相棒 劇場版III 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ
特命係、絶海の孤島へ! 2014年GW『相棒』史上、 最高密度を誇る極上のミステリーが誕生。
2014年/日本/カラー/114分/ 配給:東映
2014年10月08日よりDVDリリース 2014年4月26日公開
(C)2014「相棒 -劇場版III-」パートナーズ
公開初日 2014/04/26
配給会社名 0004
解説
これまで作品を重ねるごとに、物語のスケール感も衝撃度も天井知らずにパワーアップしてきた『相棒』劇場版。特命係の2人がメインキャラクターとして活躍する作品としては前作『相棒 -劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜』(2010年)以来約3年半ぶり、日本中が待ち望んでいた『相棒-劇場版III-』が、2014年ゴールデンウィークにテレビ朝日開局55周年記念作品として遂に劇場公開される。
初登場から14年。連続ドラマ化のスタートから12年。シリーズとしてこれまで4本の劇場版が製作され、この秋からは『season12』に突入と、21世紀の日本のエンタテイメント界のトップを独走する前人未到のモンスターコンテンツとして成長を遂げてきた『相棒』。時代とともに常に新しいテーマを取り入れ、刑事ものの常識を次々に塗り替えてきた『相棒』だが、本作の主要な舞台となるのは東京から300キロ離れた太平洋に浮かぶ孤島。これまでも一時的に東京の街を離れることはあった特命係の2人だが、普段は人が足を踏み入れないジャングル、岩礁、断崖など、ここまで過酷な自然の中で捜査に奔走するのは初めて。最新技術の4K撮影を導入し、沖縄の各所で長期ロケが敢行されたその圧倒的なスペクタクルは、『相棒』の長い歴史の中でもまったく別次元のもの。『相棒』史上最高密度のミステリーが展開するストーリーと合わせて、テレビでは決して体験できない、まさに映画作品ならではの醍醐味に溢れた作品となっている。
極上のエンタテイメントとサスペンス。『相棒』のエッセンスすべてがここに!
主演は水谷豊。そして、3代目相棒として劇場版には初登場となる成宮寛貴。『season 11』でのコンビ結成以降、最高に息の合った演技を披露してきた杉下右京と甲斐享の特命係2人が、本作でも真っ正面から難事件解決へと立ち向かっていく。さらに、特命係を事件調査のために孤島へと送り込む重要な役として、及川光博演じる2代目相棒(現警察庁長官官房付)の神戸尊が再登場。新旧相棒がスクリーンの中で肩を並べるシーンは、ファンには絶対見逃せないものとなっている。もちろん、石坂浩二、鈴木杏樹、真飛聖、川原和久、大谷亮介、山中崇史、山西惇、六角精児、神保悟志をはじめとするレギュラー陣も勢揃い。さらに伊原剛志、釈由美子、風間トオル、宅間伸らゲスト陣の熱演が、「孤島ミステリー」という『相棒』の画期的な新展開を彩っていく。
舞台設定は異例尽くしの今回の『相棒-劇場版III-』だが、水谷豊、成宮寛貴をはじめとする出演者たちが口を揃えて証言するのは、本作がエンタテインメント性と社会派と極上のサスペンスが見事に融合した、これまでの『相棒』のエッセンスを総結集させた決定版的作品になっているということ。監督は和泉聖治、脚本は輿水泰弘。『相棒』シリーズの生みの親でもある名匠2人がガッツリと手を組み、満を持して世に送り出す『相棒-劇場版III-』。すべての『相棒』ファンを熱狂させる、過去最大の興奮に包まれた最高のミステリーがここに実現した。
ストーリー
ある朝、警視庁特命係の狭い部屋に出勤前の2人を待つ1人の男の姿があった。元警視庁特命係、現警察庁長官官房付の神戸尊(及川光博)。杉下右京(水谷豊)にとっては懐かしい、そして甲斐享(成宮寛貴)にとっては見慣れない顔。きっかけとなったのは、「馬に蹴られて男性死亡」と見出しに記された小さな三面記事だった。東京から300キロ離れた太平洋に浮かぶ鳳凰島という聞き慣れない島で起こった、一見ありふれた事故としか思えない記事。尊が特命係を久々に訪れたのは、その事故を手がかりに特命係をその島に潜入させて、妙な噂が絶えない島の実態を調査させるという、警察庁次長甲斐峯秋(石坂浩二)からの密命を受けたからだった。「確かめてみたくありませんか?」。尊は2人をそそのかし、鳳凰島への経由地となる八丈島行きの航空券2枚をデスクに置いて特命係の部屋を出ていく。
気乗りしないまま、八丈島から小型艇に乗って鳳凰島へと向かう特命係の2人。そこはある実業家(宅間伸)が個人所有している島で、島内では元自衛隊員たちが訓練のために共同生活を送っていた。2人を事故現場へと案内するグループのリーダー神(※正式:示申)室司(伊原剛志)と高野志摩子(釈由美子)。右京と享は、表面上は穏やかに、しかし、あからさまに「招かれざる客」として島の人々に迎えられていた。
事故で亡くなったのは、島での訓練に一時的に参加していた予備自衛官(※)の会社員だった。当初、事故調査は島へと潜入するための口実に過ぎなかったが、右京は現場の調査で持ち前の嗅覚と洞察力を発揮。それは「事故」ではなく「殺人事件」に違いないとの確信を深め、極秘に鑑識課米沢守(六角精児)に連絡をとって証拠をつかもうとする。一方、警視庁内でも新たな動きを見せ始めていた。享の父親、峯秋の働きかけによって、右京と享を東京に連れ戻すという名目のもと、捜査一課の伊丹憲一(川原和久)、三浦信輔(大谷亮介)、芹沢慶二(山中崇史)が特命係の後を追って島へと送り込まれることになったのだ。
特命係、捜査一課、そして鑑識課米沢。いつもの面々が島で再会し、事件の鍵を握る決定的な証拠を得て島の宿舎に戻ろうとした時、迷彩服に身を包んだ特殊部隊が彼らに襲いかかった。その計算され尽くした襲撃は、島で右京や亨が見た訓練中の元自衛隊員たちとは明らかに異なる手法のものだった。
彼らを襲ったのは一体何者なのか? そして、事件の真相の先にあるこの島に隠された秘密とは一体何なのか? 外界から完全に閉ざされた孤島=巨大な密室での事故調査は、やがて殺人事件捜査へと変貌し、さらには防衛省、国の権力者たちが暗躍する得体の知れない大きな謎の真相へと突き進んでいくーー。
『相棒』史上、最高密度を誇る極上のミステリー。驚愕の全貌を待て!
巨大な密室。事件はさらなる謎に包まれていく・・・。
スタッフ
監督:和泉聖治
脚本:輿水泰弘
音楽:池 頼広
キャスト
水谷 豊
成宮寛貴
伊原剛志
釈由美子
風間トオル
渡辺 大
吉田鋼太郎
宅麻 伸
及川光博
石坂浩二
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