原題:DO NOT DISTURB

た・す・け・て…叫びたいけど、叫べない——

1999年11月4日オランダ初公開

1999年オランダ/95分/Dolby Digital/カラー/ヴィスタサイズ/日本語字幕:松浦美奈 配給:コムストック 提供:コムストック/ポニーキャニオン

2004年01月30日よりDVDリリース 2001年9月19日DVDレンタル開始/2001年9月19日ビデオ発売&レンタル開始 2001年3月10日より丸の内ピカデリー2他全国松竹系にて興奮のロードショー!

(C)1999 DO NOT DISTURB B.V

公開初日 2001/03/10

公開終了日 2001/03/30

配給会社名 0028

公開日メモ 迷宮の街アムステルダムで、10歳の少女メリッサが殺人事件を目撃した。口封じのため、執拗に迫って くる犯人。しかし、メリッサは助けを呼びたくても呼ぶことが出来ない。なぜなら彼女は口がきけなかっ たから・・・。少女がたった一人で、知恵と想像力と体力を駆使して“小さなダイ・ハード”ともいうべ き大活躍をするスリルとサスペンス満載の痛快アクション!

解説


見知らぬ街で、10才の少女が殺人事件を目撃した。口封じのため、執拗に少女に迫る犯人。しかし、少女は助けを呼びたくても呼ぶことが出来ない。なぜなら彼女は口がきけなかったから…。そんな少女がたった一人で、知恵と勇気をふりしぼって”小さなダイ・ハード”ともいうべき大活躍をするスリルとサスペンス満載の痛快アクション、それが「小さな目撃者」だ。

父親の出張に伴って母親と共に初めて訪れたアムステルダムで少女メリッサが偶然殺人事件を目撃してしまったことから、ストーリーは一気に展開する。
メリッサは口がきけないので、助けを求めてもなかなか伝わらない。
しかも犯人は、彼女の父親の商談相手。そんなこととは知らない父親は、目撃したのは自分の娘だということを犯人に話してしまう。メリッサの居場所を突き止めた犯人は、逃げても逃げても、どこまでもメリッサを追いかけてる。犯人から逃れるため、水路をいく浮浪者のボートに飛び乗ったり、パトカーを運転するハメに陥ったり、ホテルの屋上から川に飛び込んだり……追いつ追われつ、まるでゲームのようにハラハラドキドキの連続。
そして、誰もが予想だにしないメリッサの大反撃!!メリッサはただ逃げるだけでなく、相手の先を読み、身近な道具を使って、思いも掛けない大胆な行動に出る。殺し屋の大男を相手に、メリッサは胸のすくような、大人顔負けのカウンターアタックをみせるのだ。

事件の舞台はオランダ・アムステルダム。運河がはりめぐらされ、水路に囲まれた街なので、迷路のように入り組んでいて、何かが起こりそうな独特の雰囲気を持っている。またボートや路面電車など、この街ならではの乗り物や、地形を生かしたカーチェイスやアクションも見所のひとつ。街の面白さを知り尽くした地元出身の監督ディック・マースが、アムステルダム市全面協力の下、愛を込めて、この街で起こる事件を描き出す。

主人公メリッサを演じるのはフランチェスカ・ブラウン。
口がきけないという難しい役どころに加えて、まさに「ダイ・ハード」のブルース・ウィリスに勝るとも劣らない活躍ぶりでハードなアクションにも挑んだ。犯人に追いつめられて、危ない!という瞬間に、犯人の上をいくとっさの機転で、殺し屋を打ち負かすメリッサの強さには、思わず声援を送ってしまう。そして、頼りなさそうな父親から一転、愛するメリッサの最大の危機を救うために、無茶を承知で過激なアクション・シーンを披露するのほオスカー俳優ウィリアム・ハート。鮮やかなアクションに挑んで、いつもと違う一面を見せてくれる。メリッサのよき理解者である母親に「バウンド」のジェニファー・ティリー。
この実力派俳優2人の演技が、スリリングなストーリー展開を盛り立てる。

監督は「悪魔の密室」「アムステルダム無情」でアボリアッツ国際ファンタスティッケ映画祭のグランプリを2度も獲得し、ポール・バーホーベンに次ぐオランダ新世代監督として注目を集める鬼才ディック・マース。脚本と音楽も自ら手がける才人マースが、地元アムステルダムに初めてハリウッド・スターを迎え、観る者をクギ付けにするスピーディな演出でハリウッドに負けない傑作を作り上げた。

ストーリー



アメリカの製薬会社の重役ウォルター・リッチモンド(ウィリアム・ハート)は、妻のキャスリン(ジェニファー・ティリー)と10才の娘メリッサ(フランチェスカ・ブラウン)を連れて、商談と観光を兼ねてアムステルダムを訪れる。
一家は、有名なロック・スター”ビリー・ボーイ・マンソン”も滞在している超一流ホテル”ホテル・ド・ヨーロッパ”にチェックインする。しかし、口のきけないメリッサは、両親と離れたスキに迷子になってしまい、気づいた時には、ひとりホテルの外。中に入ろうにも入れず、心細い思いをしながら、人気のないホテルの裏手に出たメリッサは、偶然殺人事件を目撃してしまう。
メリッサが一部始終を見ていたことに気づいた殺し屋とその依頼人は、口封じをしようと、彼女を追いかけ始める。初めて訪れた運河の町アムステルダムで、殺し屋たちから逃れようと、必死で逃げ回るメリッサ。追いつめられて運河に飛び込んだ先でボートに寝泊まりする男サイモン(デニス・リアリー)に助けられたり、パトカーを運転するハメに陥りながらも、何とか殺し屋たちをまいたところで、警察に助けられたメリッサは、ホテルに戻って両親のもとでぐっすり眠る。
しかし、ほっとしたのもつかの間、ウォルターとの商談のためにホテルを訪れたハートマンこそ、実は殺し屋の依頼人だった。探していた目撃者が、ウォルターの娘だと知ったハートマンは、ウォルター夫妻に気づかれないように、殺し屋をホテルに呼び、再びメリッサを追うことを命令する。何も知らない両親と、殺し屋がホテルの部屋にまで現れたことに気づいたメリッサ。果たしてメリッサは逃げ切ることができるのか…?

スタッフ

監督・脚本:ディック・マース
撮影:マルク・フェルペルラン
美術:キース・スターリング
衣裳:リンダ・ボジャース
編集:ベルト・ライケライクハウゼン
音楽:ディック・マース
製作総指揮:ハインツ・ティム&ハインツ・リーマン
製作:ラウレン・へールス&ディック・マース

キャスト

ウォルター・リッチモンド:ウィリアム・ハート
キャスリン:ジェニファー・ティリー
メリッサ:フランチェスカ・ブラウン
サイモン:デニス・リアリー
ハートマン:マイケル・チクリス
殺し屋:コリー・ジョンソン
ビリー・ボーイ・マンソン:マイケル・ゴールジアン

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