原題:Cecil B. DeMented

ウォーターズのニュー・ヒーロー セシル・B・ディメンテッドがブッたるんだ映画界に一撃を食らわす アクション・ファンタジー

2000年カンヌ国際映画祭特別招待作品

2000年8月2日フランス公開

2000年/フランス・アメリカ/88分/カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーデジタル/ 配給:プレノンアッシュ

2001年10月5日DVD発売/2001年10月5日ビデオ発売&レンタル開始 2001年4月28日よりシネアミューズほか公開

公開初日 2001/04/28

公開終了日 2001/06/22

配給会社名 0065

公開日メモ ウォーターズのニュー・ヒーロー セシル・B・ディメンテッドがブッたるんだ映画界に一撃を食らわす アクション・ファンタジー

解説

ストーリー



ハリウッドの女優のハニー・ホィットロック(メラニー・グリフィス)は、主演作『ある幸福』の慈善プレミア上映会に出席するため、ボルティモアを訪れた。ところがハニーが壇上に上がり、スピーチを始めたその時、セシル・B・ディメンテッドと名乗る男(スティーブン・ドーフ)とその仲間に誘拐される。

セシルを中心にしたこの集団、<スプロケッと・ホールズ>は、世界中の映画界に蔓延する拝金主義、良識主義の”腐った映画”を打倒すべく”予算ゼロ””究極のリアリティ”をスローガンに真の映画『狂える美女』を撮る事を企てている。そんなセシルが主演女優として白羽の矢を立てたのが、ハニーだったのだ。

ハニーは無理やり髪をブロンドに染められ、魔女的メークを施され、セシルの指示するままに『パッチ・アダムス完全版』を上映しているシネコンに殴り込みをかけ、メリーランド州映画委員会のパーティーに乱入し、『フォレスト・ガンプ』の続編『ガンプ・アゲイン』の撮影スタジオを襲撃する。その間もセシルは”究極のリアリティ”を目指してカメラを回しつづける。

最初は脅されていやいや撮影に参加していたハニーだが、セシルたちの向こう見ずで真剣な映画作りの中で自分が活きいきとして、いつもよりも若く見えることにも気づくようになる。そしてテレビのインタビュー番組で過去の仲間達が自分を中傷するのを見たハニーは、ついにアドリブで「映画界的不正者に死を!」と叫ぶのだった。

いよいよセシルたちは最後のロケ地、ハニーの主演作3本立てをオールナイト上映しているドライブインシアターに到着する。セシルが自分たちの到着を告げると観客たちは大喜び。セシルは映画を締めくくるシーンとして、ハニーに髪を焼いてくれるよう頼む。共演者たちの、クルーたちの、映画を愛する観客達の心の中で、映画への情熱が絶えることなく燃え続けるように。

こうして撮影は終了するが、そのとき彼らは、すでに警察によって包囲されていた。群集が見守る中で、高らかに勝利を宣言し、焼身自殺を遂げるセシル。そして野次馬の群れの中を連行されていくハニーは、微笑みをたたえ、堂々と、大女優の顔になって歩いていくのだった。

スタッフ

監督:ジョン・ウォーターズ
脚本:ジョン・ウォーターズ
製作総指揮:アンソニー・デロレンツォ、フレッド・バーンスタイン
製作:ジョン・フィドラー、ジョー・カラッチョーロ・ジュニア、マーク・ターロフ
製作補一パット・モーラン
撮影監督:ロバート・スティーヴンス
編集:ジェフリー・ウォルフ
キャスティング:パット・モーラン、ビリー・ホプキンス
スザンヌ・スミス/ケリー・バーデン
衣装:ヴァン・スミス
美術:ヴィンセント・ペラーニョ
音楽総指揮:クリストファー・ブルックス
音楽:ゾーイ・ボルドーリス、バジル・ボルドーリス

キャスト

セシル・B・ディメンテッド:ステーブン・ドーフ
ハニー・ホィットロック:メラニー・グリフィス
[スプロケット・ホールズ]
チェリッシュ:アリシア・ウィット
ルイス:ラリー・ギリアード・ジュニア
ピーティー:マイク・シャノン
レイヴン:マギー・ガイレンハール
フィジェット:エリック・M・バリー
シャルドネ:センゼル・ウゾマ
パム:エリカ・リン・ルプリ
ダイナ:ハリエツト・ドッジ
ライル:エイドリアン・グルニアー
ロドニー:ジャック・ノーズワーシー
フィジェットのママ:パトリシア・ハースト
リビー:リッキー・レイク
マロリー夫人:ミンク・ストール

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