沖縄 宮古島に残る神歌と古謡。歌い継ぐ人々の深淵なるドキュメント

第64回 ロカルノ国際映画祭(スイス)、批評家週間部門 「批評家週間賞・審査員スペシャル・メンション2011」受賞作品 第17回函館港イルミナシオン映画祭2011 正式招待

2011年/日本/カラー/HD/ステレオ/104分 配給:太秦

2012年9月15日より東京都写真美術館ホールにて<魂>のロードショー!

(c) Koichi Onishi 2011

公開初日 2012/09/15

配給会社名 0864

解説


歌うことは、神とひとつになること
生きる願いは声となり、神へ届く
魂のありか「ミャーク(宮古島)」への旅路

魂が激しく揺さぶられる時、古代から続く記憶が静かに甦る

鳴り止まない拍手と歓声。スイス、第64回ロカルノ国際映画祭での快挙。
グランプリに次ぐ<批評家週間賞 審査員スペシャルメンション2011>を受賞。

沖縄県宮古諸島には、沖縄民謡と異なる知られざる唄がある。厳しい島での暮らしや神への信仰などから生まれた「アーグ(古謡)」と「神歌(かみうた)」がそれだ。昔からこの島では生きることと、神への願いと唄はひとつのものであった。あたかも遠い時代に輝いた星の光が時を経てこの地球に届くように、この島ではいまだに古くからの信仰と唄がその姿を色濃く残す。それらは、宮古諸島に点在する村々の中でひっそりと歌い継がれてきた。特に数世紀に及ぶ長い歴史を持つ御嶽(うたき:霊場)での神事のなかで歌われる「神歌」は、喜びと畏敬の念をもって、幾世紀にも渡り口伝されてきた。すべては音楽家の久保田麻琴が、島でそれら貴重な唄に出会ったことに始まる。そしてそれらの素晴らしい歌群が、絶滅の危機に瀕していることを知る。本作は歌を唄い継ぐ人々の暮らしを追うなかで、神と自然への畏れ、そして生きることへの希望を見出したドキュメンタリーだ。監督の大西功一は、秘められた島の神事を追い、生きることと信仰と唄がひとつだった時代を知る老人達と寄り添い、いまだ原初の姿が生きる奇跡の島、ミャークを鮮やかに投影した。

ストーリー









スタッフ

製作・監督・撮影・録音・編集:大西功一
原案・監修・整音:久保田麻琴
デザイン:有山達也+岩渕恵子(アリヤマデザインストア) 
宣伝協力:鎌田雄介/天久雅人/穐場慶吾/サラーム海上

協力:東京[無形文化]祭 
後援:沖縄県/宮古島市/宮古島市教育委員会/エフエム沖縄/沖縄タイムス社/沖縄テレビ放送 宮古新報/宮古テレビ/宮古毎日新聞社/ラジオ沖縄/琉球朝日放送/琉球新報社/琉球放送(順不同)
特別協賛:特定非営利活動法人 美ぎ島宮古島/日本トランスオーシャン航空株式会社/有限会社 宮古ビル管理(順不同)

キャスト

久保田麻琴
長崎トヨ
高良マツ
村山キヨ
盛島宏
友利サダ
本村キミ
ハーニーズ佐良浜
浜川春子
譜久島雄太
宮国ヒデ
狩俣ヒデ
嵩原清
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