龍が如く 劇場版
この街では、憎しみも愛。
2007年/日本/カラー/110分 配給:東映
2007年09月28日よりDVDリリース 2007年3月3日、全国ロードショー公開
(C)2007「龍が如く」フィルムパートナーズ
公開初日 2007/03/03
配給会社名 0004
解説
ゲームの概念を覆す世界観とリアリティでゲーム界に旋風を巻き起こしたプレイステーション2専用ゲーム「龍が如く」。練り上げられたシナリオや緻密な舞台設定などの魅力は、ゲーム世代のみならず大人の層の心をも確実に掴み、2005年12月の発売以来、国内で大ヒットを記録、欧米でも人気を獲得している。さらに、2006年12月7日にシリーズ最新作『龍が如く2』が発売され、前作の実績を上回る勢いである。
この「龍が如く」の世界が、大ヒット映画『着信アリ』(04)、『妖怪大戦争』(05)を手掛けた異才・三池崇史を監督に迎え、その姿を斬新に進化させた。壮烈なるドラマティック・群像アクション大作『龍が如く 劇場版』が、今、再びセンセーションを巻き起こす!
超個性的な人間達が繰り広げる群像ドラマの破天荒な面白さ、衝撃のアクション・シーン、緻密かつ創造性豊かなセットとCGで再現された「神室町」のリアリティ…。まさに全編がクライマックス、ダイナミックに加速するハイテンションで予測不能な展開に、一瞬たりとも目が離せない。
一見無関係に見える出来事が交錯し合い収束してゆく複雑なドラマを脚本に仕上げたのは、メガ・ヒット作『交渉人・真下正義』(05)の十川誠志。そして、エンディング曲と挿入歌はクレイジーケンバンドの横山剣が起用され、ドラマに高揚感とオフビートな情感を与えて心を揺らす。
本作は、ゲーム版の持ち味でもあるスピード感やキャラクターの人間的面白さなどの要素を大切にしつつ、より過激にスケールアップ。さらに、ゲーム版にはない若いカップルを登場させるなど「普通に生きる若者」の視点や心情も加え、より厚みのある人間ドラマを構築した。アクションを、そして心の繊細な動きを表現する俳優陣の、体温の感じられるような演技が映画に命を吹き込む。
ゲームの世界観を踏襲しながら、映画的面白さを貪欲に追求した『龍が如く 劇場版』は、ゲーム版とは全く別のもうひとつの世界、いわば「龍が如く」のパラレル・ワールドともいえよう。ゲームを愛した人も、ゲーム未体験の観客も、その瞬間、瞬間を全力で生き抜く登場人物達と共に、熱帯夜の「神室町」に繰り広げられるドラマや街の匂いまでもをリアルに体験することだろう。
ストーリー
ミレニアム・タワーがそびえ建つ、ネオン輝く神室町。そこは、欲望と暴力が渦巻く眠らない街…。
かつて「堂島の龍」と呼ばれた伝説の極道・桐生一馬(北村一輝)が、10年の刑期を終えて神室町に戻って来た。桐生は9歳の少女・遥(夏緒)と出会う。遥は行方不明となっている母親の美月を探すためひとりでこの街へやってきたのだった。桐生はヤクザたちの襲撃をかわしつつ、美月の痕跡をたどってホストクラブ「スターダスト」のオーナー・一輝(加藤晴彦)を訪ねる。
そのころ、街の銀行では、二人組の間抜けな銀行強盗が行員を人質に立てこもっていた。向かいにある床屋で様子をうかがう刑事の野口(哀川翔)は、その銀行には1円も現金がないとヤクザ絡みの事件を担当する4課の刑事・伊達真(松重豊)から聞かされる。東城会があちこちの銀行に分けて預金していた100億円が何者かによりネット操作で引き出され、銀行はありったけの現金を放出したあとだというのだ。
東城会100億消失事件と桐生の出所の噂は神室町に瞬く間に広まった。真島組組長の真島吾朗(岸谷五朗)は、桐生との対決を望み、街のヤクザを次々とバットでぶちのめし、武器屋(荒川良々)から桐生に関する情報を聞き出す。
まるで止まっていた歯車が動き出したかのように次々と事件が起こり始める神室町。床屋の店主(田口トモロヲ)を訪ねる謎の男・朴(コン・ユ)。強盗を企てる若いカップルの悟(塩谷瞬)と唯(サエコ)。真島との因縁の死闘を繰り広げて突き進む桐生の前で、やがてすべての事件が交錯しひとつに焦点を結び始める。その背後に見え隠れするかつての親友・錦山(真木蔵人)の野望と、最愛の人・由美(高岡早紀)の影。国をも揺るがす驚愕の事実が露わとなったとき、桐生がそこに見たものは、絶望か? それとも希望か?
スタッフ
監督:三池崇史
脚本:十川誠志
製作総指揮:岡村秀樹
エグゼクティブプロデューサー:名越稔洋、梅村宗宏
プロデューサー:土川勉、前田茂司
CGIプロデューサー:坂美佐子
撮影:山本英夫(J.S.C)
照明:小野晃
美術:稲垣尚夫
録音:小原善哉
編集:島村泰司
スタイリスト:安野ともこ
音響効果:柴崎憲治
装飾:山田好男
助監督:加藤文明
音楽:遠藤浩二
エンディング曲&挿入歌:クレイジーケンバンド
制作協力:楽映舎
製作:「龍が如く」フィルムパートナーズ
配給:東映
キャスト
北村一輝
高岡早紀
塩谷瞬
サエコ
夏緒
岸谷五郎
コン・ユ
哀川翔
松重豊
田口トモロヲ
加藤晴彦
真木蔵人
遠藤憲一
LINK
□公式サイト□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す