十字架
2015年/日本/カラー/122分/5.1ch/ビスタサイズ/G 配給:アイエス・フィールド
2016年08月03日よりDVDリリース 2016年2月6日 有楽町スバル座、シネ・リーブル梅田、名演小劇場ほか全国公開!! イオンシネマ下妻にて全国に先駆けて先行公開!!
©重松清/講談社 ©2015「十字架」製作委員会
公開初日 2016/02/06
配給会社名 1250
解説
感動の涙とともに、きっと「生きる希望」が見えてくる—–。これは、自ら命を絶ったひとりの少年の想いを背負って生きる者たちの、20年にわたる心の軌跡の物語。 中2の秋。“いじめ”を受けていたクラスメートの藤井俊介(通称フジシュン)が自殺した。遺書によって「親友」にされてしまった真田祐(ユウ)。自分の誕生日がフジシュンの命日になってしまった中川小百合(サユ)・・・。フジシュンの父親は、息子を見殺しにしたユウたち同級生を決して許そうとはしない。そして傷ついた母親は、亡き息子の思い出にすがって命をつなぐ。それぞれがそれぞれに背負ってしまった十字架の重みに葛藤しながら、彼らは人生を歩き始める。果たして赦しはあるのだろうか? そして20年後、たどり着いたところとは?原作は、重松清による2010年吉川英治文学賞受賞作品「十字架」(講談社文庫刊)。直木賞受賞作家の彼が、作家として全てのカードを出し尽くしたと言う本作は、「怒り」「悲しみ」が「赦し」「癒し」へと変化していく様を感動的に描き出す。ドラマ「とんび」や「流星ワゴン」、映画『アゲイン 28年目の甲子園』など心揺さぶる映像化作品の多い中、今、新たな感動作が加わった。
フジシュンは、見殺しにした自分のことを、なぜ「親友」と呼んでくれたのか? その思いを探りながら人生を歩むユウを演じるのは、若手実力派の小出恵介。フジシュンを忘れないことを自分に強いるサユ役には五十嵐監督作品『アダン』でデビュー、近年の活躍が目覚ましい木村文乃。傷つき憔悴し、愛する息子の思い出で命をつなぐ母親役を富田靖子。そして永瀬正敏が、残された家族を守り、怒りを支えに、息子を死に追いやったものと対峙する、寡黙な父親を圧倒的な存在感で体現する。監督は、『HAZAN』『長州ファイブ』など、内面の何ものかに突き動かされて生きた実在の人物の生涯を力強い演出で描き続け、国際的にも高い評価を得ている鬼才・五十嵐匠。今回、小説「十字架」を原作に得て、十字架を背負って生きる登場人物たちを描き出し、「人生とは何か」を突きつける。登場する中学生たちは、茨城県筑西市を中心に一般オーディションで募集。撮影も筑西市の中学校で行われ、喧騒と熱気に満ちた中学生の日常が生き生きと描かれた。そして同時に、日常に潜む非情な現実が浮き彫りにされる。映画『十字架』は、自ら死を選ぶに至ったひとりの少年の傍らにいながら、何もしなかったことによって十字架を背負ったユウとサユ、そして“恨みと悲しみ”という十字架を背負った残された家族の物語だ。死に向かう少年の底なしの孤独を思う時、彼らの十字架は、観る者自身のものとなる。重い十字架を背負った心の旅の果てには、きっと希望が見えてくる。魂を揺さぶる感動作の誕生である。
ストーリー
中2の秋。“いじめ”を受けていたクラスメートの藤井俊介(通称フジシュン)が自殺した。遺書によって「親友」にされてしまった真田祐(ユウ)。自分の誕生日がフジシュンの命日になってしまった中川小百合(サユ)・・・。フジシュンの父親は、息子を見殺しにしたユウたち同級生を決して許そうとはしない。そして傷ついた母親は、亡き息子の思い出にすがって命をつなぐ。それぞれがそれぞれに背負ってしまった十字架の重みに葛藤しながら、彼らは人生を歩き始める。果たして赦しはあるのだろうか? そして20年後、たどり着いたところとは?
スタッフ
監督・脚本:五十嵐匠
原作:重松清「十字架」(講談社文庫刊)
主題歌:lecca「その先のゴール」
特別協力:茨城県筑西市 筑西市教育委員会 筑西市活性化プロジェクト ちっくタッグ
キャスト
小出恵介
木村文乃
富田靖子
永瀬正敏
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