原題:METROPOLIS

21世紀…全世界に贈る、もうひとりの「アトム」の物語。

2001年/日本映画/35mm/カラー/107分/ビスタサイズ/ドルビーデジタル 制作:マッドハウス/制作:メトロポリス製作委員会/配給:東宝

2001年12月7日DVD発売/2001年12月7日ビデオレンタル開始 2001年5月26日よりニュー東宝シネマ他全国東宝系にて公開

(C)手塚プロダクション/METROPOLIS製作委員会

公開初日 2001/05/26

公開終了日 2001/06/29

配給会社名 0001

公開日メモ TVアニメ「鉄腕アトム」が誕生し国民的キャラクターとなる10数年前に、ロボットと人間が共存する“未来社会”を描いたSF漫画の名作「メトロポリス」。 この中で手塚治虫が予見したことは、急速な科学技術の進歩により、まさに“現実”となりつつある。 

解説



 TVアニメ「鉄腕アトム」が誕生し国民的キャラクターとなる10数年前に、ロボットと人間が共存する“未来社会”を描いたSF漫画の名作「メトロポリス」。
この中で手塚治虫が予見したことは、急速な科学技術の進歩により、まさに“現実”となりつつある。 そして、21世紀を目前にした今、この名作が、日本のアニメ界が世界に誇る2人のトップ・クリエーター=大友克洋(脚本)とりんたろう(監督)によって壮大なスケールで映画化される。手塚治虫が50年以上も前から夢見ていた人類の未来が、最先端のデジタル技術と蓄積された日本のセルアニメ—ション技術を駆使し、ついに創造可能になったのだ。

製作期間5年 総作画枚数15万枚 総製作費10億円
新世紀に実現する夢のプロジェクト!

 2001年の完成を前に、すでに世界中が「メトロポリス」に注目をしている。 現在日本でのロードショー公開以降、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント系で日本を除く全世界配給が予定されている。また、最近“ジャパ二メーション”に熱いまなざしを送っている国際映画祭—ベルリン国際映画祭(2月開催)、カンヌ国際映画祭(5月開催)、アヌシー国際アニメーション・フェスティバル(6月開催)等への参加も予定されている。
 “テヅカ・アニメ”の影響を強く受けたティム・バートン、デイズニー・アニメーションのアニメーターたち、そして“大友克洋”の熱烈な信奉者であるジェームズ・キャメロン、リュック・ベッソンら世界のトップクリエイターたちも完成を待ち望むなか、21世紀の幕開けにその全貌が明らかとなる。
  映画化不可能だと思われた伝説の名作が、新しい生命を吹き込まれ、記念すべき21世紀の最初の年に甦る——まさに、手塚治虫の想像力<イマジネーション>に時代が追いついたと言える。それは、ディズニーでもない、ジブリでもない、全く新しいアニメーションの世界ブランドとして、21世紀に記憶されることになるだろう。

ストーリー




ロボットと人間が共に暮らす、懐かしい未来の世界。

  超近代的な巨大都市国家・メトロポリスでは今、その進歩の象徴とも言うべき超高層ビル「ジグラット」の完成式典が行われていた。都市の実権を握るレッド公が華々しい演説をする中、ちょっとした騒ぎが起きる。式典を混乱させた男を、警備中の黒シャツの若者が公衆の面前で射殺してしまったのだ。それを見ていたのが、私立探偵のヒゲオヤジこと伴俊作と、ケン一少年。二人はある事件を追って、このメトロポリスにやってきたばかりだった。ところが、殺された男はロボットであることが判り、黒シャツの若者・ロックは平然と去っていく。

 この国には社会的矛盾があった。都市の構造が近代的な地上都市と退廃的な地下都市という二重構造であることに象徴されるように、この都市に生きる人々の間には、発達したロボットによって文明の恩恵を受ける者、逆にロボットによって働き口を奪われた者、ロボットにも人権を主張する団体他、様々な確執が存在した。特にロボット社会から人間の復権を求める自警団を組織するマルドゥク党は、ことある毎にロボットを破壊する等、混沌としたこの国は一触即発と言える状況にあった。

 ヒゲオヤジとケン一はロボット刑事のペロと共に捜査を進め、ついに求めていたロートン博士の居場所を突き止める。ロートン博士は生体を使った人造人間の開発が問題となり、国際手配犯となっていた人物。しかし博士は、実はレッド公に匿われており、彼の指令で新たな人造人間を研究・開発中であった。その姿は、レッド公の亡き娘“ティマ”と同じ顔をしていた…。

スタッフ

原作:手塚治虫(「手塚治虫初期傑作集」角川文庫)
脚本:大友克洋
監督:りんたろう
キャラクターデザイン/総作画監督:名倉靖博
作画監督:赤堀重雄 平田敏夫 桜井邦彦
美術監督:平田秀一
CGテクニカル・ディレクター:前田庸生
音楽:本多俊之
音響監督:三間雅文
制作プロデューサー:丸山正雄 八巻 磐
アニメーション制作:マッドハウス
企画協力:手塚プロダクション
製作:METROPOLIS製作委員会
 バンダイビジュアル、東宝、ソニー・ピクチャーズテレビジョン・ジャパン、
 電通、角川書店、手塚プロダクション、IMAGICA、ガンジス

キャスト

LINK

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http://www.toho.co.jp/movie-press/metropolis/welcome-j.html
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