勝手にふるえてろ
2017年/日本/117分/ 配給:ファントム・フィルム
解説
本作の原作『勝手にふるえてろ』は、01年に『インストール』でデビュー、『蹴りたい背中』で第130回芥川賞を受賞した作家・綿矢りさによる同名小説。微妙な年頃の女性の行き場のない感情をリアルに描き、高い評価を受けています。そして今回主演を務めるのは、本作で映画初主演となる女優・松岡茉優。役どころは、絶滅した動物が好き過ぎて、アンモナイトの化石についてネットで調べていたら気づくと朝になっていたり、中学時代の初恋の相手との過去を思い出しては、胸をトキめかせる、ちょっと変わった恋愛ド素人OLのヨシカ。本作では、 “2人の彼氏”を自分の中で、イチ、ニと勝手に命名し、“リアルな恋愛”と“脳内片思い”を繰り広げるという、極度に捻じ曲がった乙女心を披露。そんなヨシカの“リアルな恋愛”の彼氏に、『色即ぜねれいしょん』で俳優デビュー、黒猫チェルシーで、ボーカルを務めながら、役者としても独特の存在感を放つ渡辺大知。ヨシカに鬱陶しがられるほど猛アタックをし、若干強引に(?)彼氏となる男・二を熱演。そして“脳内片思い”の彼氏には、DISH//でボーカル・ギターを務め、『君の膵臓を食べたい』(17/月川翔監督)、『恋と嘘』(17/古澤健監督)など話題作への出演が控える、今最も注目の若手俳優・北村匠海。ヨシカの中学時代からの片思いの相手・イチをクールかつ魅力的に演じました。その他、ヨシカを取り巻く共演者にも、個性的な役者が揃いました。ヨシカの恋を搔き乱してしまう同僚に石橋杏奈、ヨシカの話し相手になる釣りのおじさんに古舘寛治(*)、同じアパートに住む、すこしおかしな隣人に片桐はいり。24歳まで恋愛経験ゼロの遅咲きな主人公・ヨシカが繰り広げる、悩んでは傷つき、暴走する恋の行方を、誰しもが最後まで応援したくなる痛快コメディの誕生です!
ストーリー
私には彼氏が2人いる──中学時代からの片思いの相手イチ(北村匠海)と、突然告白してきた暑苦しい同期のニ(渡辺大知)。「人生初告られた!」とテンションがあがるも、イマイチ、ニとの関係に乗り切れないヨシカ。一方で、「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこうと思ったんです」という奇妙な動機から、中学時代からひきずっていた片思いの相手・イチに会ってみようと、ありえない嘘をついて同窓会を計画。ついに再会の日が訪れるのだが・・・。 “脳内の片思い”と“リアルな恋愛”。同時進行で進むふたつの恋の行方は?
スタッフ
監督:大九明子
原作:綿矢りさ
脚本:大九明子
キャスト
松岡茉優
渡辺大知二
北村匠海
石橋杏奈
古舘寛治
片桐はいり
LINK
□公式サイト□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す