ゾンビ革命 —フアン・オブ・ザ・デッド—
原題:JUAN OF THE DEAD
ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭2012:銀カラス賞受賞 マイアミ国際映画祭2012:観客賞受賞
2011年/スペイン・キューバ/96分 配給:ファインフィルムズ
2012年10月27日(土)、新宿武蔵野館ほか、全国順次公開
(c) La Zanfoña Producciones - Inti Herrera 2011 all rights reserved
公開初日 2012/10/27
配給会社名 0419
解説
ゾンビを倒して金儲けをしようと計画。キャッチコピーは“愛する人、殺します”。
しかも料金はリーズナブル。
こうして、フアンのビジネスと冒険を巡るキューバ発ゾンビ・コメディーが誕生。
ぜひ、愛する人たちとお楽しみあれ。
ストーリー
40歳のフアンは、人生の大半をキューバという国で文字通り何もせずに過ごしてきた。
その生き方を守るためなら、どんな犠牲も厭わない。いつも一緒にいる友人のラサロは、フアンに負けず劣らずの怠け者であり、彼の2倍バカな男だ。そんなフアンが唯一、気にかけている存在が美しく成長した娘のカミーラ。しかし当のカミーラは、トラブルを起こすことにしか能のない父親とはできる限り距離を置きたい様子。
そんな折、突如として町に奇妙な出来事が起こり始める。人々が凶暴になり互いを襲い出したのだ。当初、フアンは新たな革命が起こったのだと考える。国営メディアも、米国より資金援助を受けた反体制派キューバ人による単発的な事件と報道。
しかし、やがてフアンとその仲間たちは、犯人が普通の人間ではなく、簡単に殺せるような相手ではないことに気づいていく。その正体は、吸血鬼でもなければ悪霊でもない。
もちろん反体制派など論外だ。一度でも噛まれた者は同じく凶暴な殺人鬼へと化し、息の根を止めるには脳に致命傷を与えるしかない。
この状況を乗り切るため、フアンが考え出した最善策は金儲けだった。
キャッチコピーは“愛する人、殺します。フアン殺人代行社”。チームのメンバーはラサロにその息子のブラディ、そしてカミーラ(祖母に殺されかけそうなところをフアンに助け出された彼女は、チームに加わるより他に選択肢がなかった)だ。
彼らの業務は感染者を排除し人々を助けること… しかもリーズナブルな料金で。
しかし血に飢えた敵は大増殖し、手に負えない状況に。住民たちは途方に暮れる。
もはや残された者が助かる道は1つ。海に脱出し、殺戮の限りが繰り広げられる島から離れることだ。ついにフアンは、一生をかけてかたくなに避け続けてきた行動を選択せざるをえなくなる。それは自らの(ヒーローとしての?)責任を自覚し、希望を掲げて愛する者を導くこと。そして血肉を貪るゾンビの島となってしまったハバナの混乱から、彼らを安全に救い出すことだ。
スタッフ
監督・脚本:アレハンドロ・ブルゲス
製作総指揮:クラウディア・カルビーニョ/インティ・エレーラ/ヘルバシオ・イグレシアス
ラインプロデューサー:ラウラ・アルベア
撮影:カルレス・グシ
編集:メルセデス・カンテロ
美術:デルビン・ハコメ
衣装デザイン:エステル・バケロ
キャスト
アレクシス・ディアス・デ・ビジェガス…フアン役
ホルヘ・モリーナ…ラサロ役
アンドレア・ドゥーロ…カミーラ役
アンドロス・ペルゴリーア…ブラディ・カリフォルニア役
イャス・ビラー…チナ役
エリエセル・ラミレス…プリモ役
アントニオ・デチェント…ジョーンズ牧師役
ブランカ・ロサ・ブランコ…サラ役
エルサ・カンプ…イーヤ役
スサナ・ポウス…ルシーア役(フアンの不倫相手)
ルイス・アルベルト・ガルシア…父親役(フアンが助ける少年の父親)
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