Reset – CINEMATOPICS

原題：Reset

第58回ベネチア国際映画祭出品ブルースカイ国際映画祭出品第37回シカゴ国際映画祭出品第15回 AFI映画祭出品第28回テルライド映画祭出品

2001年／HD・30P／モノクロ／80分製作:ADONUN／HONEY BUNNY／ATOM-X 配給：ハニーバニー

2003年02月21日よりＤＶＤ発売開始 2001年12月1日、シネマ下北沢にて公開 2001年8月27日、シネマ下北沢にて全国独占プレミア・ショー開催！！

ビデオ時に変わった場合の題名　リセット

公開初日　2001/08/27

公開終了日　2001/08/27

配給会社名 0267

公開日メモ　『エコエコアザラク』『録音霊』などの鈴木浩介監督の最新作『Reset』日本映画きっての名バイプレーヤーである、５人の役者が全編アドリブの劇場長編作品。8/27に全国独占プレミアショーということで１日だけ、シネマ下北沢で上映。

解説

日本映画をガッチリと支える名優5人が主演する『リセット』。
「最初に俳優ありき」。コメディーからホラー、そしてヒューマンな物語まで。今、日本国内で熱い注目を集める若手俊英・鈴木浩介監督が、5人の俳優たちとの出会いによってイマジネーションを刺激され、この世に誕生したのが『リセット』である。
　ある日、それぞれの人生と苦悩を背負った自殺志願者が“自殺の名所”に集まったという設定の元に、全く脚本なしに即興で演じられた1カット78分間の驚くべき人間ドラマである。

　鈴木浩介監督は事前に個々の俳優とマンツーマンで徹底的に話し合い、その役柄についての背景を固めていった。しかしストーリーの進行、結末については監督自身も、そしてもちろん俳優たちも予想がつかないという状況の中で撮影は開始された。“スタート！”の声が掛かる直前、張り裂けそうな緊張感が俳優たちを襲ったのは言うまでもない。
　合計12台のカメラがそれぞれの俳優の表情や動きを狙い、またロケ現場の要所要所に設置された。誰が誰に対してどんな言葉を投げかけるのか？それに対して誰がどんなリアクションをするのか？最初に“自殺”という名の行動を起こすのは誰？

　スタッフもそしてキャストも予測不可能だった物語の幕切れをぜひ見届けていただきたいと思う。極限状態の自殺志願者たちに果たして“リセット”は訪れるのだろうか？

ストーリー

　そのビルが“自殺の名所”として密かに人々の間で語られるようになったのは、一体いつからなのだろうか？ 2000年、11月21日。東京、夕暮れ時。ビルの屋上に立つその建物は、元はペントハウスだったのか。しかし今では使われなくなった家具やゴミが散乱し、廃虚と化している。
　そこに座っているのは喪服姿の女性（根岸季衣）。この顔には憂いとそしてある種の決意が見て取れる。だが女性は一人ではない。窓辺にはコート姿の男（光石研）。ただ遠くを見つめながら、これから自分がなすべき事柄について思いを巡らしているのか。そして建物の奥には若い女性（片岡礼子）。彼女の表情は見えない。彼女たちは、そして彼は知っている。今日自分達がみな、同じ目的を持ってこのビルへやって来たことを・・・。
　そこへもう一人、男（遠藤憲一）が現れた。どうやら屋上に上がる途中で足を捻挫したらしい。「あれ、皆知り合い？」。無神経に周囲の人間たちに話しかけるこの男の登場をきっかけに、期せずして明らかになっていく4人の男女の背景。女性は愛する人に先立たれた。男は生きながらにして、すでに家族を失った。若い女性は何一つ思いどおりにならない人生に終止符を打とうと決めていた。
　そして5人目の男（伊藤洋三郎）が現れた。やがてワイシャツを血で真っ赤に染めたその男の死への理由も明らかになる。
　さあ、最初にこの屋上から飛び降りるのは？それとも奇妙な出合いが、5人の死へのダイビングを止めることになるのか？屋上で延々と繰り広げられる自殺志願者たちの確執。どこからか祭りばやしが聞こえる・・・。

スタッフ

監督：鈴木浩介
エグゼクティブプロデューサー：布田通夫
アソシエイトプロデューサー：宮田三清
撮影：掛須秀一、宮田三清、福本淳、金谷宏二、馬場元
宮川幸三、藤井昌之、小林聖太郎
熊谷祐紀、杉江良、武義
照明：後藤謙一
録音：八木正広
MA：村上浩
美術：橋本優
キャスティング：斉藤芳子
協力：丸文ビジュアルセンター、横堀秀一
シネマ・下北沢、宮本まさ江、篠田昇
トムス・フォト
ACTIVE CINE CLUB

キャスト

根岸季衣
伊藤洋三郎
遠藤憲一
光石研
片岡礼子

LINK

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http://www.actcine.com/reset/
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