原題:Remenber the Titans

アメリカがひとつになろうとしていた1971年のバージニア州アレキサンドリアを舞台に、 若者たちの友情が生んだ《奇跡》を描く、感動の実話。

全米公開9月22日

2000年アメリカ映画/上映時間:1時間54分/ドルビーSRD/シネマスコープ・サイズ オリジナル・サントラ盤:avex group/ノベライズ:角川文庫刊"RemembertheT㎞ns" 提供:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ 配給:ブエナピスタインターナショナル(ジャパン)

2001年4月28日より全国東宝洋画系ロードショー

キップ・パルデューファンクラブ会長の岡本夏生より::http://cinema.fan.to/topics/topics.php?number=71&tosi=2001&tuki=02

(c)Disney Enterprises, Inc. and Jerry Bruckheimer, Inc. All Rights Reserved.

公開初日 2001/04/28

公開終了日 2001/05/25

配給会社名 0069

公開日メモ アメリカがひとつになろうとしていた1971年のバージニア州アレキサンドリアを舞台に、若者たちの友情が生んだ《奇跡》を描く、感動の実話。

解説


われわれは、この若者たちから多くのことを学ぶことができるはずだ」
アカデミー賞本命作に、クリントン大統領も大絶賛!
奇跡の友情を描いた、感動の実話。
「タイタンズを忘れない」、全米を涙で包みこみNO.1大ヒット!

ハリウッドのトップ・プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーが贈る実話に基づく感動作、「タイタンズを忘れない」が9月29日より全米で公開され、2123万ドルのオープニング成績を上げる大ヒットを記録した。この成績は9月公開作品として映画史上3位の快挙であり、数々の大作に出演してきたオスカー俳優デンゼル・ワシントンにとっても、自己最高のオープニング成績にあたる。
「タイタンズを忘れない」は、アメリカがひとつになろうとしていた1971年のバージニア州アレキサンドリアを舞台に、若者たちの友情が生んだ奇跡を描く、実話に基づく感動作。過去の憎しみや偏見にとらわれたアレキサンドリアの町で、若者たちだけは様々な葛藤を乗り越え、やがてかけがえのない友情を築きあげる。そして、その青春の輝きは、次第に町の大人たちの頑なな心を交えてしまうのである。監督は「フレッシュ」で注目を集めたポアズ・イエーキン。アカデミー俳優デンゼル・ワシントンに加え、本作品の真の主役である若者たちのフレッシュな魅力は、次世代のスター誕生を予感させる。
公開前からアカデミー賞最有力と言われる本作品に、各界の著名人からも早くから注目を集めていた。公開直前の9月26日にワシントンDCで開催されたプレミア上映には、ビル・クリントン大統領も来場。「映画を見ながら、(任期中の)過去8年間のさまざまな出来事を思い出していた。われわれはこの若者たちから、多くを学ぶことができるはずだ」とコメントし、この真実のドラマを絶賛した。

ストーリー


——この物語は、1971年ヴァージニア州アレキサンドリアで起こった実話である。

1971年、ヴァージニア州の田舎町アレキサンドリア。アメリカ国内では公民権運動が盛り上がり、この保守的な小さな町にも変化の波が押し寄せてきた。白人学校と黒人学校が統合され、T・C・ウイリアムズ高校が開校。フットボール・チームも統合され、《タイタンズ》が結成される。統合に反対する住民たちのデモが起こる中、ヘッドコーチとしてやってきたのが、数々の栄光に輝く黒人コーチ、ハーマン・ブーン(デンゼル・ワシントン)だった。これまでヘッドコーチを勤めていたビル・ヨースト(ウィル・パットン)は自分の地位が黒人に奪われたことにショックを受ける。反動的な町の人々もヨーストを支持するが、これまで育ててきた選手たちのために、彼はアシスタント・コーチを引き受ける決意をする。
 チームが一丸となるため、ゲティズバーグ大学で合宿が行われることになり、生徒たちはバスで出発する。だが、偏見はなかなか消えず、ことあるたびに激しい対立が起きる。白人のチーム・リーダー、デリー(ライアン・アースト)と黒人のチーム・リーダー、ジュリアス(ウッド・ハリス)は、さっそく殴り合いのケンカ。しかし、ブーンは「怒りを抑え、そのエネルギーを勝負にぶつけろ!」と訴え、軍隊のように厳しいトレーニンゲを強いる。
 ある朝、ブーンは生徒たちをたたき起こし、ゲティスバーゲの決戦場までランニングさせる。そこは、南北戦争で多くの若者の命が失われた歴史的な場所だった。「5万の人間がここで死んだ。同じ戦いを、我々はまだ続けている。ひとつになる事ができなければ、我々も彼らのように終わりだ」。ブーンの言葉は若者たちの心に深く響く。
 その日を境に、チームは確実に変わり始めた。やがて、ひとりの転校生が現れる。カリフォルニアから引っ越してきたロニー(キップ・パルデュー)。ヒッピーのように長髪で、明るく自由な雰囲気を持つロニーは”サンシャイン”というニックネームをもらう。彼は茶目っけある黒人のエース・プレイヤー、ピーティ(ドナルド・フェゾン)のルームメイトとなった。ロニーの参加で、さらにチームは活気づく。
 町の大人たちの心の壁は消えなかったが、チームは順調にトレーニングを重ね、遂に最初の試合が行われた。相手は全員が白人のヘイフィールド校。途中でミスをしたピーティが試合をはずされかけたが、ヨーストの指示で配置換えが行われ、見事にウイリアムズ校の勝利。興奮にわくサンシャインはピーティを連れて、白人専門のパブに入るが、入店を拒否される。人種の壁はまだまだ根強かった。第2戦のハーンドン校との試合では、同点から見事に点を奪い取り、勝利。ただ、同僚たちの活躍を見ながら、出番のまわってこないロニーは複雑な気持ちだった。早くフィールドで活躍したい!そんな彼の夢が、遂に現実となったのは、ゲローブトン校と行われた第3戦。途中でメンバーのひとりが骨折し、彼が代理でクオーターバックとなった。”サンシャイン”の大活躍でチームは見事に勝利。いよいよ地区大会の決勝へと進出する。
 混成チームの大躍進は、一方で偏見を拭い去れない人々の反感も買った。北ヴァーニジア地区決勝では、町の有力者の指示で審判がわざと不利なジャッジを下す。殿堂入りが目前のヨーストは不正を見逃すように圧力をかけられていたが、純粋にフットボールを愛する娘のシェリルのためにも毅然として不正を正す。チームは勝利を手にするが、ヨーストは殿堂入りの資格を失う。チームはいよいよ州大会へと進出し、破竹の快進撃を続ける。若者たちのひたむきな情熱に、町の人々もいつしか心からの拍手と喝采をタイタンズにおくっていた。だが、大事な決勝戦を目前に控えた夜、誰もが予期しなかった悲劇が起ころうとしていた…。

スタッフ

監督:ポアズ・イエ一キン
脚本:グレゴリー・アレン・ハワード
製作:ジェリー・ブラッカイマー&チャド・オーメン
製作総指揮:マイク・ステンソン&マイケル・フリン
撮影監督:フィリップ・ルースロ
美術監督:デボラ・エヴァンス
編集:マイケル・卜ロニック
衣装デザイナー:ジュディ・ラスキン・ハウエル
音楽:トレバー・ラビン

キャスト

ハーマン・ブーン:デンゼル・ワシントン
ビル・ヨースト:ウイル・パットン
ジュリアス・キャンベル:ウッド・ハリス
ゲリー・バーティア:ライアン・ハースト
ロニー"サンシャイン"バス:キップ・パルデュー
ピーティ・ジョーンズ:ドナルド・フェゾン
エマ:ケイト・ボスワース

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す