原題:Les Glaneurs et la glaneuse

ヨーロッパ最優秀ドキュメンタリー賞受賞 第14回 東京国際映画祭協賛企画・東京国際女性映画祭 第9回フランス映画祭横浜2001上映

2000年7月7日フランス初公開

2000年/フランス/カラー/ヴィスタサイズ/82分/DTS-SR/日本語字幕:寺尾次郎 配給:ザジフィルムズ

2003年05月21日よりビデオ発売&レンタル開始 2003年05月21日よりDVD発売&レンタル開始 2003年4月19日より25日までシアター・イメージフォーラムにてリバイバル公開 2002年2月9日より東京・岩波ホールにて公開 2002年名古屋・シネプラザ、大阪・シネリーブル梅田、神戸・シネリーブル神戸、福岡・シネリーブル博多駅ほか全国ロードショー予定

公開初日 2002/02/09

配給会社名 0089

公開日メモ 本年度セザール賞で特別賞を受賞したフランスを代表する女性監督アニエス・ヴァルダ。彼女の新作であるドキュメンタリー作品

解説



本年度セザール賞で特別賞を受賞したフランスを代表する女性監督アニエス・ヴァルダ。彼女の新作であるドキュメンタリー作品
ここでの「 GLANEUR(落穂拾い、拾い集める人の意)」は、刈り入れ後の麦穂を拾い集めていたかつての人々とはかけ離れている。捨てられた食料、針のない時計……。それらは現在についての断片的な情報、短い覚書のようなものである。そして監督のヴァルダもまた現代の「落穂拾い」一人であり、撮影とは現実の断片を拾い集めることなのだ。
ある日、ヴァルダ監督はパリの市場で、道路に落ちているものを拾う人たちを見ていて映画の着想を得た。その後、いろいろな市場で人々の拾い集める動作を観察しているうちにミレーの名画『落穂拾い』を連想し、田舎ではまだ落穂拾いをしているのだろうかという疑問にかられた。 こうして、ハンディカメラを手に、フランス各地の“現代の落穂拾い”を探す、彼女の旅は始まる。
フランス各地のさまざまな表情を描いたこの旅は、ヴァルダ監督の自分自身を見つめる旅でもある。
落穂拾いを訪ねながらも、ヴァルダ監督は、ボクシンググローブを首にさげた犬、走るトラックなど、途中気になったものを撮らずにはいられない。自身の手のしわを撮っては70年以上にわたる人生を振り返り、過ぎゆく時に想いをはせる。ミレーやヴァイデンが描いた名画に感動したかと思えば、20世紀の映画芸術の目覚しい発展を振り返りながら、2000年の今を生きるアニエス・ヴァルダを見出す。
ウィットに富んだこの作品には、彼女の人生と社会への姿勢そのものが現れている。

ストーリー


スタッフ

製作:シネタマリス
監督・脚本・語り:アニエス・ヴァルダ
撮影:ディディエ・ルジェ、ステファーヌ・クロズ
   パルカル・ソテレ、ディディエ・ドゥサン、アニエス・ヴァルダ
編集:アニエス・ヴァルダ、ロラン・ピノ
音楽:ジョアンナ・ブルズドヴィチュ
録音:エマニュエル・ソラン
音編集:ラファエル・ソイエ、タデ・ベルトラン
音効:ニコラ・ベッケル
調整:ナタリー・ヴィダル

キャスト

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