原題:Une Vraie Jeune Fille

夏休みは大嫌い・・・。けだるい熱気の中で、アリスの早熟なカラダは一人歩きする

2000年6月7日フランス公開

2000年/フランス/93分/ 配給:プレノンアッシュ

2002年4月5日ビデオ発売&レンタル開始 001年11月24日よりシブヤ・シネマソサエティにて公開

公開初日 2001/11/24

公開終了日 2002/01/11

配給会社名 0065

公開日メモ 最新作『ファット・ガール』(原題)が2001年のベルリン国際映画祭コンペに出品が決定した今,世界が注目しているフランス映画界の女性監督カトリーヌ・ブレイヤの2000年の作品。

解説


25年の時を程て、カトリーヌ・ブレイヤの幻の処女作が目を覚ます!

14歳に時間は永遠に続く、とりわけ夏は終わりの無い季節。まぶしい太陽の下の甘美な倦怠感と、ほのかに酸味を帯びた肌の匂い……。それは、女なら誰もが記憶している少女のころの秘めた感覚。1974年、すでにい<つかの小説を発表していたカトリーヌ・ブレイヤのもとに著作「Le Soupirail(換気扇)」の映画化・監督の企画が持ち込まれ、彼女自身の手によって恋愛への憧れとセックスヘの好奇の間で揺れ動く少女の、ひと夏の映像世界が完成した。しかしブレイヤは「女性の視点によるソフトポルノ」を期待するプロデューサーと決裂、さらに当時(1976年)の倫理観は作品の赤裸々な描写を受け入れす、本作はX指定(ポルノ映画)の烙印を押され、地中深く葬られたのだった。そして今、彼女の7本目の作品『ロマンスX』の世界的ヒットを受けて、25年間封印されていた本作にとうとう光が当てられる。思春期の無垢で残酷な寓話、カトリーヌ・ブレイヤの"早すぎた操作"に、はたして時代は追いついたのだろうか?

ストーリー


14歳のアリスにとって、両親と過ごすバカンスは息の詰まる日々。鏡に映るのはゆたかな胸とくびれたウエスト、まるいお尻。あてもなく町をさまよう大人びた体に男たちの熱い視線が向けられる。そんな中、魅惑的な青年ジムに心を奪われたアリスは肉体の欲望を幼い心で突き詰めようと試みる。

スタッフ

監督・脚本・美術:カトリーヌ・ブレイヤ
撮影;ピエール・ファトリ
録音:ベルナール・マンギエール
編集:アニー・シャリエ
音楽:モート・シューマン
製作:ピエール・リシャール・ミラー

キャスト

アリス:シャルロット・アレクサンドラ
ジム:ハイラム・ケラー
父親:ブルーノ・バルブ
母親:リタ・メイデン
食料品店主:シャーリー・ストラー

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