原題:the bighit

キレてる場合だろ。仕事、一流。アタマ3流。女の扱い3.5流。すべてはノリで、カタがつく!

☆東京国際ファンタスティック映画祭'98出品作品

1998年トライスター映画提供/ソニーピクチャーズエンタテインメント配給/ ビスタ/SDDS/ドルビーSR/字幕翻訳:松崎広幸/1時間31分/ 製作:ウォーレン・ザイド&ウェズリー・スナイプス/ 共同製作:クレイグ・ペリー&ビクター・マクゴーリ&ロジャー・ガーシア

2007年08月29日よりDVDリリース 2004年09月08日よりDVD発売開始 2003年04月23日よりDVD発売&レンタル開始 1999年1月23日より新春、ニュー東宝シネマほか、全国東宝洋画系にてロードショウ公開

「パンチの効いたアクション映画… 香港人監督カーク・ウォンのアメリカ・デビューは鮮やかな成功を収めた。」 (ジェイ・カー、ボストン・グローブ) 「ウォンのアクションは期待を裏切らない出来栄えで、これからが大いに楽しみだ。 ウォールバッグは優雅な肉体と優れた才能を見せつけ、 アクション・スターとして確かな一歩をしるした。」 (ジェームズ・ヴァーニアー、ザ・ボストン・ヘラルド) 「アメリカで作られたアジア・アクションの最高の見本。 ウォンの斬新なアクション・シーン作りには息を呑むばかり」 (エルビス・ミッチェル、フォート・ワース・スター・テレグラム) 「ビッグな驚き。サスペンス・アクションと笑いがひとつになり、あらゆる意味で衝撃波だ。」 (ルイス・ホブソン、カルガリー・サン)

公開初日 1999/01/23

配給会社名 0042

解説

『ブロークン・アロー』『フェイス/オフ』のメガ・ヒット2連発でハリウッドに新風を吹き込んだジョン・ウーと香港の新鋭カーク・ウォン監督が贈るヒップホップ・アクションが登場。予測不可能な驚異的アクション・シーンが米映画界を席巻する香港パワーの凄まじさを存分に見せつけ、全米興行成績初登場第1位の大ヒットとなりました。冒頭でいきなりクライマックスかと思わせる派手なミッション・シーンで扉を開け、オフビートな台詞がアップテンポで応酬されるリズミカルな展開に、ちょっとばかりエロティックなロマンスも交えつつ、映画はラストへの壮絶な大乱戦へとなだれこんでいく…。人に好かれたいという自意識過剰ゆえに私生活に破状をきたす心優しいヒットマン、メルを演ずるのはカルバン・クラインの下着モデルとして有名なマーク・ウォールバーグ。『ブギーナイツ』と本作が立て続けにヒットして、現在、人気急上昇中の若手注目株です。メルの仲間でちょっと間の抜けているのがオイシイとこ取りの名人シスコをコミカルに演じるのは『ラ・バンバ』『ヤングガン』のルー・ダイアモンド・フィッリップス。他の殺し屋仲間にもフレッシュな若手俳優が勢揃い。筋肉男クランチには『クルックリン』『ザ・ロック』の若手黒人スター、ボキーム・ウッドパイン。殺しの最中も女の電話番号を聞くことを忘れないビンズには、カルバン・クラインのモデルとして知られるアントニオ・サバト・Jrが扮します。メルを悩ます女たちを演じるのは『ため息つかせて』でMTVムービー・アワードのベスト・ブレイクスルー・パフォーマンス賞に輝いたリーラ・ロションと『ワイルド・ビル』のクリスティナ・アップルケイト。またスーパー・モデル、ティナ・チャウの遺児チャイナ・チャウが誘拐されるケイコ役で映画デビューを飾ります。その他、『チャンス』『フォエバー・フレンズ』のレイニー・カザン、『MASH』『ボブ&キャロル&テッド&アリス』エリオット・グールド、『愛と哀しみの旅路』『推定無罪』のサブ・シモノといったベテランが脇を固めています。

ストーリー

メル(マーク・ウォールバーグ)はプロのヒットマン。仕事の腕は超一流。今日も仲間のシスコ(ルー・ダイアモンド・フィリップス)、クランチ(ボギーム・ウッドパイン)、ビンス(アントニオ・サバト・Jr.)とともに標的を見事仕留め、ボスのパリス(エイヴリィ・ブルックス)からたっぷりボーナスをはずんでもらう。もっともお人好しのメルのこと、口のうまいシスコにまんまと手柄を横取りされて取り分を巻き上げられてしまうのだった…。そんなメルの私生活はトラブル続き。レンタルビデオ店からは延滞している『キング・コング2』の返却を請求する電話がひっきりなし。愛人のシャンテル(リーラ・ロショーン)からはゼロがうんとつく小遣い代をせびられっぱなし。(そしてメルはシャンテルが別の男にその金をつぎ込んでいることなど知る由もない!)フィアンセのパム(クリスティア・アップルゲイト)は週末に両親を招いてメルを紹介するつもりでいたが、その両親は借金返済にメルの金を当てにしている上、彼がユダヤ人ではないことをまだ知らない(これは大問題!)。仲間たちは、金目当ての女どもは捨てろと助言するのも、もっともな話。だが“誰からも嫌われたくない”メルにはその度胸はない。メルがシスコの誘拐計画に加わることにしたのは、そんなわけでまとまった金が必要だったから。狙うは大金持ちの日本人実業家ジロー・ニシ(サブ・シモノ)の愛娘ケイコ(チャイナ・チャウ)。だが彼らの計画には大きな誤算があった。
ニシは自ら監督・主演した大作映画が大コケしたため破産の身。しかも娘が誘拐されたと知ってニシが助けを求めた相手はケイコの名付け親パリスだった!!パリスに呼びたされたシスコな下る至上命令。「誘拐犯を探し出せ!」。そんなこととは露も知らぬメル。ケイコを車のトランクに押し込めて、パムの両親(エリオット・グールド&トイニー・カザン)の接待に冷や汗を流す。翌日、戻らぬシスコにしびれを切らした仲間のガンプ(ロビン・ダン)は、自分でニシに連絡をとることにするが、これが飛んで火に入るなんとやら。スグレモノの逆探知装置がたちまちガンプの身もとを明らかにする。_その頃、メルはパムと両親が外出した間にケイコの世話を焼いていた。誘拐犯らしからぬ優しい態度で接するメルに次第に心を開いていくケイコ。互いの境遇に共感したふたりの間に淡い恋愛感情が芽生えた…かに見えたその時、ケイコは突然脱走を試みて失敗し再びトランクへ。クランチからの連絡でシスコの裏切りを知るメル。だがバムと両親を残して逃げるわけにはいかない。そうこうする間にもシスコら追手は迫り、パムの父親は遂に禁断のアルコールに手をつけ、メルの金を盗んで本命とトンズラを決め込んでいたシャンテルは道に迷い、ビデオショップ店員の怒りはピークに達し、ケイコとメルの思いは再び燃え上がり。壮絶なクライマックスへ…。

スタッフ

監督:カーク・ウォン
脚本:ペン・ラムジイ
製作:ウォーレン・サイド、ウェズリー・スナイプス
製作総指揮:ジョン・ウー、テレンス・チャン、ジョン・M・エッカード
撮影:ダニー・ノワク,CSC
美術:ダーヴォ・スーダー
編集:ロビン・ラッセル、ピエトロ・スカリア
音楽スーパーバイザー:ヒラー・マッカリィ
音楽:グレアム・レベル
衣装デザイン:マーガレット・モーア
共同製作:クレイグ・ベリー、ビクター・マクゴーリィ、ロジャー・ガーシア

キャスト

メルビン・スマイリー(メル):マーク・ウォールバーグ
シスコ:ルー・ダイアモンド・フィリップス
パム・シュルマン:クリスティナ・アップルゲイト
ハリス:エイヴリィ・ブルックス
クランチ:ボギーム・ウッドパイン
ビンス:アントニオ・サバト・Jr.
ジーン・シュルマン:レイニー・カザン
モートン・シュルマン:エリオット・グールド
ジロー・ニシ:サブ・シモノ
ケイコ・ニシ:チャイナ・チャウ
ガンプ:ロビン・ダン
シャンテル:リーラ・ロショーン

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