封印された真実の愛

直木賞受賞短篇集連城三紀彦『恋文・私の叔父さん』所収 珠玉の名作待望の映画化!!

2012年/日本/カラー/99分/ 配給:マジカル/ Thanks Lab

2012年3月3日よりユナイテッドシネマキャナルシティ13他九州各地先行上映 4月7日より銀座シネパトス,新宿のK K' 's cinema 立川シネマシティ他全国順次公開!

©2012私の叔父さん製作委員会

公開初日 2012/03/03

配給会社名 0503/1130

解説


本当に人を愛する力は、どんな障害も乗り越えてゆけるはず・・・それが、たとえ叔父と姪であろうと・・・
第91回直木賞を受賞した短篇集「恋文・私の叔父さん」に所収されている、連城三紀彦の切実で禁忌さえ乗り越えていく愛が描かれている「私の叔父さん」。
今作は、監督細野辰興が、助監督時代より原作に惚れ込み、「本当の愛の持つ優しさを伝えたい」と、俳優高橋克典に声を掛け映画化が実現した。叔父と姪。大叔父と姪孫。19年にも渡る、禁忌ゆえに一層、切ない本物の愛。
原作に対する監督、出演者たちの永年の想いが、骨太で繊細な純愛映画を誕生させた

主演田原構治を演じるのは「竜二Forever」「誘拐ラプソディ」「特命係長只野仁」の高橋克典。20代のカメラマン助手と40代のカメラマンの二役を、自身の心の変化とともに見事に演じきり新境地を開いている。その禁忌の相手役、姪の夕季子には「受験のシンデレラ」(モナコ国際映画祭最優秀主演女優賞)「ハードライフ」「99年の愛(TBS)」の寺島咲。大林宣彦監督の秘蔵子と称される演技力は今作でも遺憾なく発揮されている。構治と夕季子の恋愛模様を18年後に察する夕季子の娘夕美子は、九州朝日放送の人気番組「ドォーモ」の新人オーディションで選ばれた松本望。構治、夕季子、夕美子の3人の19年にも渡る真実の愛が繊細に描かれている。構治の師匠であるカメラマン大久保には長谷川初範。その厳しい愛のムチが時には構治を追い込んでいく。結果的に構治の恋敵として寡黙な男布美雄を演じるのは鶴見辰吾。カメラが趣味という布美雄が撮った夕季子はどのよう表情を見せるのか?
夕季子の母、構治の姉郁代を演じたのは、ベテラン松原智恵子。温和な表情が家族を包んでゆく。構治が世間や社会に抗ってまで辿り着いた真実の愛とは・・・?

ストーリー





カメラマンの田原構治(45)(高橋克典)は、大学受験のために上京し自分のマンションに寝泊まりさせていた夕美子(松本望)(18)の発言に言葉を失った。夕美子の母親で、18年前に夕美子を生んで間もなく死んだ夕季子(寺島咲)は、構治の姉・郁代(松原智恵子)の一人娘で、構治とは叔父、姪に当たる関係だった。
18年前に構治と夕季子の間に何が有ったのか?
福岡の実家で、構治を交え、郁代、そして夕美子の父親布美雄(鶴見辰吾)に対して、夕美子は、母夕季子と構治が愛しあっいたと言い張り、その証拠として構治が撮った、赤ん坊の自分を抱いた母夕季子の5枚の写真を見せるのだった・・・
執拗な夕美子の追及に構治の想いは18年前に遡って行った・・・
構治と夕季子は兄妹のように育った6つ違いの叔父と姪。
ある日、東京でカメラマン修行をしている構治の元に、見違えるように綺麗になった夕季子が上京し7年ぶりの再会を果たした。
上京した夕季子は、一ヶ月間どこにも行かず献身的に構治の世話を始める。お互いがお互いの気持ちを察しながら2人の恋愛模様が微かに回りはじめる・・・
そして、構治が世間や社会に抗ってまで辿り着いた真実の愛とは・・・?

スタッフ

監督:細野辰興
原作:連城三紀彦「私の叔父さん」(新潮文庫『恋文』所収)
主題歌:「恋歌」Do As Infinity
製作:私の叔父さん製作委員会
(アイエス・フィールド マジカル Thanks Lab 
ダモアエムシープロモーション 九州朝日放送 
パールダッシュ 新宮霊園 Takujiクリエイト 
ミュージックシネマズジャパン超ミネラル総研)
制作:アイエス・フィールド

キャスト

高橋克典
寺島咲
松本望(新人)
山田キヌヲ
草野康太
大川良太
長谷川初範
鶴見辰吾
松原智恵子

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