監督も務めている。共演は、ズーランダーのライバル、ハノセルに『エネミー・ライン』のオーウェン・ウィルソン。謎のデザイナー、ムガトゥに『オースティン・パワーズ』シリーズのウィル・フェレルが扮し、この3人が果てしなく間抜けなキャラクターを競い合い熱演。また、スティラー夫人でもある『ウエディング・シンガー』のクリスティーン・テイラーが、ズーランダーを取材する記者マチルダ役で出演している。そして、本作品にはショービズ界を代表する豪華セレブリティが続々とベン・スティラー作品への出演を希望し、ウィノナ・ライダー、ミラ・ジョボヴィッチ、ナタリー・ポートマン、ジョン・ヴォイト、キューバ・グッテイングJr、スティーブン・ドーフ、ヴィンス・ヴォーン、クリスチャン・スレイター、デヴィッド・ドゥカヴ二一、デヴィッド・ボウイ、レニー・クラヴィッツ、ヴィクトリア・ベッカム(スパイス・ガールズ)、フレッド・ダースト(リンブ・ビスキット)、クラウディア・シーファー&パリス・ヒルトン(スーバーモデル)、ドナテラ・ヴェルサーチ(デザイナー)、等など輝々たるメンバーが、時に重要な役柄で、時には意外なシーンでカメオ出演をしているので一瞬も目を離せない!今や、ベン・スアィラーは、ロバート・アルトマン、クェンティン・タランティーノ、ステイーブン・ソダーバーグといった巨匠さえも超える人気監督であるという紛れもない証明である。

本編に流れている音楽は、ワム!の「ウキウキ・ウェイク・ミーアップ」、マイケル・ジャクソンの「ビート・イット」、ブロンテイの名曲「コール・ミー」のカバー・バージョン、またデビッド・ボウイが自身の80年代の代表的「レッツ・ダンス」で登場する等、80年代を代表するノリノリの曲ばかりである。その中でも83年に彗星のごとく現われた伝説のロック・バンド、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの名曲「リラックス」がオリジナル・バージョンやPOWERMAN5OOOのリミックス・バージョンがサントラに収録されているだけでなく、本作の重要なキーワードになるなど、全編にフューチャーされているのだ!

監督・主演のベン・スティラーは、共同脚本、プロデューサーも兼任している。”デレク・ズーランダー”とは、元々96年のVHlファッションアワードにおける短編「Derek Zoolander:Male Model」のために、彼自身がドレイク・サザーと共に創りあげたキャラクターである。他のスタッフは、製作に『トゥルーマン・ショー』(98)や『ザ・ファーム/法律事務所』(93)など数々のヒット作品を手掛けてきたスコット・ルーゲィンと、『ザ・フライ』(86)のスチュアート・コーンフェルド。共同脚本は、『ミート・ザ・ペアレンツ』(00)のジョン・ハンバーグと、MTVムービーアワードなどを手掛けてきたドレイク・サザー。撮影は、CMやミュージック・ビデオで成功したパリー・ピーターソン。プロダクションデザイナーは、『グッド・フェローズ』(90)のロビン”スタンドファー。斬新な衣装は、『ジョー・ブラックをよろしく』(99)のデヴイッド・C・ロビンソン。編集は『オースティン・パワーズ』(97)のグレッグ・ヘイデン。音楽は『シャフト』(00)『トゥモローネバー・ダイ』(97)『インデペンデンス・デイ』(96)等が印象的なデヴィッド・アーノルドが手がけている。

ストーリー



“デレク・ズーランダー”(ペンステイラー)は、しつこいパパラッチたちを相手にしながら、ヘアー・スタイルを乱すこともなく、この3年間、”本年度の最優秀モデル”の座を保ち続けてきた。そう、彼は無敵のメイル・スーパーモデル。最近評判のトレードマークのキメ顔”ブルースティール”を決めれば、どんなオンナ共も必殺ノックアウト!更にその上を行く究極のキメ顔”マグナム”を研究中というのだから、まさに鬼に金棒状態。だが、実は彼にも弱点はある。
何故だか気づく人は少ないが、左回りは出来ないし、キメ顔だって結局はどれも一緒である。とはいえ、最優秀男性モデル賞を3年連続で受賞し、ファッション雑誌の表紙や有名企業のCMに出まくり、スーパーモデルとして君臨し続けているMLカリスマであるから、ズーランダ
ーはやっぱり侮れない。そして今年も・・のはずが、ズーランダーの安虚した世界は、ある日を境として崩れ落ちた。4年連続の最優秀男性モデル賞を受賞するのは確実と見られた矢先、受賞は何と売り出し中で威勢のいいホットな新人ハンセル(オーウェン・ウィルソン)の頭上に輝いてしまったのだ。おまけに受賞式では、すっかり自分が受けたと勘違いし、壇上に駆け上がりスピーチまでしてしまい、笑い者になってしまう。
自分が、もはや世界でナンバーワンのスーパーモデルではないという恐ろしい現実に直面し、その現実を受け入れることができないまま、畳み掛けて起きた親友達の怪死にも大きなショックを受け、落ち込んだズーランダーはモデル引退を決意した。あっという間に転落の途をたどった彼は、人生の真の目的を見つけるため、父親や兄弟たちと炭坑で働こうと、出身地のニュージャージー州南部の田舎に戻る。だが、不運なことに、ブルーカラーの父親(ジョン・ヴォイト)は、息子の男らしくない職業を恥じ、彼の帰郷を歓迎しない。兄弟(ヴィンス†ボーンほか)にも拒絶され、ズーランダーはやむなく再びファッション界へと舞い戻ることに。しかし戻ったマンハッタンは、今やハンセルの天下となり居心地が悪かった。そんな矢先ズーランダーは、彼のエージェントのモーリー(ジェリー・スティラー)から耳寄りな話を受ける。今まで一度もモデルとして採用されなかった業界NO.1の実力者であり、超エキセントリックなデザイナー、ムガトゥ(ウィル・フェレル)から声が掛かったというのだ。今、ムガトゥの元でモデルを務めれば完全復活も夢ではない。喜んで誘いを受けるズーランダー、そして、奇しくもカムバック後初めての仕事を受けるや、彼の事情は好転していく。だが、ムガトゥがズーランダーに関心を示したのには訳があった。ムガトウは恐ろしい企みに彼を誘い込もうとしていた。この時、ムガトゥの背後には恐るべき某国の要人暗殺計画が進行していた。絶対に失敗が許されない暗殺計画、その理想の殺し廃には、何故か完璧なウスノロと呼ばれる人材が求められた。そして、極めつけの天然マンであるズーランダーに白羽の矢が立ち、彼は知らぬまま陰謀に巻き込まれてしまったのだった。早速、ズーランダー担当として派遣された謎めいた女”カテインカ”(ミラ・ジョボヴィッチ)の絶対的な管理下のもと、彼は様々な指導を受けていく。複雑な企みに敢然と挑むのは、仕事熱心なタイム誌のリポーター、マチルダ(クリスティーン・テイラー)である。彼女は、ズーランダーの取材をしていたある時に正体不明の男(デヴィッド・ドゥカヴニー)からタレコミを受け、ファッション界に立ち込める暗雲の正体に気イ甘き、それを暴くために立ちヒがつたのだ。初めは、ズーランダーを酷評しながらも、タフなジャーナリストの彼女は、落ちぶれて、純粋無垢な彼に対して態度を軟化させ、いつしかズーランダーを手助けすることになる。だが、全てが解決しないまま、秘密組織が標的とする獲物は、遂にこのニューヨークヘとやって来た。一体ズーランダーは、本人も自覚しないままどうやって殺し屋になるというのだろうか?

スタッフ

監督:ベン・スティラー
脚本:ドレイク・サザー、ベン・スティラー、ジョン・ハンバーグ
原案:ドレイク・サザー、ベン・スティラー
製作:スコット・ルーディン、ベン・スティラー、スチュアート・コーンフェルド
製作総指揮:ジョエル・ガレン、アダム・シュローダー、ローレン・ザラスニック
撮影:ハリー・ピーターソン
プロダクション・デザイナー:ロビン・スタンドファー
編集:グレッグ・ヘイデン
衣装デザイン:テヴィッド・C・ロビンソン
音楽:デヴィッド・アーノルド

キャスト

テレク・ズーランター:ベン・スティラー
ハンセル:オーウェン・ウィルソン
マチルダ・ジェフリーズ:クリスティーン・テイラー
ムガトゥ:ウィル・フェレル
カティンカ:ミラ・ジョヴォヴィッチ
モーリー・ボールスタイン:ジェリー・スティラー
JP・プルーイット:デヴィッド・ドゥカヴニー
ラリー・ズーランダー:ジョン・ヴォイト

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