原題:ELECTRIC DRAGON 80000V

「俺を怒らせるな!」盛尊      VS 「怒ったお前に会いたかったんだよ」仏蔵

2000年/モノクロ/ビスタサイズ/55分/DTS・SRD 配給:サンセントシネマワークス・タキコーポレーション 提供:東芝デジタルフロンティア

2004年12月03日よりDVDレンタル開始 2002年02月22日よりビデオ発売&レンタル開始 2002年3月30日より4月26日まで中野武蔵野ホールにてモーニングショー公開 2001年7月20日(祝)よりシネマライズにてレイトショー公開

公開初日 2002/03/30

公開終了日 2002/04/26

配給会社名 0095/0101

公開日メモ ジャンルを超越し、あらゆるカテゴリを破壊する最狂のハイパーエキサイトメント!が誕生!!クリエイターとしての2大カリスマが石井聰亙と競作した「80000Vの感電バトル!」

解説


■ジャンルを超越し、あらゆるカテゴリを破壊する最狂のハイパーエキサイトメント!が誕生!!

『ELECTRIC DRAGON 80000V』はなんといっても「ロック映画」だ!と石井聰亙監督は熱く語る。近年は『エンジェル・ダスト』(94)や『ユメノ銀河』(97)など幻想的で静感ただようサスペンスやファンタジーを撮りつづけてきた石井監督。『五条霊戦記』(00)を経て放つ『ELECTRIC DRAGON 80000V』(以下『ED8』)は、モノクロの幻覚体験のようなメタリックな美的映像が、デジタル5.1CHによって再現されるスピード感あふれるロックサウンドともに疾走し、まさに「映画館ライブ!!」の熱狂を体感させてくれる。そうこの作品は、「アクションだ」「ドラマだ」「ミュージカルだ」というジャンルを超越し、「映画だ」「ライブだ」といったカテゴリさえ破壊する「新世界」最狂(?!)のハイパーエキサイトメントなのだ!ジム・ジャームッシュなどと並び石井監督への強烈なリスペクトを隠さないクエンティン・タランティーノは『ED8』を東京で「体感」して唾を飛ばしながら「凄いっ!凄いっ!とにかく凄すぎるぅぅぅぅぅ!(本当は Excellent!Excellent!!and Excellent!!!)」と興奮を残し帰国していった。

■浅野忠信×永瀬正敏
 クリエイターとしての2大カリスマが石井聰亙と競作した「80000Vの感電バトル!」

幼少の頃に経験した事故から「帯電」してしまったヒーロー2人。「電気と感応し爬虫類と心を通わせる男=竜眼寺盛尊」と「電気を修理し怪電波をキャッチする謎の男=雷電仏蔵」は宿命的に闘いの場へ誘われていく。
当代を代表する若手2大俳優浅野忠信と永瀬正敏。石井監督が「いっしょにモノを作っている仲間であり、最大のライバル」と語る通りまさに本作を「共作」したとの思いがある。そのことは、2人が劇中に登場する「タイトル字幕」を自ら書き下ろしたことでもうかがわれる。浅野に至っては、「タイトルイラスト」も描き、盛尊が手にする「空飛ぶ改造ギター」までもデザインしたという熱の入れ様。まさに
「竜眼寺盛尊@浅野忠信 雷電仏蔵@永瀬正敏 ARE BLOW OUT!! ELECTRIC DRAGON 80000V」
のクレジットそのままに「熱」が高圧電流のごとく伝わってくる作品なのである。

■小野川浩幸&石井聰亙、Vocal&Guitar浅野忠信の最狂!?ユニット「MACH1.67」が音楽を担当

石井監督は「MACH1.67は第3の主役」と語る。確かに『ED8』にとって音楽・音響は非常に重要な要素だ。サイレントからトーキーに切り替わった頃の映画に非常に影響を受けたという石井監督は、本作では登場人物の台詞を極力少なくし、映像や音楽、時には吹き出し字幕などを駆使しキャラクターの個性を演出している。その音楽は、『水の中の八月』以来コンビを組む小野川浩幸が担当し、盛尊・仏蔵というダークヒーローを魅力的に表現。また、この小野川と石井監督が結成したバンド「MACH1.67」には浅野が正式メンバー(Vocal & Guitar)として参加。盛尊のテーマ曲にして『ED8』の主題歌でもある「Shock DNA」(avex trax)を熱唱している他、Guest Vocalとして永瀬も参加するなど「スタッフ・キャスト」といった枠組みを超えたコラボレーションが実現し、それが『ED8』の最大の魅力の1つとなっている。

■20世紀には実現不可能だった「映画」を超えた「新世界」へ!最強の面々が終結

「80000Vの感電バトル」を演じる「盛尊&仏蔵」には既述のとおり「浅野&永瀬」の2枚看板を起用。昨秋、この2大カリスマ「初共演」として話題をさらった『五条霊戦記』は記憶に新しいが、実は撮影は本作が先。実際に「盛尊vs仏蔵」として2人が「対決」する『ED8』は真の意味で「初競演」といえる。そして、この「対決」の興奮を華麗に盛り上げるナレーションは「この人の中には竜が居る!」と石井監督が確信したというパンクラスの船木誠勝が担当。数々の死闘を経験した男だからこそ可能な圧倒的気迫で観客に迫る。
そしてプロデューサーは、仙頭武則。昨年のカンヌ映画祭で話題をさらった『EUREKA』を始め、本年のカンヌにも『月の砂漠』『H-Story』『UNLOVED』の3作品を同時に送り込む快挙を成し遂げるなど、その手腕は国内外を問わず世界的に評価されている。。

ストーリー

「電気と感応し爬虫類と心を通わせる男=竜眼寺盛尊(浅野忠信)」は、すぐにキレてしまうドラゴン頭をエレキギターの爆音でなだめながら、地道に爬虫類専門のペット探偵をして生計をたてていた。

ある日、捜索を終え事務所へ戻ると、大事なペットたちが惨殺され、命より大切な宝物のドラゴンギターも破壊されていた!

そんな中、昼は電気屋として働き、夜は電波を正しく使用しない者へ正義の制裁を加える仕置人として街を徘徊する仏像仮面の男がいた!

彼の名は「電気を修理し怪電波をキャッチする謎の男=雷電仏蔵(永瀬正敏)」
常識を超越した二人は運命的に闘いの場へ誘われてゆく
…80000Vの感電バトルが今はじまる!!

スタッフ

監督・脚本:石井聰亙
音楽:小野川浩幸、MACH1.67
プロデューサー:仙頭武則
撮影:笠松則通
照明:水野研一
美術:磯見俊裕
録音:小原善哉
編集:掛須秀一(J.S.E)

ビジュアルエフェクトスーパーバイザー:古賀信明
レコーディングミキサー:大川正義
スーパーバイザーサウンドエディター:小川高松
アクションコーディネーター:齋藤英雄
TATTOOデザイン:ひろき真冬
特殊造型:宗理起也、栄福哲史
特殊メイク:原口智生
衣裳:高橋ハルカ
メイクデザイン:柘植伊佐夫
メイク:浜野正明
TATTOOアーティスト:MEGU
銃器造型:井上修次

助監督:藤江義正
制作担当:中村哲也

タイトル字慕デザイン:浅野忠信、永瀬正敏、石井聰亙
タイトルイラスト:浅野忠信

製作:サンセントシネマワークス、タキコーポレーション
制作プロダクション:サンセントシネマワークス

キャスト

竜眼寺盛尊:浅野忠信
雷電仏蔵:永瀬正敏

ナレーション:船木誠勝
有薗芳記
アリ・アーメッド、アベディン・モハメッド、ホセイン・アブドウル、清末裕之
井上潔
小川真
松川尚瑠輝
橋本銀次
石井榛
石山圭一
長谷川恵司、重見成人、宮崎則仁、菊池しげお、森正明、河田光史、中村哲也、
多智花良彰、村本曜一、小山亮、天元文子、佐藤成美、宮村敏正、成瀬朋一、
安達俊宏、仲前智治、千葉英昭、尾木真琴、伊藤こーへー、森羅万象、林毅
キム・アヨン、マックス・フォン・シュラー、小林真紀、佐和田弘美
山田志保子、久保勉、河田記代子、内田光代、押見さやか、石井守、小高和剛、
殿生秀子、迫田展弘、刈屋真

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