2016年/日本/カラー/??分/ 配給:DLE

2016年11月26日(土)京都先行、12月3日(土)全国公開

(C)川端康成記念會/古都プロジェクト

公開初日 2016/11/26

配給会社名 0806

解説


京都とパリ、二つの「古都」を舞台に母と娘の人生が交差する−
松雪泰子が一人二役に挑戦、娘役で若手実力派の橋本愛と成海璃子が共演!

本作は、1962年に新潮社より刊行された川端康成『古都』の現代版。これまで多くの映像作品となってきた「古都」を、原作では描かれなかった大人になった主人公たちの物語として映像化。
主演は、松雪泰子。京都の町で伝統の継承に生涯を捧げる呉服屋の姉・佐田千重子と京都伝統の北山杉の里で働く双子の妹・中田苗子を一人二役で演じる。また呉服屋の千重子の娘・佐田舞に『告白』で鮮烈なスクリーンデビューを果たし『桐島、部活やめるってよ』や『ツナグ』での演技を高く評価された若手実力派、橋本愛。そして双子の妹・材木屋の苗子の娘で、京都と並ぶもう一つの古都フランス・パリで一人国立美術大学に通い絵画制作に励む中田結衣役に『あしたの私のつくり方』『武士道シックスティーン』『無伴奏』などをはじめ多数の映画、ドラマ、舞台で活躍する成海璃子。京都とパリ、古都に生きる母娘の人生が交差し果たしてどこへ向かうのか。その他、蒼れいな、蒼あんな、葉山奨之、栗塚旭、伊原剛志、奥田瑛二らが脇を固める。

監督は、Yuki Saito。高校卒業後に渡米し、ハリウッドで8年映画作りを学び、帰国後もアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥなど名匠の現場に参加、両国の架け橋となる。その後CMや短編、連続テレビドラマなどで活躍し、満を持して今作のメガホンを取った。世界視点から、日本が誇る圧倒的な京都の美しさ、凛とした『日本の精神』を五感で体感できる新しい作品に仕上げた。また、本作の舞台である四季折々の京都、更に着物、茶道、書道、華道などオール京都の全面協力によって、本物の“京都”を描き切る。
2020年の東京オリンピックに向けて世界中から注目を浴びる日本に、私たち日本人が日本の素晴らしさを再認識出来る、そして世界に向け日本文化を現代表現する映画『古都』。

ストーリー





京都室町に先祖代々続く佐田呉服店。店を継いだ日から20年間、佐田千重子(松雪泰子)は同じ場所で変わらない生活を送っていた。古くから付き合いのある職人が次々廃業する変わりゆく時代の中で店をどうしていくのか、室町に生まれた宿命を娘の舞(橋本愛)に背負わせていいものか葛藤の中で生きていた。大学生の舞は、就職活動の時期に差し掛かり就職活動をするの友人との会話にも入りきれず、店を継ぐべきなのか迷っていた。一方京都のはずれ、北山杉の里で林業を営む中田苗子(松雪泰子/二役)。千重子と同じ顔をした苗子は生き別れた双子の妹。苗子もまた深刻な経営悪化に陥っていた。苗子の娘の結衣(成海璃子)はその美術の才能を活かし北山杉を使い何か新しいことが出来ないかとフランスに留学。しかし留学先で他の学生との力の差を感じ、無力感に苛まれていた。それを感じとった苗子は娘に会う為にパリ行きを決意する。呉服屋の娘の舞もパリで開催される日本文化を披露するイベントに参加する為にパリへ向かう事となった。母から娘へ受け継がれる伝統。今、京都の伝統に生きる2組の母娘の人生が初めて交差する—。

スタッフ

原作 : 川端康成『古都』(新潮文庫刊)
監督 : Yuki Saito
脚本 : 眞武泰徳 /梶本惠美/Yuki Saito
題字:小林芙蓉
製作幹事・配給:DLE
企画/制作:and pictures
特別制作協力:beachwalkers.
後 援 :京都府、京都市、一般社団法人 京都経済同友会、京都商工会議所
支援:裏千家今日庵、一般財団法人 池坊華道会
協 力 : 公益財団法人 川端康成記念會、特定非営利活動法人 遊悠舎京すずめ

キャスト

松雪泰子(一人二役)
橋本愛 
成海璃子 
蒼れいな 
蒼あんな 
葉山奨之 
栗塚旭 
迫田孝也
伊原剛志 
奥田瑛二

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