原題:D-TOX/Eye See You

誰が生き残るのか!?

2002年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭出品::http://www.nifty.ne.jp/fanta/yubari/index.htm

2002年1月4日デンマーク初公開

2002年/ドイツ・アメリカ/カラー/96分/ 配給:UIP映画

2011年08月03日よりDVDリリース 2010年09月23日よりDVDリリース 2007年09月13日よりDVDリリース 2002年08月09日よりDVD発売&レンタル開始 2002年4月6日より渋谷東急3ほか東急・松竹系にて公開

公開初日 2002/04/06

配給会社名 0081

公開日メモ 主演シルベスター・スタローン。『ラストサマー』のジム・ギレスピー監督のアクション・スリラー作品

解説


猟奇的な殺人事件を描き、センセーショナルを巻き起こした『セブン』『羊たちの沈黙』等のサイコ・スリラーのジャンルに、今、ハリウッドの映画史の中で様々なヒーローを演じ続け、常に熱いスピリットと法る勇気でいかなる逆境をも克服してきた無敵の男、シルベスター・スタローンが挑む!!
狂信的な思想により警官ばかりを殺害するという“ハンニバル・レクター”と並ぶ残虐な知能犯に、真っ向から精神と肉体の限界をかけて立ちはだかるのは、スタローン扮するFBlの敏腕捜査官ジェイク・マロイ。ブリザードに包み込まれた“D・TOX”を舞台に、この対極的な2人が激突する時、誰も想像し得なかった衝撃のクライマックスを迎える!!
それはまさに、”サイコ・スリラー”と“ポリス・アクション”の
ジャンルの一体化という、ニュー・エンターテインメントの誕生を意味するのだ。

「生は死で始まる」
次々と警官ばかりが9人も異常な殺され方をされるという猟奇的な殺人事件が相次いで起こった。FBlの捜査をあざ笑うかのように犯行の手口を変え、姿を隠し証拠も残さない犯人に捜査は難航し、敏腕捜査官ジェイク・マロイをもってしても犯人の逮捕の手掛かりすら掴めなかった。それどころか、逆にマロイは新たな標的として犯人に狙われ、彼をおびき出す手段として、ついに彼の恋人にさえ魔の手は及んだ。
愛する者を失い、時が流れても尚、心の深い傷を癒せないマロイは今、警察の上層部しか知ることのない厳寒の地ワイオミングにひっそりと停む秘密施設“D-TOX”にいた。そこには、他に優秀であるが故に精神のバランスを失った危険な者など、各国の9人の警官たちが収容されていた。
そしてまたこの“D・TOX”でも、一人、また一人と警官が殺害され、あの忌わしい猟奇的な殺人事件が、繰り返されようとしていた…。

 観る者の不安感を高める異色のキャスティング
連続警官殺しに挑むFB1捜査官ジェイク・マロイに扮するのは、『ロッキー』『ランボー』の各シリーズや、『クリフハンガー』『デイライト』等で知られるハリウッドを代表するスター、シルベスター・スタローン。共演は、FBlエージェントのチャーリー役に『ミミック』『エイリアン3』のチャールズ・S・ダットン。”D-TOX”のドクター役には『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』で知られ、近年『ブレイド』『ペイバック』に出演したベテラン俳優クリス・クリストファーソン。ドクターの助手ハンクには、『プラトーン』『野獣教師』のトム・ベレンジャー。“D-TOX”の精神科医ジェニー役には『パトリオット・ゲーム』のポーリー・ウォーカー。マロイの恋人メリーには『スターシップ・トゥルーパーズ』のディナ・メイヤー。その他、『ターミネーター2』『コップランド』のロバート・パトリック、『パウダー』のショーン・パトリツク・フラナリー、「バスキア」のジェフリー・ライトなど個性的なメンバーが様々な経緯を持つ警官役で火花を散らし、競演している。
監督は『ラストサマー』の大ヒットで一躍注目を集めたサスペンスの鬼才ジム・ギレスピー。製作は、『マーキュリー・ライジング』、『チェンバー/凍った絆』のリック・キドニー。ハワード・スウィンドルの原作”JlTTER JOlNT”を基に原案・脚色を手がけたのは、『マーキュリー・ライジング』のロン・L・ブリンカーホフ。猛吹雪のロケを敢行した撮影は『ダンス・ウィズ・ウルブズ』、『ウォーターワールド』『ボーン・コレクター』の名手ディーン・セムラー。プロダクション・デザイナーは『セブン』『8mm』など、猟奇的な世界観の構築を得意とするデイリー・ウィスナー。編集は『コン・エアー』といったアクションからオカルトの話題作『パラダイム』まで、それぞれの作品の独自性を最大限に高める職人スティーブ・ミルコヴィッチ。そして音楽には、大ヒットが記憶に新しい『シュレック』や、『フェイス/オフ』で知られるジョン・パウエルが参加するなど、この作品を製作する上で必要とされた、各分野のエキスパートであるスタッフが集結している。

ストーリー


次々と警官ばかりがターゲットにされ、立て続けに9人もの命が失われるという猟奇的な殺人事件が起きた。FBlの捜査をあざ笑うかのように犯行の手口を変え、姿を隠し証拠も残さない犯人に捜査は難航し、敏腕捜査官として名高いジェイク・マロイ(シルベスター・スタローン)が乗りだした今も犯人逮捕の手掛かりすら掴めなかった。失った同僚たちの仇討ちもできずにマロイの怒りは頂点に達しようとしていたが、それどころか逆に、彼は新たな標的として犯人に狙われてしまう。さらに、マロイをおびき出す手段として、あろうことか恋人のメリー(ディナ・メイヤー)に魔の手が及んでしまうのだった!!
一度はFBlのエージェントとして誇りを持って仕事をしていたマロイだったが、結婚の約束まで誓った恋人さえも守れなかったという救われることのない罪悪感によって、ついに酒に溺れる毎日を送るようになってしまう…。
 愛する者を失い、時が流れても尚、心の深い傷を癒せないマロイは今、警察の上層部しか知ることのない、厳寒の大地にひっそりと隠れるように佇む要塞のような建物”DーTOX”にいた。事件の後、正気を失ったマロイに友人のFBIエージェントであるチャーリ・ヘンドリックス(チャールズ・S・ダットン)がこの警察官専用の秘密施設を勧め、半ば強制的に連れてきたからである。
そこはワイオミング州の凍てつく草原の中心地に建てられた冷戦時の軍の指令所を改築したもので、あのアルカトラズ(元連邦刑務所)にあるもの全てを備えた施設だった。責任者は元警察官のドック(クリス・クリストファーソン)で、彼の助手として、ハンク(トム・ベレンジャー)、空軍時代からの精神科医で看護婦も兼ねるジェニー・マンロー(ポーリーウォーカー)、看護士のジャック(スティーブン・ラング)がいた。
“D・TOX”には、他に優秀であるが故に精神のバランスを失った危険な者など、各国の9人の警官たちが収容されていた。麻薬課で射撃の名手ジャウォルスキー(ジェフリー・ライト)、ロンドン市警察から来たスレイター(クリストファー・フルフォード)、神経過敏なSWATのノア(ロバート・パトリック)、ロス市警の婦警口ペス(アンジェラ・アルバラード・ロサ)、カナダの騎馬警官隊である最年長のギルバート(ロバート・プロスキー)、この施設内で酒の中にイエスを見たというジョーンズ(コートニー・B・ヴァンス)、そしてまだ経験の浅いコナー(ショーン・パトリック・フラナリー)などである。入所の際、所持品の検査を受けたマロイとその他9人の警察官は、この大自然の中に取り残され、自らの悪夢と他の入所者らと共に収容され、差し向かう日々を送ることになる。やがて降る雪は激しさを増してブリザードとなり、送電線が切断され唯一の交通手段である道路までもが塞がれた。そして“D・TOX”内でもまた、ボイラーが故障し間もなく停電となった。それはすなわち、気温がいずれ零度以下になることを示していた。彼らはこの凍える地獄に完全に閉じ込められてしまったのだ。
そんな気温が下がり始める最悪の状況下、畳み掛けるように信じられない事件が起きた。この大自然の冥っ只中で一人、また一人と警官が何者かの手により殺害されるのだった。一体何故、犯人は恋人や同僚を殺したあの憎き異常者なのか?マロイが決して忘れることのできない、忌わしい猟奇殺人は再び繰り返されるのか?
死者の数が増していく中、マロイは過去の悪夢が今や現実となり始めていくのを感じ取るのだった…。

スタッフ

監督…ジム・ギレスピー
脚本…ロン・L・ブリンカーホフ
撮影…ディーン・セムラー
美術…ゲーリー・ウィスナー
編集…スティーブ・ミルコヴィッチ
衣装…キャサリン・アデア

キャスト

マロイ:シルベスター・スタローン
ヘンドリックス:チャールズ・S・ダットン
ジェニー:ポーリー・ウォーカー
ドック:クリス・クリストファーソン
ハンク:トム・ベレンジャー
コナー:ショーン・パトリック・フラナリー
スレイター:クリストファー・フルフォード
ノア:ロバート・パトリック

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