原題:Body/Cialo

2015年/ポーランド/90分/配給:シンカ

2017年7月22日(土)よりシネマート新宿、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開

(C)Nowhere sp. z o.o., KinoŚwiat sp. z o. o., D 35 S. A., Mazowiecki Fundusz Filmowy 2015 all rights reserved. 

解説

本作はポーランドの俊英女性監督が独創的に描く<再生>の物語。ベルリン国際映画祭、ポーランドのイーグル賞など数々の映画賞に輝き、アメリカでも辛口レビューサイトRotten Tomatoesで88% Freshという高評価をたたきだした話題作!日本でも2015年の東京国際映画祭、そして2016年のポーランド映画祭で上映が行われ、その評価の高さから本公開が待ち望まれていた作品です。娘役のユスティナ・スワラは監督がFacebookから見出し、本作が演技、映画ともにデビューとなる。世界から注目を集める『君はひとりじゃない』にご注目ください!

人がいつかは経験するだろう最愛の人との別れ。それにどう向き合えばいいのだろうか?今回公開される予告編では母を亡くし、心の距離が離れてしまった父と娘の姿が映される。心を失い、悲惨な事件現場で何も感じず、味気のないチキンをガツガツと食らう父。それを無言で見つめる娘。そんな娘は心を閉ざし、父と痩せ細ってしまった自分の身体を嫌う。そこにセラピストが2人の溝を埋めようと間に入ってくる。発声練習や感情を押し出すリハビリを行っていく中で、このセラピストは普通とは違う治療法をもちかける。「亡くなった奥さんが話したがっています。」そんな話を父と娘は信じられず戸惑うのだが…。セラピストもまた心に傷を抱えているかのように一人涙する。孤独を抱えた3人が迎える温かなラストが観る者の心にささる。

心を病んでしまった娘・オルガを演じたユスティナ・スワラはFacebookから見出された新人女優。母を失った悲しみと孤独を体、目、全てを使って表現します。ラストの彼女の笑顔にはどんな意味があるのだろうか?ジェリー&ザ・ペースメイカーズの伝説の名曲「You’ll Never Walk Alone(君はひとりじゃない)」が予告編を最高潮に盛り立てる。そして最後は観客へ問いかけます。「大切な人と向き合えていますか?」

本作のマウゴシュカ・シュモフスカ監督は昨年亡くなった巨匠アンジェイ・ワイダや『イレブン・ミニッツ』のイエジ―・スコリモフスキなどを輩出したポーランド映画界の俊英の女性監督であり、ベルリン国際映画祭では監督賞となる銀熊賞を受賞し、ポーランドのアカデミー賞と言われるイーグル賞でも監督賞を受賞しました。同賞レースではその他、作品賞、主演男優賞、主演女優賞を受賞した話題の作品となっております!
同時解禁となるポスタービジュアルは問題をかかえ孤独を感じさせる娘オルガのアップにした視線と険しい表情で遠くを見つめる父の間にセラピスト、アンナが優しい表情で2人を繋ぐ構成になっております。

ストーリー

突然、母親を失ったオルガ(ユスティナ・スワラ)とその父(ヤヌシュ・ガヨス)。オルガは心身を病んでしまいちと屋に対して心を閉ざすヤヌシュは喪失感を拭えず、検察官として事件現場に立つも人の死に対し何も感じなくなっていった。オルガは父を、そして自らの体を嫌悪し、日々やせ細っていくと娘の間には埋められない溝ができていた。そんな娘を見かねた父親がセラピストのアンナ(マヤ・オスタシェフスカ)の元に通わせる。オルガはそこでリハビリを行っていくが、アナのセラピーは、普通では考えられない方法だったー。

スタッフ

監督:マウゴジャタ・シュモフスカ
製作総指揮:ランブロス・ジオタス
脚本:マウゴジャタ・シュモフスカ
ミハウ・エングレルト
撮影:ミハウ・エングレルト
編集:ヤチェク・ドロシオ

キャスト

ヤヌシュ・ガヨス
マヤ・オスタシェフスカ
ユスティナ・スワラ
エバ・ダウコフスカ
アダム・ボロノビチ
トマシュ・ジェンテク
マウゴジャタ・ハイェフスカ・クシシュトフィク
エバ・コラシンスカ
ロマン・ガンツアルチィク
ブワディスワフ・コバルスキ

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