原題:THE KILLING ROOM

これが本当の事件であることを信じたくない。

2008年/アメリカ/カラー/1時間34分/6巻/2557m/スコープサイズ/ドルビーSRD/PG-12 提供:角川映画・ハピネット 配給:角川映画・アンプラグド

2009年11月14日(土)シアターN渋谷他にて全国ロードショー!

(c)2008 PHASE ONE FILMS SHREVEPORT,LLC.

公開初日 2009/11/14

配給会社名 0058/0712

解説


『テキサス・チェーンソー ビギニング』のジョナサン・リーベスマンによるスタイリッシュなホラーサスペンスが登場!

マイケル・ベイやトビー・フーパーもその実力を認め、『テキサス〜』では低予算作品ながら全米初登場2位となる大ヒットを飛ばしたジョナサン・リーベスマン監督。日本でもクリーンヒットを飛ばし、今や、リーベスマン作品に外れなしと言われるほどの大注目株。彼の演出に導かれるように、クロエ・セヴィニー、ティモシー・ハットンなどの実力派俳優たちが渾身の演技を見せる!展開が読めない巧妙な仕掛けと、スタイリッシュなカメラワークが冴え、サンダンス国際映画祭でも正式出品されアメリカで高い評価を得た必見の一作だ。

それは実験室の中で起こった。

ある心理実験に参加するため集まった4人の男女。簡単なペーパーテストに答えた後、「人間の精神の状況が変化する様を見たい・・・。」と、にこやかに説明する実験室の博士に言われるままに、アルバイト感覚で始まった部屋の中での実験。
しかし突然、4人のうちの1人が博士にピストルで撃ち殺され、その部屋は地獄の殺人部屋へと変貌した。
繰り出される問題に正解しないと容赦なく殺される!
部屋に出口は無い!
限界を超えた恐怖が人間の心理を狂わせ、妄想を生み、仲間同士の裏切りが始まった!

全米を揺るがせた実際の事件、[MKウルトラ]=マインドコントロール計画の恐怖を描いた問題作!

MKウルトラとは、1975年、ロックフェラー委員会によってその存在が明らかになった人間実験計画。ドイツ語のMIND KONTROLLE(マインドコントロール)から名付けられたとされる、冷戦時代にCIAによって行われてきた国家的極秘のプログラム。LSDや電気ショックが使われるなど、残虐な実験行為があったと後に証言され、全米が騒然となった。CIA長官の指示によりその資料は破棄されており、現在研究の詳細を知ることはできないが、9.11以降、テロとの戦いに備えMKウルトラが今でも行われているという噂がある。本作はその衝撃の事件を実験側と被験者側の双方から描き、問題の核心を鋭くえぐり取る。

密室が舞台だからこそ選ばれた実力あるキャストたち。

主演を務めるのはクロエ・セヴィニー。『ボーイズ・ドント・クライ』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、近年ではラース・フォン・トリアー、ジム・ジャームッシュ、デビッド・フィンチャーなどの人気監督作品に次々と出演。
共演は『普通の人々』でアカデミー賞助演男優賞を受賞、近年は『愛についてのキンゼイ・レポート』などにも出演している実力派、ティモシー・ハットン。
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』などに出演しているピーター・ストーメアは、人気テレビドラマ「プリズン・ブレイク」の演技も記憶に新しく今回も怪演を見せる。
他には、『ドラムライン』で主演を務め、近年は、監督やミュージシャンのほか、ファッションブランドを立ち上げるなど多方面で活躍し、ピープル誌の「最も成功しているハリウッドの若手10人」にも選ばれたニックキャノン。『タイガー・ランド』のシェー・ウィガム、『17歳のカルテ』『ゾディアック』のクレア・デュヴァルも存在感を示す。 

ストーリー





ケリー、トニー、クロフォード、ポールの4人は、詳しい内容を知らされないまま、ある実験の契約書にサインする。最初のうちは、すべてが普通の実験のように見えた。博士に案内された小さな部屋で、人間の精神力と忍耐力の限界を調査するための実験を行うと説明される4人。彼らが知らされたのは、報酬は1日250ドル、実験は4段階に分かれていて、それぞれの実験で1人ずつ脱落者が出る仕組みということだけだった。

説明を終えると、博士は突然、4人のうち1人の頭を拳銃で撃ち抜き、部屋から出るとドアに鍵をかけてしまう。残された3人は何が起きたのかを必死で理解しようとするが、なすすべもなく、最初の犠牲者の頭から血が流れるのを見つめている・・・。その時、壁のハッチが開き、一発だけ弾がこめられた拳銃と、“問題”の書かれたメモが床に落ちてくる。
メモには“アメリカ人が1から33までの間で一番良く選ぶ数字は?”と書かれていた。正解から一番遠い解答をしたものが次の犠牲者となり、誰か1人でも解答を拒否すれば全員が殺されるという。

博士はいったい何者だ?
これは本当に実験なのか?
この実験で何を調べようとしているのか?
拳銃は何のために使うのか?
生きてここを出る方法はないのか?

彼等は“問題”の答えを出そうと必死に考えながら、一方でパラノイアや恐怖感が限界を超え、互いを疑い、醜い裏切り行為へ疾走する。

その間、背後のマジックミラー越しのモニタールームでは、彼らの言動すべてが記録されていた。この恐ろしい実験の主催者はいったい誰なのか?外国人テロリストによるものなのか?

一切が不明なまま時間が過ぎていく。
犠牲者は次々に増え、問題も次々と繰り出されていく。

実は、これらはすべての権力から独立した恐ろしい組織が関与するものだった。危険な心理実験の裏で、長年隠されつづけたCIAの巨大な陰謀が次第に明らかになる・・。

これは、アメリカ中を震感させた実際の事件「MKウルトラ」に基づく、密室ホラーサスペンスの傑作だ。

スタッフ

監督: ジョナサン・リーベスマン
プロデューサー: ロス・M・ディナースタイン、ボビー・シュワルツ、ガイモン・キャサディ、ベン・フォークナー
共同プロデューサー: ガス・クリーガー 
エグゼクティブ・プロデューサー: ジョナサン・リーベスマン、アン・ピーコック、ジェフ・サガンスキー、ジャン・リュック・ド・ファンティ
原作: ガス・クリーガー
脚本: ガス・クリーガー、アン・ピーコック
撮影: ルーカス・エトリン
美術: シャーリーズ・カーデナス
編集: ショーン・カーター
音楽: ブライアン・タイラー

キャスト

クロエ・セヴィニー
ティモシー・ハットン
ピーター・ストーメア
ニック・キャノン
クレア・デュヴァル
シェー・ウィガム

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