マイヤーリング
原題:Mayerling
オードリー・ヘプバーン、唯一の未公開主演映画を発見!
1957年/アメリカ/英語/75分/キネスコープ・レコーディング/4:3/モノクロ/字幕翻訳:吉川美奈子 配給:ブロードメディア・スタジオ
2014年04月16日よりDVDリリース 2014年1月4日(土)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ、TOHOシネマズ梅田にて限定公開!
(C)1957 Showcase Productions,Inc. (C)2009 Films Around the World,Inc. All Rights Reserved.
公開初日 2014/01/04
配給会社名 0551
解説
1930年に書かれた小説「うたかたの恋」。この悲恋小説を原作に1957年当時、『パリの恋人』『昼下りの情事』に出演し、その美しさの絶頂にあったオードリー・ヘプバーンが最愛の夫メル・ファーラーとの新婚時に共演、米NBCのブロードキャスト映画シリーズ「プロデューサーズ・ショーケース」の目玉企画として、1957年2月4日の20時から全米で一度だけOAされたTV映画が『マイヤーリング』である。
そのOA以降は世界中どこでもまったく観る機会のない幻のヘプバーン主演映画として、その名前だけが伝説化していたが、当時のTV録画技術キネスコープ・レコーディングで保存されていたマスターをHDで復元化。2013年6月、ドイツ・ミュンヘンに於けるヘプバーン記念展でのワールドプレミア上映が行われた。そして、いよいよ没後20周年を記念しオードリー主演の “新作”映画が日本で公開!
当時のTV映画としては破格の製作費50万ドルを投入。監督には同じ題材を使った1935年のフランス名画『うたかたの戀』(シャルル・ボワイエとダニエル・ダリュー共演)始め数々の名作を監督していたアナトール・リトヴァクを起用。衣装にはアカデミー賞を3度受賞したドロシー・ジーキンズ(『サウンド・オブ・ミュージック』『緑の館』)等、豪華スタッフを結集。また当時のTVショーはライブ放送だったため、演技シーンは生放送での演技となっている。
ストーリー
19世紀後半のオーストリア=ハンガリー帝国。不幸な結婚生活に不満をつのらせた皇太子のルドルフは、派手に遊び暮らし、何人もの女性と浮き名を流すようになっていた。ある日、友人とプラーター公園へ出かけた彼は男爵令嬢で17才のマリーと運命の出会いを果たす。心の清らかさがそのまま顔立ちに表れたマリーの清楚な美しさに惹かれ、初恋のようなときめきを感じるルドルフ。恋する気持ちはマリーも同じだった。しかし、厳格な男爵家出身の彼女と、妻子ある皇太子のルドルフは、お互いに会うこともままならない立場にあった。スキャンダルを恐れた皇帝は、2人の仲を引き裂くべく策を練る。マリーと共に人生を歩むと決めたルドルフは、マリーにプロポーズする。「死ぬまで愛にて結ばれん」と刻まれた結婚指輪をルドルフに贈られたマリーは、至上の幸福に包まれる。しかし皇帝の残酷な仕打ちは二人の愛を引き裂くには十分だった。ある決意を胸に秘めた彼は、「私が遠い所に長い間行ってしまったとしたら?」とマリーに問いかける。「一緒に行く。どこへでも行くわ」と答えるマリー。かくして彼女は、ルドルフに伴われ、マイヤーリングの狩猟館へと旅立った。それが、永遠の世界への旅立ちになるとも知らず……。
スタッフ
監督:アナトール・リトバク
原作:クロード・アネ
衣装:ドロシー・ジーキンズ
キャスト
オードリー・ヘプバーン
メル・ファーラー
レイモンド・マッセイ
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