2015年/日本/60分/ 配給:ニューシネマワークショップ

2017年7月15日

(C)2017 中川組

解説

(C)2017 中川組
映画『尊く厳かな死』は、母親の尊厳死を受け入れるか否かで葛藤する家族の様子を、息子・娘・息子の嫁のそれぞれの視点から多角的に描いた意欲作で、第二回新人監督映画祭や福岡インディペンデント映画祭2016ほかで数々の賞を受賞しました。監督は、ニューシネマワークショップ出身で、短編作品『time』でNHKミニミニ映像大賞グランプリを受賞した中川駿。本作が長編デビュー作となり、中川監督の祖父を尊厳死という形で看取った実体験に基づいたオリジナル作品です。

ストーリー

ある日、直樹の母が転んで頭を強打、脳に重大な損傷を負い、そのまま植物状態になってしまう。直樹と妹 の由佳、そして直樹の妻・綾子の3人は突然の出来事に動揺を隠せないでいた。そんな中、母が「尊厳死の 宣言書」(リビングウィル)を作成しており、かねてから尊厳死を望んでいた事を思い出す。直樹らは、母 の尊厳死を受け入れるか否かの選択を迫られる。理性と感情の狭間で、葛藤する直樹らが出した答えとは…。

尊厳死とは(日本尊厳死協会HPより) 尊厳死とは、不治で末期に至った患者が、本人の意思に基づいて、死期を単に引き延ばすためだけの延命措 置を断わり、自然の経過のまま受け入れる死のことです。本人意思は健全な判断のもとでなされることが大 切で、尊厳死は自己決定により受け入れた自然死と同じ意味と考えています。

スタッフ

監督:中川駿
脚本:中川駿

キャスト

イワゴウサトシ
松崎映子
篠田光里
中野健治
満利江叔
高橋弓利子

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