原題:ROUTE 666

この国道に出口はない…。腐敗した悪魔は掘削機で襲いかかる! 血で血を洗うバイオレンスゾンピ・アクションの傑作登場!

2001年/アメリカ/90mm DVD発売:カルチュア・パブリッシャーズ・販売:ビームエンタテインメント(3,800) ビデオ発売・販売:カルチュア・パブリッシャーズ(16,000)

2002年1月25日DVD発売/2002年1月25日ビデオ発売&レンタル開始

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解説


『フロム・ダスク・ティル・ドーン』や映画版『バイオ・ハザード』などの系譜に連なるゾンビ・アクション・ムービー最新超大作!最新のSFXが可能にした未曾有の映像でゾンビの恐怖をあますところなく表現。スリリングな追跡劇とゾンビの謎、さらに重量級のアクション&無尽蔵銃撃シーンを満載!息を呑む驚愕のラストまで満足度120%の傑作だ!主演は『ハード・トゥ・ダイ』『殺人ドットコム』と主演作のリリースが続く、ルー・ダイヤモンド・フィリップスで、『ビッグ・ヒット』以来の二丁拳銃でゾンビどもを撃ちまくる!

【チェック・ポイント!】

 アメリカ映画には広大な国土にどこまでも伸びるフリー・ウェイを舞台にしたホラー作品が多々あり、最近作として『ロードキラー』や『ヴァンパイア・ハンター』等が公開された(る)。本作では証人を護送中の証人保護執行官チームが、近道としてかって起きた事件により封鎖された裏街道を進んだ所、かってその道路の工事中に死んだ4人の囚人のゾンビに襲撃されるアクション・ホラー。冒頭は証人を狙うマフィアの殺し屋との銃撃アクションからスタートし、中盤以降は周囲は荒野で逃げ場の無い路上でのゾンビとの戦いが繰り広げられる、かなり『フロム・ダスク・ティル・ドーン』テイストが入った作品になっている。
 さて、ゾンビ、ゾンビと書いて来たが、本作で主人公達の行方を阻む4体の囚人は、正確には生ける死者ではなくて亡霊、しかも惨殺された道路に登場する(だから、舗装道路から外れた所には出てこない。但し、コンクリートが敷いてあればワープも可!というのは、なんとも可笑しいぞ)という意味では、まさに由緒正しい地縛霊である。だから、登場する時は道路の向こうの方からゆらゆらと姿を徐々に実体化しつつ現れるのだ。しかし、囚人服姿でその腐敗を通り越しミイラ化したボロボロの皮膚と、眼窩の奥に闇を覗かせるその姿は、まんまゾンビそのもの。国道666に迷い込んだ犠牲者を殺害し、その鮮血からパワーを得る。しかも、亡霊なのに手にした鶴嘴や削岩機などの道路工事具は何故か実態があり最強の凶器となるのだ。生肉を喰らいはしないけど、犠牲者の腹を生きたまま削岩機で抉ったりのお楽しみもあるぞ。まぁ、もうちょっと派手に主人公達とゾンビのバトルを見せて欲しかったりもするが、ルー・ダイアモンド・フィリップス演じる連邦捜査官と、ゾンビとの意外(笑)な因縁とクライマックスの戦いなど、肩肘張らずに楽しむのには丁度良いサプライズが悪くない。
 なお、B級アクション役者の定番となった感があるルー・ダイアモンド・フィリップスをはじめ、コンビを組む女性護送官を『パンク・ガール』のヒロインに続き、パンキッシュに演じているロリー・ペティ、事件の真相を握る保安官にサム・ペキンパー作品などの名脇役としてならしたL・Q・ジョーンズなど、なかなか豪華なキャスティングも魅力。冒頭のダイナーのバーテンは、ロジャー・コーマン監督作品からその門下のジェームス・キャメロン監督作品まで多くのジャンル作品に顔を見せるディック・ミラーだ。
(殿井君人)

ストーリー


連邦政府諜報部員ジャックとステファンはマフィアの裁判の証人となる男・ラビットの身柄を確保し、他のチームと合流して護送を始めた。証言を恐れたマフィアは地元のシェリフを買収し、ギャングたちと共にラビットを奪還しようと追跡を始める。激しい銃撃戦の後、近道をしようと閉鎖されたルート66号へと逃れた一行に執勘な追跡の手が迫る。しかし、その道路はかつて工事期間に犠牲となった受刑者たちがゾンビとなって棲みつく呪われたルートだった…廃墟に響<一発の銃弾を皮切りにゾンビVS人間の阿鼻叫喚の地獄が展開される!

スタッフ

監督:ウィリアム・ウェズリー
脚本:ウィリアム・ウェズリー、スコット・フィブルソン、トマス・ウィーバー

キャスト

ルー・ダイヤモンド・フィリップス『ビッグ・ヒット』
ロリー・ペティ『プリティ・リーグ』
スティーブン・ウイリアムズ『13日の金曜日/ジェイソンの命日』

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