ヤン・シュヴァンクマイエル/『ドン・ファン』その他の短篇
あらゆるクリエーターが注目する、ヤン・シュヴァンクマイエルの映像マジック。 初パッケージ化の傑作短篇集!
チェコ/計88min 発売:レンコーポレーション、チェスキー・ケー・販売:日本コロムビア
2002年4月20日DVD発売/2002年4月20日ビデオ発売&レンタル開始
解説
「Touch & Imagination <触覚と想像力>」のタイトルで劇場公開された、アート・アニメーションの世界的巨匠ヤン・シュヴァンクマイェルの短篇集。本作はチェコ本国では検閲で改変させられていたものをシュヴァンクマイエルの意図通り全てオリジナル・ヴァージョンで収録。台詞を全て音楽に差し替えられた『コストニッツェ』はチェコ語のオリジナル版に戻して収録レている。
ストーリー
『棺の家』(1966年/10min/カラー)
一匹のモルモットをめぐって争う道化達。パンチとジュディのような指人形を使い、木槌で殴り合うスラプスティック・グロテスク・コメディ。
『コストニツェ』(1970年/10min/モノクロ)
15世紀のフス戦争の死者など数万人の人骨を収集し、オルリークのシュワルツェンペルク公爵によって完成された納骨掌に関するドキュメンタリー的作品
『エトセトラ』(1966年/7min/カラー)
フロッタージュの技法を使い、三つのエピソードで構成される。第一話“翼”、第二話“鞭”、第三話“家”
『アッシャー家の崩壊』(1980年/16min/モノクロ)
「全ての無機物にも知覚はある」と語るアッシャーの言葉。彼の精神状態や邸の崩壊する様が、沼の粘土や木の根、朽ち果てる椅子などで表現される。ナレーターのべトル・チェペックは後に『ファウスト』の主役も演じている。
『レオナルドの日々』(1972年/12min/カラー)
レオナルド・ダ・ヴィンチのデッサンや図画がアニメーションとして動き、それに合わせ、崩れ落ちるピルや回転するモデルなど、数秒ずつの映像がニュースフィルムなどからコラージュされる。
『ドン・ファン』(1970年/33min/カラー)
放蕩息子であるドン・ファンは、許婚を弟に奪われ、父にも見放され、復讐を行う。後の長編『ファウスト』に繁がる要素が随所に見られる。
スタッフ
監督・脚本:ヤン・シュヴァンクマイエル
キャスト
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