運命には神様のいたずらもあるさ…

2014年/日本/カラー/99分/ 配給:幻野プロダクション

2015年6月13日公開

(C) 2015 映画-夕焼け劇場「道しるべ」 All Rights Reserved.

公開初日 2015/06/13

配給会社名 1253

解説


「運命には神様のいたずらもあるさ…」
 世の中には、驚くような偶然がたまにあるもの。たまたま同じ名前で同じ時間に同じ場所で待ち合わせたふたりの男。一人は、振り込め詐欺の受け子。もう一人は、見習いの介護士。そして二人ともちょうど青年からおじさんへ変節する人生の水際で逡巡している時期だった。それがそれぞれ逆の迎えの車に乗ったことから起きるジグザグ喜劇。
 悪の番人。善の番人。生まれた時。学校に入った時。会社を選んだ時。恋人が妻に呼び名が変わった時。こんなハズじゃなかった子が生まれた時。誰でも道しるべを選び、後悔する。あっちに行っていたら・・・といつでもくよくよしてる。
 この映画は、そんなグラグラしたココロの人にぴったりの答えを出してくれるハズ…。
振り込め詐欺にハマる風来坊に「剱岳—点の記」などの仁科貴、真面目な見習い介護士にボキャブラ天国で一斉を風靡したピン芸人・金谷ヒデユキ、詐欺に騙されそうになる老婦人に映画出演42年ぶりになる「逢いたくて逢いたくて」の名歌手・園まり、その恋人役に青春ドラマや大河ドラマなどでストレートな演技が光る浜畑賢吉を配し、絶妙なコラボレーションを見せる。他に風来坊の元女房役に演技派の渡辺真起子。世界一幸せな行商おばさんに日本芸能界最高齢の内海佳子師匠。ドキュメンタリー映画「ムーランルージュの青春」で注目された田中じゅうこう監督が初の長編劇映画に挑みます。本作は、かつて二本立て興行であった低予算だが面白くてワクワクする娯楽映画の輝きをもつプログラムピクチャーのテイストを現代に甦らせようとする意図で始まったシリーズ「夕焼け劇場」の第一弾でもあります。

ストーリー






たまたま同じ名前だったふたりのミフネ・トシロ—。三船敏郎(金谷ヒデユキ)と三舟トシロ—(仁科貴)。
それが同じ駅同じ時間でお互い逆の迎えの車に乗った。本来乗らなきゃならない車の
仕事がまったく違った道へ運命が変わってしまった。一人は、詐欺グループの受け子。もう一人は、老人介護のヘルパー。これが別々の仕事なのに気付かず途中まで進んで行く。一方騙される老婦人千代子(園まり)には、疎遠にされてしまった孫に会いたいという悲願があった。その千代子に思いを寄せる独身老人・志村(浜畑賢吉)にとっては、まっすぐ地べたで生きるという信念があった。その二人の老人カップルのココロの力が詐欺犯のトシロ—をまっとうな道へ導いてゆく。それは、詐欺グループに捕まって一緒になった敏郎のココロにも響いた。そして二人は、それぞれ本来の自分の道しるべを見つけることになるのだった。

スタッフ

監督:田中じゅうこう
脚本:大隅充

制作:竹中 司、田中太賀志、柳原みか 
プロデューサー:橋本啓一 
監督補:大串利一 
撮影:本吉 修
録音:有國 浩
美術:黒須康雄 
装飾:佐藤康夫 
メイク:楮山理恵 
衣装:石月奈々子 
助監督:長尾 元、石田晴花、関口優介
制作担当:真砂豪 
制作主任:白岩義行 
音楽プロデューサー:吉川清之 
音楽:国広和毅 
整音:吉田茂一 
編集:田中重幸、澤井祐美 
ポスター画:木村浩之

キャスト

仁科貴 
金谷ヒデユキ 
浜畑賢吉 
園まり

安藤ヒロキオ 上原舞花 堀畑杏奈 亮王 真砂豪 米勝吉 榊原雅則 広瀬圭祐 
保田泰志 三輪江一 名倉右喬 菅野圭  塚谷柊斗 リーマン・F・近藤
森本のぶ 岡村洋一 恩田尚史 才藤了介 澤野泰誠 奈良典子 堀米柚花 
そよなほまれ 西條美里 藤咲かれん 田邉絵莉 龍見咲楽

渡辺真起子 
内海桂子

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